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「朴大統領の憲法・法律違反は在任期間もわたり継続的に行われ、事実を隠蔽し関連者たちを取り締まった」

2017-03-10 | 弾劾裁判の進行状況

朴槿恵大統領を罷免する

登録 : 2017.03.10 12:17 修正 : 2017.03.10 12:50

     
 10日午前、ソウル鍾路区齋洞の憲法裁判所の大審判廷で朴槿恵大統領弾劾審判事件の判決が開始されている=写真・共同取材団//ハンギョレ新聞社

8対0、憲法裁判官全会一致の判決

 

 イ・ジョンミ憲法裁判所長権限代行が10日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する国会の弾劾審判請求事件判決で裁判官の全員一致で「朴槿恵大統領を罷免する」と明らかにした。

 

 イ権限代行は「大統領は憲法と法律によって権限を行使しなければならず、公務遂行は透明に公開しなければならないが、朴大統領はチェ・スンシル国政介入を隠し、疑惑が提起される度に隠し、これにより国会など憲法機関のけん制とメディアの監視がきちんと作動されなかった」と明らかにした。さらに「朴大統領の憲法・法律違反は在任期間もわたり継続的に行われ、事実を隠蔽し関連者たちを取り締まった」、「朴大統領は国民向け談話で真相究明に協力するとしたが、検察と特検捜査に応じず、大統領府の家宅捜索を拒否した」と明らかにした。

 

 続けて、「弾劾訴追と関連した朴大統領の言動を見ると、法違反行為が繰り返されないようにする憲法守護の意志が見られない」、「朴大統領を罷免することが憲法守護の利益において圧倒的に大きい」と明らかにした後、裁判官全員一致で罷免すると明らかにした。

 

キム・ウォンチョル、パク・テウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は、「私たちは理性的な行動をしない人金正恩と交渉しない」と主張

2017-03-10 | アメリカの常識は世界の非常識

米国、中国の「北朝鮮の核と韓米演習の同時中止」提案を拒否

登録 : 2017.03.09 22:46 修正 : 2017.03.10 05:41

トナー国務省報道官代行「公平な取引ではない」 
中国側は仲裁のため今後追加の動きがある可能性 
ホワイトハウス「THAADは韓国防衛のために極めて重要」

米国が中国の反発にもかかわらず韓国に配備することにしたTHAAD(高高度防衛ミサイル)のうち、射撃統制レーダーの姿=米国ミサイル防衛省提供/聯合ニュース

 中国政府が8日、北朝鮮の核・ミサイル開発と韓米合同軍事演習の同時中止を提案したことについて、米国はひとまず受け入れ拒否の意思を表明し、THAAD(高高度防衛ミサイル)の朝鮮半島配備を強行する意志を再確認した。

 

 マーク・トナー米国務省報道官代行は8日(現地時間)、北朝鮮の核問題の解決策として提示した中国の「仲裁案」に関して「公平な取引ではないと思う」とし、「定例的に透明に実施してきた防衛的な韓米合同演習と、北朝鮮の露骨な国際法違反を比較するのは、リンゴとオレンジを比較するようなもの」だと明らかにした。しかしトナー報道官代行は「朝鮮半島の非核化に対し、信頼できる真実の交渉に戻るという目標においては、北朝鮮との会話の道は開いている。ただ、非核化と挑発抑制のための意味ある措置を取る責任は北朝鮮にある」と話した。中国側の事情に詳しい外交消息筋は「米国が北朝鮮の核・ミサイルと韓米合同演習の同時中止を今すぐ受け入れるのは難しい。(中国の)今回の提案は第一歩を踏み出したもの」と明らかにし、今後中国側の追加の動きがあることをほのめかした。

 

 ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は、この日の定例ブリーフィングで「THAAD配備は韓国防衛のために極めて重要である」とし、「韓国が自分たちを防衛するのに必要な処置を確実にとるように韓国政府と持続的に協力するだろう」と明らかにした。米国はこれまで、THAAD配備の目的を「韓国国民と米軍の保護」と強調してきたが、スパイサー報道官はこの日のブリーフィングで「韓国の保護」だけを言及した。また、ニッキー・ヘイリー国連駐在米国大使はこの日、ニューヨークの国連本部で開かれた北朝鮮のミサイル発射と関連した安全保障理事会の緊急会議を終えた後の記者会見で「私たちは理性的な行動をしない人(金正恩(キム・ジョンウン))と交渉しない」と主張した。

 

 これと共に、トランプ政権が検討中の北朝鮮政策と関連してニューヨークタイムズはこの日、「国家安保会議の副補佐官らが広範囲な対北朝鮮オプションを検討してきた」と伝え、「北朝鮮のミサイルや核基地を攻撃するような劇的な力の誇示は、戦争を引き起こすだろうという結論にすでに達している」と明らかにし、一時議論された「先制攻撃論」などは事実上排除したものと伝えられている。

 

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )