夫と死別した元乙女のブログ

突然の末期がんの宣告、なんの心の整理もつかぬ間に夫は旅立った 最後に着ていたシャツの汗の重み、痛みと無念を忘れない

部屋

2016-12-13 15:41:12 | 死別
夫がいた時は(つい2カ月前まで普通に生活していた)夫の部屋に行くとイライラした。
何でも積み重ねてあるし、ダイレクトメールとか新聞の切り抜き、仕事用のカバンも
床に置いたまま。
引っ越した日のダンボールが20年たっても同じ場所に置かれていた。
たぶん中身をわかってない。
それらをかき分けて掃除をして、
この部屋は一生片付かないなとあきらめていた。
そしてその通りになった。
部屋の主である夫は突然亡くなった。
受診して深刻な病気の可能性を告げられ
検査をして確定診断が出た。
昨日まで仕事に行っていた人が、あなたの残り時間は短い、治療はできないと言われた。
受診当初、医師は緊急性がないからと
検査さえ一週間後でと言ったのに、
それから約二週間で夫は旅立った。

部屋はあの日のままだ。
何も手をつけてないからそのままだ。
椅子に置かれたTシャツ ジーパン
生きていた夫がいた部屋 そのまま。

片付けない部屋をあれほどイライラした
思いでいたのが一気に変わった。

あの日のままなのに、
部屋の中は全く変わらないのに、
夫だけがいない。

事務手続きで仕方なく思いのクローゼットや引き出しをあけ、探しものをした。
やっぱりだ。
何でも取ってある。
父の日に息子が書いた手紙、家族で行ったディズニーランドのチケットの半券
・・・・

だめだ。
やはりまだこの部屋に長くはいられない。
部屋の中はあのままなのに、
夫だけがいないのだ。
どうして?
ちょっと前までそこにいた人の姿が
どうしても見つからない。
当然だ。
死んじゃったんだから。

いつか私はこの部屋におだやな気持ちで
入ることができるようになるのかな?
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