夫と死別した元乙女のブログ

突然の末期がんの宣告、なんの心の整理もつかぬ間に夫は旅立った 最後に着ていたシャツの汗の重み、痛みと無念を忘れない

親はありがたい

2017-03-08 10:41:32 | 死別
小林麻央さんがブログをはじめられて少しした頃、夫の病気がわかった。
お若くまだ幼いお子さんがいる麻央さん、
なんて強い人だろうと思った。
母親の強さは特別かもしれない。

昨日の麻央さんのブログには
お母さんのありがたさが書かれていた。
私はまだどちらかと言えば麻央さんと
同じ娘の立場の気持ちがわかる。
でも親の気持ちもわかる。

夫が危ないと突然知らせなければならなくなり、その旅立ちの場にも立ち会うことになった私の両親の気持ちを今思っている。

両親はきっと安心していた。
私が優しく誠実で真面目な人と結婚し
息子も生まれ、
娘と孫は任せたよ、そう安心していた。
しかし、任せた人がいなくなり、
どれだけ心配しているのか。
両親は夫のことも好きだった。
亡くなる直前、私の母は冷たくなっていく
夫の両脚をずっとさすって温めようとしていた。
父は病院へ向かうタクシーの中から電話をくれ、夫に向かって「がんばれがんばれ」
と叫び続けてくれた。耳元の携帯から
夫は絶対に聞いていた。


亡くなった日も、お通夜の時も
両親はずっと私と息子に寄り添ってくれた。

急な事だったから両親が自宅に喪服を取りに帰った日、私は一人で葬儀社に打ち合わせにいき、
組み立て式の祭壇のセットを渡された。
一人で家に帰ってそれを組み立てた。
たまらなく悲しくて泣いた。
ちょうどその時父から電話が来た。
私は明るい声で、今祭壇を組み立てていること、難しくなくて簡単に出来るよ
と言った。
電話の向こうの父は「今日も行ってやれば良かったな ごめんな」
少し涙声だった。

母は電話の最初と最後に必ず私と息子が
元気か?ちゃんと食べているか?
しっかり食べてちゃんと寝るんだよ
と言ってくれる。
その声からはたぶん世界中の人全部の優しさを集めてもかなわないくらいの
愛情を感じる。

本当に親ってありがたい。
そう思える私は幸せだ。

お父さん お母さん ありがとう。
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