夫と死別した元乙女のブログ

突然の末期がんの宣告、なんの心の整理もつかぬ間に夫は旅立った 最後に着ていたシャツの汗の重み、痛みと無念を忘れない

箸を持つ音

2017-07-17 09:27:15 | 死別
私はスピリチャルな世界をものすごく信じているほうではありません。
しかし見えない世界、はっきり証明できない世界、魂の存在はあると「感じて」います。
実際に「偶然」では済まされないようなことが夫の旅立ち後、何度かありました。
私が辛くてどうにもならなくて泣いていると、なぜか夫のデジタル腕時計が「ピッ」となるのです。
これは日常的にあることで、その音がすると夫が近くにいて「あんまりムリするなよ」と言うのを感じるのです。
火葬場で発行され火葬証明書に火葬時間が記載されています。その数字は私達夫婦にとって一番記念の日付けの数字でした。
そしてその数字は私の祖母の命日のそれでもありました。
お墓を建てた時、お寺から正式な永代借地権許可証が届きました。その日付けはまさに私の祖父の命日でした。
私が泣きながら運転する横を夫の誕生日のナンバーの車が通り過ぎたこともあります。
偶然と言ったらそれまでですが、
私には全部、メッセージ だと感じられます。

昨晩、夕食を済ませたら送り火をする予定でした。
息子の夕飯をテーブルに運び、彼に声をかけ、私はキッチンで桃を剥いていました。
食卓の方から息子が箸をとって食べようとする音、正確には箸がカチカチとする音がしました。
私はてっきり息子だと思い、「今、桃も剥いてるからね」と食卓を見ました。
息子はそこにはいませんでした。まだ二階の自室にいたのです。
しかし私ははっきりと誰かが箸をとり、
その時のカチカチという音と誰かがいる気配を間違いなく感じました。
「あ、〇〇さん(夫の名)がいるんだ」
と思いました。
ご飯の後に送り火をするつもりでしたから、夫もしっかり食べて行きたかったのかな?因みに夫も息子も大好きな、 某有名お手軽牛丼屋さんの、冷凍牛丼です。
あの、箸をとる音、あれはどうしても空耳ではないし、私は食卓に座って食べようとする夫の存在を感じた のです。
たぶん興味のない人には気のせい と言われるんでしょう。
でも良いのです。私がはっきり「感じた」ことがすべてで、私が納得しているのだから。

その後、玄関前で送り火をしました。
息子と2人で麻がらを燃やすために火をつけました。
意外と火がつきにくく、何度も何度もライターをつけました。
何度目かの時、やっと麻がらが燃えはじめました。
その瞬間、空に響き渡る大きな音がしました。花火でした。
そうか、今夜は花火だったんだ。
盛大なお見送りだね、良かったね。
お見送りの後、私はきっと泣くと思っていました。しかし泣きませんでした。
少し離れた坂を登り花火を見ました。
毎年毎年、何度もその場所で、家族で、
夫と2人で見た花火。
ドカンと上がる花火を見たら涙は出ませんでした。
夫が「ムリするなよ、元気でいろよ」
花火の音は夫からのメッセージにも聞こえました。

我が家の新盆 の出来事です。
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