CYCODELIC WEBLOG

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さようならニュービートルターボ

2013-09-21 | (かつての)日常のWeblog

ニュービートルターボは愛車でした。
パワーがあり、デザインが愛らしくて、運転してて本当に楽しい車でした。私はモノの扱いが丁寧なので、ご覧の通り塗装もまだツヤツヤですよ。
購入時はビンテージになるまで乗ってもいいなと思っていたものです。
もっと乗りたかった、ずっと乗っていたかった…

故障さえ少なければねぇ…。

ホント「こんなに故障する車があるんだ?!」と思ったものです。この前に乗っていたゴルフ3カブリオ(カルマン社製造)はほとんど故障知らずだっただけに、メキシコ工場製であることを恨みました。
トランクの開閉不良
冷却水漏れ
警告灯の常時点灯(消灯不可!)
ドライブシャフト大破
アンテナベース分解
カーステレオのボリューム異常
などなど

今年に入ってからの故障は、
スピーカー破れ
助手席ドアの歪み
ルーフの内張ファブリック剥がれ
サイドブレーキのボタン脱落
エンジンの吸気系重要部品2箇所の故障
アンダーカバー自然破損

そして、つい先日、ついにオルタネーターが逝きました。

かつて、ド派手な自損をしてしまった時でも8.8万に済ませてくれた良心的なディーラーの修理費ですが、オルタは高いんですね、工賃込み11万だそうです。
頭真っ白になりました。

安いオルタもある。あるにはある。無保証リビルドで探すと2万ぐらい+工賃数万。しかし、ここはディーラーだからドイツ本国の保証付きリビルドしか手に入らないとのこと。長年のつきあいで信頼関係のある担当者を困らせてまで、激安リビルドを自分で探して買ってきて持ち込み交換させるメリット&デメリットをよーく考えました。
果たして、今回の修理費だけで単純に損得を考えていいのだろうか、と。

さーてどうするか。

まずは、今回の故障がなかったとしても将来かかる出費が結構あります。
2005年から乗って11万km走って結構ガタが来ている状態で、来年3月に車検ですからね。
今既にタイヤの溝は非常に少なく、車検を通すには225/45/17インチを4本買わねばなりません。
だから、3月には20数万以上払う覚悟が必要でしょう。
そもそも車検を通さず3月買い換えというプランは頭にありましたが、もしそうするなら残りはたった6ヶ月、例えどう安くしようがまともに任せようがここでのオルタ修理のお金は勿体ない気がします。
それに、3月まで他のトラブルが発生しないとも限りません。今までこれだけ頻繁にどこか壊れている実績充分な車ですから。

そして、その後のことも考えねばなりません。
ルーフの内張ファブリック剥がれは次第にもっと酷く進行するでしょう。
燃費は8km/L程度という悪さで毎日往復50km通勤ですから、現在のクソ高すぎるガソリン価格により毎週約7千円以上も払っており、今後も続くのかと思うと辛さも限界に近いです。
バッテリーはなんと7年間で3回も交換しており、ほぼ2年で自然に逝く計算で、その都度、2万円台後半の出費です。どうももともと頼りないオルタだったとも言えます。
そういやパワーウインドウが最近異音を発し始めておりまして、近い将来高確率で壊れそうな予感がします。

ずばり、今迄も今後も、金食い虫なのは確定です。

で、給料は良くありません。世の中好景気とのことですが、不景気のあいだ大企業が生き延びるためのコストダウンの矛先であった小企業に対し、大企業が現在業績が上がったからといってもその分コストアップしてくれるわけがないのです。下がったものは上がらずそのままです。話がそれましたが、家計に余裕はないということです。

熟考の末、私は愛車と別れる決断をしました。
せめて故障が少ない車だったら、ガソリン代が高くても無理に耐えてたぶんずーっと乗っていたのではないかと思います。それほど大好きな車でした。
でも、いくらなんでもここまで壊れすぎでは、愛情だけでは道具として使い続けることは実際には難しいです。サンデードライバーではなく通勤用ですからね。

嗚呼、別れる前にもう一度運転したかったなぁ…とても名残惜しいです。