めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

人と自然に生かされる人生

2017-06-19 16:09:56 | 日本人

太古の昔から、人類は、大自然の資源を利用し、様々な動植物を
命の糧として種を繋いできました。
地球に生きる数ある生き物の中で、人類は断トツに、自然からの
資源と命を得る事に依って、圧倒的な繁殖を行い、現代社会に於いては
あらゆる生き物の頂点として、独占的に地球資源を利用できるまでに
進化してきました。

しかしながら、長い歴史の中で、ここ数百年の人類の進歩は、余りにも
急速に地球資源を消耗し、他の生き物達の環境を悪化させています。
人類が消費する資源は、他の生き物達の生態系を破壊し、多くの生き物を
絶滅させています。
この事は、20世紀に入った頃から次第に危惧され、近年では、この行為が
人類に大きな悪影響を与える事が明らかと成り、近い将来、人類の未来すら
危うくなると言われるほどです。

とは言え、この非常事態に対し、世界中が、対策を考えると思いきや
様々な国情により、相変わらず自然資源を破壊し続ける国々がいたり
環境問題を訴えていた超大国が、突然、反旗を翻すように、化石燃料の
大幅利用に方針を変えたりと、地球の未来には、益々暗雲が掛かっています。

地球資源は、人類共通の富であるとする考えと、未来に繋ぐために
如何にその大切な資源を守って育てて行くと言う考えから、
残り少ない資源を独占し、自分達だけが生き残ると言う、独裁的な考えが
新たなる世界の流れと成って、生き残りをかけた暗い時代になる可能性も
大きくなって来ました。

我が国の周辺国の度重なる選管漁業水域近くまで押し寄せる近隣国の漁船は
資源保護の為に制限を設けた魚介類を根こそぎ漁獲する事で、我が国の漁業に
大きな影響を与えています。
大量捕獲に依る乱獲が、どれ程漁獲量減少に繋がるかと案ずるのは
日本だけであり、周辺の国々は、有るだけ全てを取り尽くす勢いです。

しかしながら、かつての日本遠洋漁業は、同じような手口で、世界中の
漁場から魚介類を獲り尽くし、あらゆる海域で水産資源を減少させてきた
苦い歴史が有り、周辺国からすれば、我が国の訴えが耳に入らないのかも
知れません。
あらゆる世界の資源を採り尽くし、近代国家を築いた先進国の多くが
少なくなった資源に対し規制をする事は、発展途上故国の進歩を妨げる
と言うだけでなく、大国のエゴとして、それらの国の人々に大きな反発を
呼ぶ結果ともなっています。

この事は、現在の世界の軍事力の世界的なバランスに対しても、
大国の独占と共に、発展途上国の不満が募っている原因とも言えます。
核保有に圧力をかける多くの国々に、多くの核を保有している国が有り、
その力の圧倒性が、発展途上国の進歩を阻止ているとする考えもあり、
同じような核保有を望む国々の不満を大きくする事と成っています。
単に、核の力は、世界の平和を維持するために必要という考えは
その力が、発展途上国を永久に不利な立場へ追い込む物として
大いなる反発を呼んでいるのです。

国を守るための切り札としての核の保有は、その膨大なる力に依る
独裁制を強め、テリトリー確保と共に、国際的交渉力を高める物であり
世界中が平等に平和な世界を築く理想とは程遠いものと成っています。
しかしながら、例え、核を持ち、圧倒的な力を保有したとしても、
現実の地球環境の悪化は、誰にでも平等に、飢餓の危険性を生み、
人類の未来を危ういものにする可能性が高いのです。


この事は、日本国内においても、生活レベルの二極化により、多くの人々に
生きて行く為の命の糧の供給が心配されますが、何でも手に入ると思える
富裕層であっても、地球規模の食糧危機が訪れれば、いくら所得が有ろうと
実際に手に入る食料は限られ、いずれ同じ苦しみの道を辿る事と成るのです。

今や、経済的なレベル差が人々の幸せのバロメーターの様に言われていますが、
一部の人達だけが潤う社会は、当然、許されるものでは無く、絶対的多くの
国民の反感を買う事と成るだけなのです。
一部の富裕層が成り立つ条件は、彼らが、自分達の欲しいものを手に入れる
だけでは成り立たないのです。

国民全体が、基本的な人権が守られ、生活が守られる事が前提条件であり、

多くの国民が生活に疲弊している状態では、平和な国家の維持は難しく、
現在の様な独占的で身勝手な政治が行われている我が国が、このまま先
安全で平和な社会を築いて行けるとは言えないのです。

何とか、国が、この不況から低迷する社会を変えてくれると思っても

社会を変えるべく人たちの不正や私的欲望が目立っているようでは、
暴動とはいかないまでも、近い将来、国民の不満が爆発する事は
避けられないと思われます。

今や、日本国民は、非常に疲れ切っています。

若者から高齢者まで、自らの道を決められず、未来を夢見る事も出来ず
一部の社会を作り上げている人たちの欲望のカラクリに四苦八苦して
毎日の生活に苦しんでいるのです。
資産を多く持つ人も、日々の生活に喘いでいる人たちも、一体何のために
生きているのか、何を目的に生きて行けば良いのか、解っていない方が
とても多いのです。

メディアに示される所得の使い方を実践したとて、それは、単に

企業を潤すだけであり、自分の心を満足させるものでは無いのです。
様々なコマーシャルにより、何をしたら楽しいか、幸せなのかと言う
企業の収益を得るための提案に乗せられて、様々な取り組みを行ったり
世界中の食を得たとしても、それは、全て一過性の満足であり、本当に
自分自身の心を満足するものでは無いのです。

毎日家庭に流れるにこやかなタレントたちの幸せな笑みは、薦められる

あらゆる商品を試したとて、同じ様な喜びは得られません。
何故なら、その笑顔の裏には、常に、膨大なる収益を目論む人達の
計算高い狙いがあるからなのです。

私達の生活は、単に、衣食住を満たせば良いと言う物ではないのです。

誰もが欲するものを手に入れても、本当には満足できないのです。
どんなに素晴らしいと言う物を手に入れても、それよりさらに素敵な
新製品が生れ、更には、別の物に対する社会的価値観が生まれるからです。

地球からの膨大なる資源を利用するのも、日々の食料を手に入れるのも

全ては、人間として、お互いに幸せに生きて行く為の手段に過ぎません。
様々な事を体験し、あらゆる食を得たとしても、その価値は、物に無く
得た事に依る心の躍動にあり、心の進歩に有るのです。
それは、その事に依って、より豊かな人間関係を作り、地球の糧に対する
より深い感謝の心を育てる事なのです。

物を食を得るために争って、お互いに憎しみ合って生きて行く様では、

生きる喜びも、人の中に生きる意味も解らないのです。
素晴らしい食も、美しい大自然も、心が豊かになる事で意味を成し、
そのものを得たり、破壊したりする事では、決して幸せにはならないのです。

私達現代人は、余りにも多くの物を身の回りに集め、自分達の都合だけで

その価値観を見出しています。
必要とする時は、大金を積んだとしても、必要としなく成れば、そのまま
環境の中に投げ捨ててしまう。単に消費して行くだけの生き方を続ければ
当然資源は無くなり、自分達の心はいつまで経っても満足しないのです。
すると、自分の持っていないものを欲しがり、挙句の果ては、無理やり
略奪するようになるのです。その終末的行為が戦争と言えるのです。

人は生き物であり、どんなに豊かな生活をしても、その肉体は次第に萎え

衰えて来るのです。
経済的に素晴らしい生活をしていても、肉体的には衰えて来るのです。
人は、様々な方法で不老不死を願い、何時までも外見的に若くありたいと
一生想い続ける生き物です。
どんなに経済的に豊かであっても、身体は、衰え、醜くなって行きます。
世界中の人類に共通の事であり、生き物の運命と言えるものです。
どんなに、地位や財産を築いたとしても、いずれ、全てを棄てて
大地に帰って行く運命にあるのです。

しかし、そんな醜く衰えた身体であっても、人間の素晴らしさは、

其々の心に育った、人としての豊かな人間性なのです。
様々な体験をし、地球環境で生き物の中で生きて来た、生物としての
人としての心の進歩なのです。

身に付けた外見的な物がすべて消え去っても、心の中の思いは

死ぬまで消えることなく、生きて来た意味と価値を教えてくれるのです。
たまたま選んだ人生は、人々の中でに個性を示すものであり、その時得た
地位や財産は、道具に過ぎません。
沢山の経験によって育てられて心は、本当の財産であり、個としての
世界で一つの価値と言えるのです。

その、唯一無二の素晴らしい心を育ててくれたのが、自分以外の人であり

地球環境であるのです。
世界に一つしかない自分を育ててくれる人と自然にいかに関われるかが
自分自身の心の価値を決めてくれると言えるのです。
人は、生かされて生きると言えるのです。
人と自然に、如何に豊かに生かされているかを自認して生きられる日々が
争いを呼ばない、本当の幸せを感じられる人生を送る事と成るのでは
ないでしょうか。

『社会』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 大絶滅はAIによって引き起こ... | トップ | 自分を見失った日本人 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL