ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

津波・高潮ステーション  ~「3.11の記憶」

2016-03-12 | 防災

津波・高潮ステーション  ~「3.11の記憶」



大阪市西区阿波座の「津波・高潮ステーション」は災害への備えを学ぶことができるので、地域や学校の研修には最適な施設である。

              

              

 入館すると、まず、「海より低いまち大阪」を実感できる展示が目を引く。
 床面を海面に見立てて、潜在的な危険があることを示唆させる。

              

 次に大阪平野が古代においては内海であり、河内湖という湖であったという歴史を想起させる。

              

 タイムトンネルを通り、昭和に大阪を襲った三つの台風による高潮による災害を体感する。

              

              

              

 動画1
 

 大きな津波は忘れたころに突然、やってくる。
 津波災害を経験した先人が残した石碑。(大正区)
 歴史の教訓を生かせようという提言。

              

               

              

 ダイナキューブ「津波災害体感シアター」で文字通り、津波を体感する。    
 
動画2
 

動画3

あの日から5年が経過した。
 東北から遠く離れた、この地においても、あの日あの時あの瞬間、自分は何をしていたのかという話を始める人が多い。
 誰もが、あの出来事を対岸の火事とは捉えていなったということなのだろう。
 
 あの頃、「絆」とか「がんばろう日本!」とかいったキャンペーンがさかんに喧伝されていたが、私は微妙な違和感を感じていた。
 そして、その違和感を口にすることの後ろめたさも感じていた。
 それはその現場に居合わせていなかったこと、直接的な支援をしなかったことにもよるのかもしれない。
 風化させてはいけないこと、忘れることができなくても、忘れなければいけないこと。

 心の整理をする時期にきているのだろうか。

 私事だが、3年前の3.11に生涯でもっとも悲しい出来事があった。
 「私の中の3.11」は今も、ずっと続いている。



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