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映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』を観た

2017-07-11 15:59:59 | 映画
映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』を観た。



「これは、SFではない。現実だ。」
私の中で衝撃が走った。

9.11以降のアメリカ。

対テロ対策を大義名分に、なんの権限もない、誰のチェックもなされない中で、全世界の個人情報にアクセスしまくりやりたい放題のアメリカ国家に対したった一人で「NO!」を唱えたスノーデン。

告発時のスノーデンは、29歳。(現在34歳)

NSAやCIA局員というスーパーエリートの地位に就きたくさん稼いでいたであろうし、素敵なパートナーにも恵まれ、きっとなに不自由のない生活をしていたはず。そんな中全てをかなぐり捨てて、アメリカの不正を暴露し、告発したその正義感と勇気に心底感動した。

おとなしく国家の手先をやっていれば一生安泰であったのに、「誰もやらないなら、僕がやる」。

検索ワードに、クレジットカード情報、メールの内容からネットショッピングに至るまで、あらゆる情報を、私たちは国家によって監視されている。

スノーデンは言う。「これは、僕個人の問題ではない。全国民の問題だ」。

プライバシー、つまり自由がないがために知的好奇心が制限されることが問題。
国家の前に萎縮し、あれをやっちゃいけない、これをやっちゃいけないと自由を享受できなくなる。

人は国家から極力自由であるべきだと私も思う。

今や、人のために存在していたはずの国家から、逆に支配されつつある私たち。
国家といっても、それを操っているのは人なわけで、つまりは、国家権力を利用して特定の人間たちによって支配されている状態になっているということ。

政治学者の栗原康氏が雑誌の記事かなにかで、「G7サミットとは、「金持ちいいね!」というための集まりだ」と斬り捨てていたのが思い出される。なんてわかりやすい説明なんだと驚いたことがあったっけ。。

今日から共謀罪が施行される。

スノーデンの告発は、私たちの自由を守るために大変重要なドキュメンタリー映画。

「いいね!」、「素晴らしいね!」で終わらせるのではなく、これからも生きていくであろうスノーデンを心から応援し続けるとともに、彼が教えてくれた現実から目をそむけることなく、元気よくいきたいと思います。


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