旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

Aleと煮込みライスとヨットハーバーと 京急・逗子線を完乗!

2017-09-12 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

シーパラダイスや大学があるからだろうか、金沢八景の狭い駅前広場は待ち合わせの若者で溢れている。
2番ホームを発着する逗子線は羽田空港へ乗り入れるエアポート急行として運行している。

金沢八景の平潟湾には船宿が並んでいる。どこの宿も午前の沖釣りに船を出してしまって静かなものだ。
京急逗子線はここ金沢八景で本線から分岐して三浦半島を横断して逗子海岸へ抜ける。

三浦半島突っ切る逗子線は金沢八景を出ると、緩やかな上り勾配が続いていく。
六浦駅を過ぎて2つのトンネルを潜ると、下り勾配に転じて神武寺駅に滑り込む。 

終着駅の新逗子駅は単線になっているので電車は慌ただしく折り返して行く。
進行方向、車止めの先へとプラットフォームを歩いて行くとかまぼこ型の南口改札だ。
葉山や鎌倉など海岸方面へと向かうバス停は南口で「葉山女子旅きっぷ」を手にした女性たちが列になっている。
ちょっと照れ臭いので、列から外れて先に一杯やろう。 

構内北側の踏切脇に古民家をリノベーションした「清水橋バル」を見つけた。
なかなか良い感じ、それにランチもやっている。まずは良く冷えたYONA YONA ALEを。

赤ワインとトマトの特製煮込み "バル煮込みライス"、濃厚な煮込みに柔らかい肉が美味しい。
煮込み、炭火焼などオリジナルメニューにも期待できそうだ。でもここまで飲みに来れそうにない。

ALEと煮込みを愉しんでから逗子海岸へ向かった。陽射しはまだ夏のそれだ。
江の島を背景に過ぎ去っていく夏を惜しむように、ウインドサーファーは風を捉え、ヨットは沖へ向かう。
浜辺では若いグループがBBQに興じている。この陽射しも今週末が最後になるだろうか。 

京浜急行電鉄 逗子線 金沢八景~新逗子 5.9km 完乗

思い出のビーチクラブ / 稲垣潤一