相場三昧 マーケットウォーカー

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ー相場道の極意ー

2011-10-01 13:29:37 | 相場三昧伝
☆第二十六章
 「上げのうちの下げ」

六月に入り新米の相場がたち、一~二俵も上げ下げし、その後底値で
保ち合いになる。その相場が次第に景気づき五~六俵も上げ、そこで
二俵くらい下げ保ち合うことがある。このように小幅の上げ~下げ~
保ち合いになると買い方は退屈し、売り方はますます売りたくなる。
しかし、この相場は決して売ってはいけない。売り方はこのモタツキで
逆に買い戻すべきである。この相場は底を叩いて上がってきた相場、
つまり大勢的に上昇相場である。
アヤ押しに一喜一憂では相場の世界では大成しない。
次は天井が何処かをよく考えることがたいせつである。


☆第二十七章
 「不利運の節、心得のこと」

見込み違いをし、相場が自分の考えと逆になった時は、決して売り難平や
買い難平をしてはいけない。早速手仕舞って、四~五十日は休むことが
大切だ。首尾よく思惑通りに相場が動き、十分に儲かった相場でも一旦
手仕舞ったあとは四~五十日休み、相場をよく見て、三位の伝に引き合わせ
てから(天、底、中段保ち合い)、「ここ」と思ったところで、仕掛ける
べきである。いくら利運を得ても「休む」という事を忘れた時は必ず損する
と心得ておくべきだ。
ただ、休むといっても何となく「ぼんやり」と休めということではない。
今までの強弱観を離れ、その日その日の相場の動きや高安を油断なく
見守らなければならない。
前に売って利食いをした向きは「また今度も・・・」と思うし、買いで利を
おさめた人は今度も強気で買うものだが、これは失敗の元。
前の相場観をキッパリ捨て、新しい気持ちで、その時の作柄、需給関係、
人気などを勘案して、次の仕掛けに備えるべきである。

宗久翁は、盛んに ”休む”ことの必要性を説いている。
のべつまくなしに、相場を仕掛け、結局失敗するケースが多いだけに
流れをつかむ意味からも冷静に休む時期もぜひ必要だ。
まさに「休むも相場」である。

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