めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

人々の心を救えない災害対策

2017-07-13 16:12:04 | 日本人

酷暑は、近年当たり前とは言え、7月に入って、夏とは言え、
毎日のうだるような暑さに閉口してしまいます。
街中を歩いていても、ちょと建物の中に身を隠せば、刺す様な
厳しい夏の日光とて逃れることが出来、気持ち良くクーラーの効いた
お洒落なお店は、一時とは言え、外の猛暑を忘れさせてくれます。

それにしても、この暑さの中で、大雨の被害に遭われた方々は悲惨です。
最寄りの施設に避難しているとはいえ、連日の猛暑の中で、クーラーもない
体育館の様な場所では、益々体力も気力も奪われ、更なる大きなリスクを
負いかねません。
近年、天変地異が日本各地を襲い、その度に多くの被害が出るのですが、
その都度思う事は、災害に対する物理的対策は進歩しているものの、
被災者たちをケアする方法にまだまだ不備が多く、ただでさえ心も身体も
打ちのめされているのに、一向に被災者たちの心は休まらないのです。

まずは、被害を受けた街を、少しでも元の姿に戻すための作業は必要ですが、
被災者たちは、災害の後も長くその現状回復に携わらなければならず、
健康に不安がある人だけでなく、被災するまで元気に生活出来ていた方々も
精神的に大きな衝撃を受け、思いもしない病を背負ってしまう事も有るのです。
住む場所を失っただけでなく、家族を失った方々の心内は幾何か、かつて
同じような体験をしたことを思い出すと、心が締め付けられます。

ニュースとしては、月日がたてば遠い過去と成って、時間と共に人々から
忘れられていくのですが、被害を被った方々としては、一生を通じて
深く心に刻まれる悲しみの記憶と成るのです。
国からだけでなく、日本中の人々から暖かい援助の手がさし伸ばされるのですが、
本当の援助は、被災者からの生の声から判断される事が大切です。
被災地に対する援助は、多くの人々からの善意の気持ちなのでは有りますが、
被災者の状況、現地の復興状態によって、その内容を変えて行かなければならず
せっかくの救援物資も、かえって邪魔になってしまう事も有るのです。

また、被災者たちの苦しみは、災害を体験した時よりも、その後の人生に於いて
様々なハンディを抱き続けなければならないのです。
ニュースを見た第三者からすれば、被災者たちは、いわゆる災害弱者であるため
国や自治体などが様々な援助を行って行くのが当たり前と思われるのですが、
災害後のアフターケアも、人々の勝手な考えで成されたり、様々な援助に対し
心無い批判をしたり、更には、教育や職場に於いても、嫌がらせやイジメの
対象とされる事も珍しくないのです。
日本中の教育現場で、様々なマイナス要因を取り立てられ、イジメの対象と
なっている子供たちが多いのですが、災害に遭ったというだけで、
多くの人達の援助によってようやく学校に行ける様になったというだけで
その事に不満を持つ子供たちによってイジメられているケースもあるのです。

被災者たちの多くは、その地で、長年、その土地柄や風土に育てられ、
お互いの深い絆で地域全体で生活環境を守って来たのです。
それが、一瞬にして、全てが奪われた状態になったのです。
第三者からすると、大水害によって、それまで生活して来た家や土地が
破壊され、その甚大な被害に驚くだけなのですが、そこで経験した人々は
それまで生きて来た全ての基盤を失い、更には、人として育んできた
故郷の地に合った心も失われてしまうのです。

災害復旧によって、街が元の様に復興したとしても、人々の心には
新しい街に馴染む気持ちが復興していないのです。
幼い頃からお思い出が、美しい野山、地域の人達と長年生活して来た
心安らぐ故郷が無くなってしまっているのです。
この事は、家族を失った事と同じように悲しく切ない物なのです。
心無い人たちは、近代的な街に変わって、さぞや幸せだろうと
揶揄するる事もあり、故郷と言え、本当の故郷に住んでいるとは言えず
さらには、そこに住む事に対する批判をする方も居るのです。

近年、日本中に大きな被害をもたらす地震や台風、集中豪雨が増えています。
毎年繰り返される日本中の悲劇は、災害規模が大きくなるだけでなく、
被災した多くの人々の心の傷が癒されないのが大きな問題です。
国に依る様々な教育福祉問題も同じく、現場の本当の声が伝わらず、
政府の一方的な政策で、目に見える援助は援助は多くとも、実際に
教育現場や福祉現場で求めている事が政府関係者に伝わって
いない事が多く、施設ばかりが立派になって、子供達や高齢者の
本当の望みが叶えられていないのが現状です。

相変わらずの縦割り行政も有って、災害で苦しんでいる人たちに

一番適切な支援が成されていないのが現状です。
被災して何日も経ってから、ひょっこりと視察に来たとて、
如何なる理由があっても、人々の上に立つリーダーとは言えないのです。
日本に於ける弱者に対するケアは、とても先進国のお手本とは言い難く
如何に、日本を牽引して行くべき人たちは、国民に向かい合っていないかが
解ります。

太古の昔から、日本は自然災害が絶えない国なのです。

その地に住むと言う事は、如何に災害に対して、国民を守れるかと言う
永遠の命題が有るのです。
災害が起こった時慌てて対処するのではなく、年間を通して、具体的対策を
講じて行く事が大切です。
そして、単に日本の自然を破壊して、国民を守るのではなく
私達が生かされて来た大自然を守り、かつ、人々を心から守って行く事が
日本人の代表として政を行うリーダーとしての条件と言えます。

 

 

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