めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

戦争となった時

2017-04-25 18:02:55 | 東京

一発触発、と言う言葉が、今や日本を取り巻く状況と言えます。
近年、世界で様々な争いが起こり、更には、頻発するテロに
眉を顰める方も多かったと思われますが、今回ばかりは、他人ごとで
済ましている場合では有りません。

正に、お互いにタイマンを張ったヤクザの喧嘩の様に、周囲の制止には
耳を貸さず、お互いに牙を剝き出しにしている状態です。
挑発を繰り返し、けしたてる姿は、もはや、誰も止められない事態まで
進んでいて、よもやの事態が、現実と成る可能性も十分出てきました。

しかしながら、お互いに、何処かの遠い南の島でやってくれればいいのですが、
その戦場となりかねないのが、今の日本が置かれた立場と言えます。
日本に、米軍基地が在る限り、日本にミサイルを放つ理由は十分です。
もし、その様な事態と成ったら、それこそ、日本社会は、平和な時代から
一気に戦争の地獄へと叩き落されるのです。


次第にその危険性と回避方を説く政府広報がメディアに登場し、その可能性が
ある事を国民に伝え始めています。
もしもの時の、身の守り方が指示されるも、多くの日本人にとっては、今だ
他人事の様に思えているのです。
避難の方法を説明されても、いざ、その様な状況が起こらない限り、具体的に
イメージすることが出来ない国民が殆どであり、何とか、現実とならない事を
祈る事しか有りません。

とは言え、この危うい状況に不安を覚えているのは、日本人だけでは有りません。
様々な噂が流れ、日本国内に生活する在日朝鮮人の人達も、不安が募っています。
第二次世界大戦の時も、やはり同じく、在日の欧米人や中国韓国系の人々は
不安を抱かざるをえなかったのです。
現実問題として、多くの悪質な噂話が流れ、そのせいで、危害を加えられた
海外の方々は多く居たのです。

今回も、巷では、日本人に紛れた特殊工作員が、水道水に毒を混ぜるとか、
有毒ガスを撒く準備をしているとか、よかなぬ噂が流れてきています。
また、韓国に住む多くの欧米人や日本人、更には、北朝鮮に住む残留孤児
取材陣、拉致された人々に対する危害と、多くの不安材料が上がっています。
日本に住む多くの在日朝鮮人へのバッシングも強まると思われ、戦争は
直接人々を傷つけるだけでなく、様々な立場の人達の生活を破壊してしまう
可能性も十分に考えられるのです。

メディアは、一番ニュースソースと成る直接的な戦いを取り上げたがります。
派手な戦いの模様は、世界に対する強烈なアピールと成り、如何に、お互いが
激しく争うかに注目します。
しかし、一般の人々の事に関しては、なおざりと成りがちです。
もし、戦争が起こったら、ただでさえ、飢餓状態である北朝鮮の国民の多くは
戦う以前に、自ら命を縮めてしまう可能性が高いのです。

日本に於いても、ミサイルで都市が破壊されると言う恐怖だけでなく、
あらゆる生活を繋ぐ流通網が無くなる事で、日本中の人々の生活が苦境に
立たされる事と成り、国民の生活が成り立たなくなる可能性が大きいのです。
ネットの進歩により、何でも手に入る生活が、一気に、何も手に入らない
生きて行く術を失う危険性があるのです。

例え、直接被害を受けなかった地域にしても、流通網が遮断されれば、
次第に生活は滞り、日本中が被災地と成るとも考えられるのです。
日本は、世界でも有数の世界経済の中心であり、世界の流通の流れの
重要な国でもあります。
輸出入だけでなく、日本を経由して多くの物品が世界に流れ、日本経済が
多くの国の経済を支えているとも言えるのです。

戦争は、この重要な起点をも破壊してまうのです。
つまり、世界の流通を止めてしまう可能性があるのです。
今や、グローバル社会と言われ、世界中が繋がって便利な社会を築いている
と言うだけでなく、その繋がりが、何処で滞っても、世界中の生活が
麻痺してしまう可能性が高いのです。

これ程にも大きな影響を与えると言うのに、何故、戦争をしたがるのか、
誰もが首をひねるのですが、多くの人々が忌み嫌う争いを、いつも
心待ちにしている人たちがいる事も事実です。
戦争関連産業に携わる人たちです。
中でも、武器商人と言われる人たちは、世界中で争いが起こる事を
常日頃から願っているのです。

争いの陰には、殆どの場合、武器商人が、まるでハイエナの様に
舌なめずりして身構えているのです。
大国の殆どは、武器に依る利益を戦争から得ています。
アメリカが、世界中の争いに頭を突っ込むのも、国内に溢れる武器を
消費し、莫大なる収益を得る為といえます。

日本が、高度成長で急速な進歩を見せたのも、韓国と北朝鮮の争いが
戦争景気として日本に莫大なる金を生んだからです。
今回の争いも、この商人たちの目論見が陰に潜んでいる事は明らかです。
何しろ、国が一番利益を得られるのは、戦争関連商品を売る時なのですから。

当然、紛争国の背後には、武士商人が徘徊し、彼らから買った多くの武器が
人々の生活を破壊し、多くの人々を傷つけているのです。
問題は、武器を作れない様に、様々な経済制裁を行って来たにも関わらず、
北朝鮮が原爆まで作り上げてしまった事です。
しかも、近隣諸国のみならず、アメリカにまで到達しそうなミサイルも
開発されつつあるのです。

この脅威は、今や世界中の国々に対する脅威と成って広がり、
地球全体の平和が脅かされる事態と成っているのです。
この非常事態に在って、我が国は、国民を守るべく力を持たず、
防衛をアメリカに託さなければならない事で、対応があいまいと成って
国民に不安を高めているのです。

アメリカの防衛戦線として置かれている韓国と日本の米軍基地は、
北朝鮮のミサイルの標的にに成らざるを得ず、戦争を放棄している
にもかかわらず、とんだとばっちりを受ける可能性があるのです。
当然、自衛隊と米軍は共同戦線を張るのでしょうが、果たして、
完全に日本国民を守れるのかが、一番の不安材料と言えるのです。

有事が起こらない事を前提に、アメリカの傘の下で守られていたのですが、
まさかの事態が生じるとは、多くの日本の政治家は考えていなかったのです。
所謂、想定外が起こっているのです。
日本の政治家は、本当に国民の事を考えていないと言うか、一部の、
自分達の利益と成る人たちの事だけを考えて来た結果とも言えます。

何故、曖昧な、何の役にも立たない様な避難公報を出しているのかと言えば、
戦争が起こる前に、自分達と自分達を育ててくれる輩の安全を計っている
に過ぎないからです。
戦争が起こっても、自分達は生き残り、更には、その後の復興の為に
必要な人々や企業の安全を考える事が第一なのです。
この事は、第二次世界大戦が起こった時も何だ変わらず、
多くの犠牲を被るのは、一般の国民なのです。

大切な事は、私たち国民の安全が守られる事なのです。
ミサイルが飛んで来たら、各自安全な所逃げなさいと言った
無責任なリーダーであってはならないのです。
国民一人一人の安全を守るために、自分達は何を成すべきかを
ハッキリと自覚し、それを国民に示す事が政治家の役目です。
安全対策を国民に丸投げするようでは、リーダーの資格は
有りません。

とはいっても、アメリカの力を借りなければ何もできない日本にした
責任は大きいと言えます。
今回の戦争は、云わば、アメリカと北朝鮮の戦争です。
日本がとばっちりを受ける筋合いはないのです。
何故、この様な、国民を危機に陥らせる事態となったのか、
長年に渡って、政権の座に就く事の意味を考えず、私欲に走った
日本の政治の末路とも言えます。

今回、戦争に巻き込まれようと逃れようと、日本は、アメリカから
しっかりと独立し、日本としての、独自の道を進まなければ、
いずれまた、他国の犠牲と成らざるを得ないと言えるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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