『4ヶ月、3週と2日』のDVDを観ました。
【STORY】
1987年、ルーマニア。
冬のある日、大学生のオリティアとルームメイトのガビツァは、
朝から落ち着かなかった。
オリティアは、ガビツァを部屋に残して出かけ、ホテルにチェックイン
しようとするが、予約が取れておらず、やむなく別のホテルへ。
電話でその旨、ガビツァに知らせると、ガビツァが会うはずだった
見知らぬ男と落ち合うことになる。
この男は、違法中絶を請け負っていた。
実はガビツァは妊娠しており、密かに中絶しようとしていたのだ。
オリティアは、その手助けをするため、奔走するも、
ガビツァが嘘をついていたせいで、どんどん歯車が狂い……。
第一声は、衝撃的。
そして、最初から最後まで暗い。
タイトルの『4ヶ月、3週と2日』は、ガビツァが中絶するまでの
妊娠期間。
ホテルの一室で、中絶するための処置が施されるんです
けれども、「えー! こ、こんなやり方で?」と、絶句しちゃいました。
ついでに、自己中で頭の悪いガビツァにも絶句。
自分がオリティアだったら、キレて見捨てちゃうかも……。
望まない妊娠をしたとはいえ、あんなにタバコをプカプカ吸うのって
どうなのよ?
お腹に宿った小さな命に対して、申し訳ないというキモチが、
微塵も感じられない。
違法中絶を請け負う男も、サイアク。
人間失格だよ。
人の弱みに付け込んで、とんでもないことを……。
ドキュメンタリータッチで、かなり引き込まれてしまいましたが、
観終わったあとの後味、ハンパなく悪かったです。
自分が願っていた結末とは、180度違いましたから。
取りあえず、私には衝撃作でした。