雪が融けて、それが凍って、と繰り返すと
道路の脇は、つるつる。歩くときに気をつけましょう。
春に向かう時期の雪は、ふかふか、もったりと
すべてを覆ってしまうような感じがします。
↑ スギの植林地をぬける谷川も雪の下。
左手前には、ササの茂みが緑の葉を見せています。
↑ 雪におおわれて緑が見えなくなる季節。貴重な緑の葉につられて
山小屋を訪れたカモシカ。
「こいつは何者?」と、じっとこちらを見て、耳もこちらに向けています。
「ぼくらのこと、人間は天然記念物にしているんだ」と、
知ってるわけではないでしょうが、たえずハンターに追われるシカとはちがって、
とても落ち着いています。
こちらは、カモシカもシカも大歓迎。
チャの木の生垣をつくって、冬に緑の葉を提供しています。
↑ カモシカは、チャの木の前を素通りして、アオキの葉をむしゃむしゃ。
同じ緑の葉でも、ササよりチャが好き。チャよりアオキが好き、
とわかってきました。ツバキも、アオキと同じくらい好きです。
もちろん、緑が豊富な春から秋にかけては、
これら、常緑樹の葉は食べません。
↑ ちょっとひいてみると、周囲はこんな具合。
小屋にいちばん近いアオキの葉を食べるために、踏み込んできているとわかります。
口で咀嚼(そしゃく)しながら、こちらを見ています。
アオキは、カモシカの背の届く範囲は、すっかり食べられてしまいます。
でも、届かない高いところの葉は残りますから、
暖かい季節になって全体が回復していきます。
すっかり葉が食べられてしまった小さな木は、しだいに弱って
いずれは枯れてしまいます。
そこで、肝心なのは、小さなうちは、葉を守ること!
それには、この子↓が大活躍!
↑ カラタチです! とげがすごいですねえ。
↑ カラタチの長い枝を切り取って、腰くらいの高さのツバキを囲みました。
↑ 5月。カラタチに緑の葉を守られて、冬を越したツバキが花をつけました。
ツバキがカモシカの背丈を越して大きくなったら、
カラタチの枝をとりのぞきます。
すると、下のほうの葉は冬にカモシカに提供しても、
上の葉が残っているので、ツバキの木も大丈夫です。
カラタチも、こんなにきれいな花を咲かせますよ♬
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
北原白秋の「からたちの花」の詩の一部ですが、
ありのままをすなおに詠んで、心に深く残る歌です・・・
そして、秋。
↑ カラタチの実がたわわにみのりました。
カラタチの実を拾うのって、楽しいんです!
絞って、果汁を使うこともできます。
種ばかりでおいしくない、と思われがちですが、
個数があれば、けっこう果汁もたまり、いい味わいです。
真冬に残った、カラタチの実↓
そうして、春になると、
落ちた実のところから、小さな葉がぎっしりと出てきます。
でもそのほとんどは、カモシカやシカに小さなトゲごと食べられてしまいます。
↑ 丸い実のなかにある、種の数だけ芽が出てきます。
たまたま薮のなかにあるなど、カモシカから守られて育ったカラタチが、
数年かかって、大きなトゲをつけるまで育ちます。
いろんな植物や動物が、かかわりあって、
命を育んでいるんですね。
道路の脇は、つるつる。歩くときに気をつけましょう。
春に向かう時期の雪は、ふかふか、もったりと
すべてを覆ってしまうような感じがします。
↑ スギの植林地をぬける谷川も雪の下。
左手前には、ササの茂みが緑の葉を見せています。
↑ 雪におおわれて緑が見えなくなる季節。貴重な緑の葉につられて
山小屋を訪れたカモシカ。
「こいつは何者?」と、じっとこちらを見て、耳もこちらに向けています。
「ぼくらのこと、人間は天然記念物にしているんだ」と、
知ってるわけではないでしょうが、たえずハンターに追われるシカとはちがって、
とても落ち着いています。
こちらは、カモシカもシカも大歓迎。
チャの木の生垣をつくって、冬に緑の葉を提供しています。
↑ カモシカは、チャの木の前を素通りして、アオキの葉をむしゃむしゃ。
同じ緑の葉でも、ササよりチャが好き。チャよりアオキが好き、
とわかってきました。ツバキも、アオキと同じくらい好きです。
もちろん、緑が豊富な春から秋にかけては、
これら、常緑樹の葉は食べません。
↑ ちょっとひいてみると、周囲はこんな具合。
小屋にいちばん近いアオキの葉を食べるために、踏み込んできているとわかります。
口で咀嚼(そしゃく)しながら、こちらを見ています。
アオキは、カモシカの背の届く範囲は、すっかり食べられてしまいます。
でも、届かない高いところの葉は残りますから、
暖かい季節になって全体が回復していきます。
すっかり葉が食べられてしまった小さな木は、しだいに弱って
いずれは枯れてしまいます。
そこで、肝心なのは、小さなうちは、葉を守ること!
それには、この子↓が大活躍!
↑ カラタチです! とげがすごいですねえ。
↑ カラタチの長い枝を切り取って、腰くらいの高さのツバキを囲みました。
↑ 5月。カラタチに緑の葉を守られて、冬を越したツバキが花をつけました。
ツバキがカモシカの背丈を越して大きくなったら、
カラタチの枝をとりのぞきます。
すると、下のほうの葉は冬にカモシカに提供しても、
上の葉が残っているので、ツバキの木も大丈夫です。
カラタチも、こんなにきれいな花を咲かせますよ♬
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
北原白秋の「からたちの花」の詩の一部ですが、
ありのままをすなおに詠んで、心に深く残る歌です・・・
そして、秋。
↑ カラタチの実がたわわにみのりました。
カラタチの実を拾うのって、楽しいんです!
絞って、果汁を使うこともできます。
種ばかりでおいしくない、と思われがちですが、
個数があれば、けっこう果汁もたまり、いい味わいです。
真冬に残った、カラタチの実↓
そうして、春になると、
落ちた実のところから、小さな葉がぎっしりと出てきます。
でもそのほとんどは、カモシカやシカに小さなトゲごと食べられてしまいます。
↑ 丸い実のなかにある、種の数だけ芽が出てきます。
たまたま薮のなかにあるなど、カモシカから守られて育ったカラタチが、
数年かかって、大きなトゲをつけるまで育ちます。
いろんな植物や動物が、かかわりあって、
命を育んでいるんですね。