日本会議唐津支部 事務局ブログ

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【中学歴史教科書8社を比べる】270 ⒅ 日朝関係(戦後)の描き方 65 <ⅵ 現在の課題:まとめと考察-36- 補足2/2

2017年08月13日 | 中学歴史教科書比較資料(2)h28

⒅ 日朝関係(戦後)の描き方 65  

ⅵ 現在の課題:まとめと考察 -36- 補足:2/2

 

■「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(平成二十八年六月三日法律第六十八号)」  

 (定義)
第二条  この法律において「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」とは、専ら本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫であって適法に居住するもの(以下この条において「本邦外出身者」という。)に対する差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動をいう。

 

2 「不当な差別的言動」 とはなにか?

 すでに、独立項「区別・差別・人権」で詳述しているので、ここでは簡単に述べる。

 法文によるとその定義は、

① 「差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど」 

② 「本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動」

 

 ①の前半:「・・・に危害を加える旨を告知」については、《「自由、名誉」に「危害を加える」》 言動がどんなものかあいまいではあるが、それなりに理解できるようなので問題ないと思う。

 しかし、後半:「本邦外出身者を著しく侮蔑する」 という要件については、「著しく」も「侮蔑」もあいまいなので不適当であり”言論の自由”にとってとても危うい

 

 については明解であり、その言動はまちがいなく「差別」だ。

 (※ただし、「差別」について(絶対的な)善悪の価値判断はできない。「差別」には、「その社会では一般的に不当と思われる、または法規定されている差別」と、「その社会や集団にとっては必要な差別(=「排除」)」がある。後者の例=「犯罪者」、「北朝鮮や中共の工作員」、「敵国の軍隊」、「日本を日本人から乗っ取ろうとする勢力」、などたくさんある。)

 

 このように、この法はそのあいまい性によって”言論の自由”を侵害するおそれが強いのに、《不当性を認定(判定)する手続き》が書かれていない。したがって、きわめてあいまいで”危うい”法だと言える。

 

なぜ、《保護対象は、「在留韓国・朝鮮人」および「朝鮮系日本人(帰化人)」》とはっきり規定していないのだろうか?

 世間では「ヘイトスピーチ対策法」と言われているように、この法は、実際には、《「被差別主張者」である在日コリアンの強い働きかけによって、「在特会」などによるデモ活動等の”行き過ぎ”を規制するために生まれた法律》だと言われている。なのになぜ、在日コリアン対象の法だと規定しないのだろうか?

 次のように推理する。

ⅰ このシリーズで明らかにしたように、《現在、日本(人)が全体的に在日コリアンを差別しているという事実》 はないから。(※個別、例外的にはあるだろうが)

ⅱ 在日コリアンのためだけに限定すると、憲法規定の日本国民の「言論の自由」にとって”危険性”が大きくなるから。

ⅲ 在留外国人の一部には、「差別的言動」を受ける可能性のある集団があるので、「在留韓国・朝鮮人」あるいは「朝鮮民族」だけを優遇することはできないから。

 

 私見では、「在特会」等の”行き過ぎ”問題に対処するためだけなら、日本国憲法や人権保護や治安に関する法律の適用で間に合うと思うが… なにやらいろいろと事情があるのだろう。

 

~次回、「⒅ 日朝関係(戦後)の描き方」全体の総まとめ~

<全リンク⇒ <「⒅日朝関係(戦後)の描き方」の後半 248249250251252253254255256257258259260261262263264265266267268269270

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