最近、ミサ曲をよく聴いている。
今日は、バッハのミサ曲ロ短調をカラヤン指揮で。
私がミサ曲を初めて聴いたのは、30歳くらいの時。
知り合い夫婦が「奥多摩に素敵な書道家がいるので紹介するよ」と言ってくれて。
当時、私は疲れていたのかもしれない。
私を励まそうと、気分転換にドライブがてら、自然の中へと連れて行ってくれたように思う。
佇まいが素敵な古民家で、会席料理を食べさせてくれる「河鹿園」でランチをした後、その書道家さんの家を訪問。
(さっき調べたら、もう「河鹿園」は閉館した模様。残念)
虫の息が聞こえてきそうな静寂の中、その書道家さんはレコードで、ミサ曲を聴かせてくれた。
初対面ながら、思い出した時にぽつりぽつりと会話をすることが許され、なんとも心地がよい空間だった。
その書道家さんとはそれっきりになってしまったが、彼女が話していたことが忘れられない。
「見本はありません。うまい、へたもない。すべてその人の個性で、それ自体が美しい。自由にのびのび書きなさい。」
上手な字の書き方を尋ねたら、そんな答えが返ってきて、ちょっと拍子抜けした。
それで開き直ってしまい、以降、万人受けするような、上手な字は書けなくてもいいやと思うようになり、今に至る
今日は、バッハのミサ曲ロ短調をカラヤン指揮で。
私がミサ曲を初めて聴いたのは、30歳くらいの時。
知り合い夫婦が「奥多摩に素敵な書道家がいるので紹介するよ」と言ってくれて。
当時、私は疲れていたのかもしれない。
私を励まそうと、気分転換にドライブがてら、自然の中へと連れて行ってくれたように思う。
佇まいが素敵な古民家で、会席料理を食べさせてくれる「河鹿園」でランチをした後、その書道家さんの家を訪問。
(さっき調べたら、もう「河鹿園」は閉館した模様。残念)
虫の息が聞こえてきそうな静寂の中、その書道家さんはレコードで、ミサ曲を聴かせてくれた。
初対面ながら、思い出した時にぽつりぽつりと会話をすることが許され、なんとも心地がよい空間だった。
その書道家さんとはそれっきりになってしまったが、彼女が話していたことが忘れられない。
「見本はありません。うまい、へたもない。すべてその人の個性で、それ自体が美しい。自由にのびのび書きなさい。」
上手な字の書き方を尋ねたら、そんな答えが返ってきて、ちょっと拍子抜けした。
それで開き直ってしまい、以降、万人受けするような、上手な字は書けなくてもいいやと思うようになり、今に至る