めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

恋愛下手で結婚できない若者たち

2015-06-25 13:35:22 | 結婚

ネットやマスコミからの情報が誰にでも簡単に手にする事が出来、
私達の生活は、膨大なる知識からの選択に終始しています。
毎日飛び込むテレビからのあらゆるコメント、ネットを開けば
その規模は世界的なレベルと成ります。
何か解からない事が有れば、瞬時に様々な解決策が検索され、
思い悩む前に答えが出てしまいます。

恋愛に関しても、その情報は読み尽くせぬほどの量であり、

思い悩む以前に答えが出てしまったりします。
しかし、日常の生活に於いても、仕事に於いても、プライベート
に於いても、あまりにも簡単に情報が手に入ることにより、
思い悩む以前に、解決策や手段が選べてしまいます。

確かに、社会生活や仕事上は非常に便利になりましたが、

ことメンタルな問題となると、非常に便利ゆえに、ビジネスライクに
なってしまったり、お互いに深く踏み込めなくなったりと、
心が燃える、情熱的な愛が芽生えなくなっています。

しかも、あまりの情報から、恋愛対象や結婚対象の異性の

条件やパターンが決められてしまい、それにあてはめる事により
自分自身のからの判断基準が無くなり、せっかくの機会を
逃してしまったり、異性への感覚が薄れたりしてしまいます。

以前は、憧れと実際は異なるものだと言う事が、人々の心の

根底にあったのですが、膨大なる情報の洗脳により、あたかも
自分が欲する人は、情報から得られる対象となっているのです。

この事は、特に若い女性に多く見られ、現実の恋愛を求めず

異性に対する興味も失っている方も多く見られます。
更には、女性が社会進出して、一人でも生活できるようになったり
1人でいる事のプレシャーが昔ほど強く無くなっている事にも因ります。

しかし、私達人間は、本来、社会性のある動物として、お互いに

関わり合って生活し成長していくものです。
つまり、多くの人と関わりあり、異性と関わり合う事によって
人間として社会人として、身も心も成長していくのです。

中でも、異性から受ける様々な影響は、例えネットの情報と比べても

比べものにならない程濃密で豊かなものなのです。
同じ空間で、五感を通じて感じ取るお互いの情報は、
マスコミ情報で得られる知識よりもはるかに膨大なのです。

そして、その情報は、お互いに共有する事によって、より豊かに

オリジナリティを持って成長していくのです。
情報と言うのは非常に断片的であり、例えそれが沢山集まっても
自分自身の本当の解決策とはなりえないのです。

今の若者たちは、非常に博学で、クールで、大人の様に見えます。

しかし、それは、若者に共通の社会判断であり、周囲と上手く
やり取りするための手段に過ぎません。
これは、かつて私達が使い分けていた公私の公と言う部分であり
時代の違いは有れど、社会人としてのたしなみの様なものでした。

しかし、問題は、私の部分にあたるプライベートの部分です。

このプライベートにも、情報からくる基準が働いているのです。
社会的な顔とプライベートの顔が有ってこそ、一人の人間として
成長していくのです。
恋愛は究極のプライベートとも言えます。
この先には結婚と続く、大切な入り口とも言えるのです。

素晴らしい知識を持ち、なんでも冷静に判断できる若者が、

異性に対峙したとき、知識が邪魔をして、本来の自分が持っている
沢山のセンサーが働きません。
見た目と知識が邪魔をして、本当の相手の姿が見えません。

人は、太古の昔から、大自然の中で、五感を磨き、

人との間で心を育ててきました。
その時、一番大切な事は、人や自然と対峙したときに、瞬時に
最適な方法を感じ取る能力でした。
それが無ければ、自然に負け、子孫を作ることも出来なかったのです。

どんなに豊かな知識が有っても、それは道具に過ぎず、

その道具を瞬時に使いこなすのは、瞬間の状況判断です。
今の若い人に求める事は、原始人の様な身体全身で感じる
状況判断力です。
誰かの判断に任せる情報判断は、どんなに多くても無駄なゴミです。
仕事にもプライベートにも、自分を信じて、五感で感じられる
若者に成って欲しいものです。



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