niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

8月9日 遙かな尾瀬 アブに怯えて燧ヶ岳 

2015年08月09日 | 尾瀬
(作成中)

1043 熊沢田代越しに燧ヶ岳


キンコウカの大群落








0900 御池登山口発
木道を左折すると黒木の森の中、狭い滑りやすい岩の多い道が続く。
結構、でっかい蜂(と、その時は思ってた)が飛び回っている。
急登なので、急いでその場を離れるわけにもいかず、刺激しないよう進む。
朝からペースが上がらず、左後頭部に軽い頭痛を感じながらも、蜂から逃れたい一心で休まず登る。
時々、体の周りを複数匹ブンブン飛び回られると、近くに巣があるのか?いよいよ攻撃されるか?と生きた心地がしない。
ハァハァ言いながら、立ち止らず登る。こんなんで山頂まで行けるのか?

0938 広沢田代
森を抜け、広々した湿原に出てきてもブンブン近寄ってくる。

1007 5合目
この辺りでスライドした下山者から、「あれは蜂でなく、アブ。しかも大きな羽音は気持ち悪いが刺さないから大丈夫」と教えられる。
その安堵感といったら。

ピンボケだが、確かにアブだった。
刺さないのになんで近寄ってくる?自分の領土に侵入してきた不届き者にスクランブルかけてるだけ?

1012 きょうの数少ない展望写真


熊沢田代を見下ろす木道で休憩し燧ヶ岳を撮影していると、ほぼ同じ頃出発したカップルが追いついてきた。女性が、やはり蜂が怖かったというので、あれはアブだそうですよ、と、得意げに教える。


1112 7合目
この辺りから、日が陰り、暑さをあまり感じなくなった。いつの間にか頭痛も消えていた。

1139 8合目

1147 9合目

1202 爼着
   だいぶ雲が厚くなり、柴安にもかかってきている。雨が降り始めては困るので、まず食事。そんなに時間掛からないと思ったが、
   なかなか肉が焼けずタイムロス。
   そうこうしているうちに、尾瀬沼も見えなくなってしまった。
   山頂からの展望写真なし。食事の前に、わずかでも撮っておくべきだった。
   しばらくすると、柴安がまた姿を現してきた。

   
   尾瀬が原や至仏山の撮影に淡い期待が。やっぱ行かにゃ。
   余計な荷物を爼にデポし、柴安へ向かう。

1309 柴安

   意外と簡単に到着。
   燧ケ岳山頂の石碑がある。
   雲が厚くなり、爼すら見えない。
   見晴新道の降り口を確認し、すぐに爼へもどる。
   見晴新道の復旧のめどはつかないのか?ここから降りられたら、裏燧林道(燧裏?)経由で御池に戻りたかった。

1328 爼下山開始

   しばらく下ったところで、地面が濡れている。
   どうやら山頂にいる間に結構雨が降ったようだ。
   濡れた木道は滑る。常識だ。が、慎重に下ろした足がツルっと滑り、尻もちをついてしまった。
   あまりに見事に滑ったので、あっけに取られる。たいした痛みはないが、新調した一眼を木道にぶつけたショックのほうが大きい。
   その後、もう一度尻でもちをつく。

1547 御池登山口着
   ようやく戻ってきました。ズボンドロドロ。このシーズンでもスパッツは必携って、山の駅御池にも書いてあった。

   マーブルソフトを食す。夏場は下山後のソフトクリームが楽しみに。
   ここにはモンベルも入ってる。


   近くの車のオトーサンが、子供に言いました。
   「ほら、また酔い止め飲んで!」
   「嫌だよ」
   「また、あのクネクネ道をずっと行くんだぞ」
   「飲みます」

   人の運転する車では、絶対に酔うだろう352号線。

1652 金泉橋を渡り、平が岳登山口で一旦停車。いつか挑戦したいが、遠いなあ。






   シルバーラインを通る頃には雨が降り出した。
   いくつかのトンネルの中ではモウモウと霧が湧いていて、ライトでホワイトアウトするので、おっかなかった。

   やはり尾瀬は日帰りには遠かった。
   遙かな尾瀬にようやく一歩を印すことが出来た。
   が、考えたら、尾瀬のほんの片隅に印しただけ。やはりせめて1泊くらいしないと尾瀬は語れない?

日本百名山 15座目

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