~ 青天の霹靂 ~

~ a bolt out of the sky ~

パリに魅せられた、あるホテルマンの呟き

スクープドキュメント “核”を求めた日本

2010年10月03日 23時55分19秒 | フランス旅行 2007
ひさしぶりでございます。

かねて、書かなくてはと思うことが多多ありました。
検察の証拠改ざん
尖閣諸島問題
マイケル・サンデル先生の「JUSTICE」
ラファエル・ナダルの生涯グランドスラム達成と
史上最強の予感
中日・阪神頑張れ、巨人をブチ殺せ!
などなどetc…

あ、ちなみに今日のテーマは日本が核武装を真剣に
検討していたというNスペです。

非核三原則を提唱し、ノーベル平和賞を受賞した
佐藤栄作政権下、日本が中国に対抗して核兵器を
開発することも検討すべきではないのではないか、
という議論を密かに重ね、実際に実行が可能か
密かに詳細にまとめ上げたというのだ。

ここに僕の葛藤がある。
憲法9条を擁護する立場からは、議論すら容認しがたい。

9条は言う
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

この文章に核武装論の余地はない。

しかし、ある一面では、したたかであるとも言える。
外交は国益を追求するもので、戦争すらその手段である。
通り一辺倒では、国益の追求はままならない。

分かり易い例で言えば、スラムダンクの流川か。
鋭いドリブル、電光石火のジャンプシュート
不屈の闘志、どれをとっても一級なのに、
最強山王のエース沢北が立ちはだかる。

味方へのパス
この選択肢こそが、最強をも打ち破る原動力となる。
それは、分かる。
…が、唯一の被爆国日本の核武装やむなしとの
選択肢は分からない。いや微かに分っても承服できない。

話は変わるが、『ユーゴスラビアの崩壊』という
ドキュメンタリーを見た。
なぜ国家の分裂や民族浄化という悲劇が起きたのか
当事者へのインタビューを交えながら克明に追っていた。
民族主義の衝突と自衛の名の下の武器が
いかに他者を傷つけるか克明に綴られていた。

結論から言えば、民族主義を煽ったミロシェビッチが
悪いと単純に決め付けて終わる話ではなかった。
民族主義にかこつけ、あくなき領土争いと報復合戦が生んだ
悲劇だった。

7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、
3つの宗教、2つの言語、1人のチトー
という多様性を持った国が旧ユーゴであった。
この国で起こったことを単純にいまの中国や日本に
当てはめることはできない。

しかし一つ言える。武器を手にしていいのかと。
武器の目的は、相手の殺傷以外にない。
外交の手段として、武器を持たず劣勢に立たされる
ということに、あえて誇りを持つべきだ。

漁船の領海侵犯と、体当たりぐらいで、のちのち戦争が
始まったなんてのは、嫌だぜ。
中国を調子こかすのは癪だが、歴史に照らせば戦争の芽と
なりうるとの認識を持つべきだ。
平和ボケするのが、どんだけ幸せか考えるとしよう。

最後にケンカ歓迎です。
議論沸騰こそ望むところですから。
…とブログで言うてもね(笑)

上野恩賜公園 ~花見と外国人~

2009年04月05日 23時35分57秒 | フランス旅行 2007
上野公園に花見に行ってきた。
いやいや、人人人だったけど、
想像してたほど酷くはなくて、安心した。
休みの日のスクランブル交差点の8割ほど。
関西で言えば、御堂筋線で梅田に降りて
改札に向かう混雑の7割ぐらいかな。

初詣の明治神宮ぐらいを想像してたけど
大したことなし。

いやいや、さすがは東京屈指の桜の名所。
東京の基準木の通り抜け、染井吉野のトンネルは
混んでいようが関係なく、必見だ。

それにしても、外国人も多くて良かった。
観光業に携わる身としては、韓国人の激減や
中国、欧米の人たちが来ないのは商売あがったりだし
さびしいよな。

フランス行って思ったのは、観光客への行き届いた配慮だ。
さすがに、世界一の観光客受入れを誇る国は違う。
昔は、産業としての観光って他に持つべき産業がないから
やむなく、観光客に来てもらってお金を落としてもらい
経済を成り立たせるものだと思ってた。

とんでもない。
観光客への行き届いた配慮は、独りよがりではなく
他国人の視点を持つことに繋がる。

外国人に、自国の文化を見てもらうために、まず自分が
自国の歴史・文化・風習を勉強しなければならない。

なにより、日本に来て素晴らしい国だと思ってもらえれば
日本がより世界に理解してもらえる機会が増える。

…のである。

まあ、そんな理屈はさておき、外国人の方は高いお金と
貴重な休みを使って、せっかく遠く日本まできてくれた
のだから、ほんの少しでもいい思いをして帰って欲しい
と思うのです。

あんぐり

2008年08月25日 00時37分37秒 | フランス旅行 2007
行ってきましたよ、成田に!!!

980ヘクトパスカル
台風12号たしか、オウムって愛称。

どうでもいいが、何が言いたいかって飛行機が飛ばなかった。
もともと2日間の観光の予定が、1.3日に短縮になった。
というわけで、諦めて帰ってきた。
帰りの時間は変わらないし、値段はもちろん変わらないし。
旅行業やってるから、選択肢が限られているのが良くわかる。
飛行機はゴネても飛ばないし、便も変えられない。
天災だから保証もない。全部約款に基づいて話す旅行代理店
は無性にムカつく。

2時間半の千葉までの旅。
都合7時間ぐらい消費した。
やれやれだす。
もう地球の歩き方の本も見たくない。
疲れてグッタリの人やワクワク向かうトラベラーを尻目に
成田からの帰り道で、どんだけ体力あり余ってたか。

まあそんなわけで、ガックシ。

HONG KONG

2008年08月13日 23時50分36秒 | フランス旅行 2007
突然ですが、来週香港に行くことにしました。
完全な思いつき。
特に深い意味はありません。
これから、地球の歩き方を熟読するつもりです。

なんでまた?
と問われれば、まあ近いから思いつきでも
行ってこれるからかな。
ということで。

レマルク『西部戦線異状なし』

2008年02月02日 00時07分08秒 | フランス旅行 2007
西部戦線異状なし (新潮文庫 レ 1-1)
レマルク,秦 豊吉
新潮社

このアイテムの詳細を見る


およそ、90年ほど前、恐るべき戦争が起った。
第一次世界大戦、大量殺戮戦。

考えうる最も冷静な筆致で描かれる塹壕戦は、
まさに地獄絵図そのもの。
人が肉塊に変わるさまが、淡々と描かれる。

敵を殺さずして、己の生がありえず、
肉片に変わるか、生き延びるかは、運でしかない。
平和な時代に生まれて良かったと思うとともに、
戦争をしてはならないとの思いを新たにする。
非常にグロテスクだが、目を背けてはならない本だ。

フェデラー敗れる!

2008年01月26日 00時53分50秒 | フランス旅行 2007
全豪オープン。
ナダルに続き、フェデラーも敗れる!
信じられない。

無敵の王者が負けるとは。
しかもストレートで。
去年、一昨年と見てきたけどありえねー。
次の全米での巻き返しを期待したい。

フェデラーには、今年こそクレーの王者ナダルを
倒して全仏を制して、グランドスラムを果たして
欲しいよな。
同じことが、ナダルにも言える。
ウィンブルドンの芝で何としても
芝の王者フェデラーを破って欲しい。
なんと矛盾する願い。

テニス面白れえなあ、ホント。

フランスの企業

2007年09月07日 00時09分59秒 | フランス旅行 2007
代表的なフランス企業。
どれだけ知ってる?

アクサ生命保険、エアバス、エルメス
エールフランス、カルフール
サノフィ・アベンティス、シトロエン
シャネル、スエズ、ダッソー、ダノン、トタル
トムソン、プジョー、プランタン百貨店
ミシュラン、ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー
ルノー、ロレアル

知られていないのは、どれでしょうね。
エアバスは航空機2強の一角。
カルフールは日本に進出するも撤退。
ウォルマートに次ぐ小売業世界2位。
サノフィは米ファイザー、英グラクソ・スミスクラインに
次ぐ世界的大手製薬会社。
ダッソーはミラージュシリーズに代表される
世界的航空機メーカー。
トタルは、エクソン・モービル、BP、
ロイヤル・ダッチ・シェルに次ぐ国際石油資本。
トムソンは総合家電メーカー。
ミシュランは2005年に日本のブリヂストンに
抜かれるまで世界一のタイヤメーカー。
車はタイヤの一部品に過ぎないとまで豪語したという。
ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーは傘下に、
ルイ・ヴィトン、セリーヌ、ケンゾー
クリスチャン・ディオール、ジバンシー、フェンディ
などのブランドがあり、タグ・ホイヤー、ゼニスなどの
時計メーカーやモエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニョン
ヴーヴ・クリコなどのワインメーカーも傘下である。
ロレアルは、世界最大の化粧品会社。

どのぐらい知ってたかな?

フランス旅行大作戦 ~参考図書~

2007年09月01日 00時20分21秒 | フランス旅行 2007
地球の歩き方 ガイドブック A07 パリ&近郊の町 (地球の歩き方)
地球の歩き方編集室
ダイヤモンド社

このアイテムの詳細を見る


・地球の歩き方 パリ&近郊の町
定番中の定番。適度な大きさ重さ。
めくり易い紙質に、分かり易い解説。
旅のお供は、これで決まり。
ボロボロになってしまった。

・ジス・イズ・パリ
およそ48年前に描かれたパリを紹介する絵本。
その変わらない様子に感嘆符がついて出る。

・パリ メトロ散歩
メトロに乗り倒すなら、この本。
予習・復習には持ってこいの一冊。

・DVDで入門フランス語
そこに自分がいるかのような錯覚に陥る。
行ってから見るのがオススメ。

・パリ20区散歩
パリジェンヌが独断と偏見で、20区を観察。
生まれながらのパリ市民ならではの観察と
時に眉をしかめるような描写が面白い。

フランス旅行大作戦 ~事前に準備すること~

2007年08月31日 23時59分42秒 | フランス旅行 2007
行く前に、事前に準備すること!?

行きたい場所、見聞したいこと/ものを
決めておくことでしょう。
ここだけ見れれば、帰ってもいい死んでもいい、
みたいなものを決めておくのがいい。
人の組んだツアーでは感動しませんよ。

それ以外は、パスポートとお金の準備だけです。

あとは、まあ調べたら調べたなりに、
上手くもいくし、
やっぱり、それでも失敗はするでしょう。
語学にしたって、現地で覚えるぐらいの
気持ちでもいいし、
駅前留学しといても損はないはず。
個人的には、とっさの一言は駅前留学じゃ
口をついて出ないと思うけど。

あえてアドバイスするなら、敵を知るには、まずは己から。
ルーヴルに行くなら、普段から美術館・展覧会慣れを
しておくといいし、日本画も見ておくといい比較になる。

鉄道の旅、世界遺産の見学、日本酒の研究、サッカーの
観戦や、テニスの見物でもいい。
日本でやっておくことは無数にある。

取っ掛かりは、人それぞれ。
でも、人の案内に乗っかるだけだったり、
予習なしの丸腰で行かないほうが
きっと面白いし、奥の深さを体感できる。
僕が言えるのは、そんだけ。

フランス旅行大作戦 ~今回のトラブル集~

2007年08月31日 23時40分19秒 | フランス旅行 2007
一人旅大作戦、まあ何とかなるもんです。

時系列順に…
・時差を考慮に入れず、休みより多く予約を取る
・成田エクスプレスを乗り逃がす
・猛烈な下痢、フランスに持ち込む
・目覚ましを忘れて、現地調達
・デジカメの電池切れ
・パリ・ヴィジットがいきなり使用不能
・帰る日を一日間違えそうになった

まあ、何ていうか運ですね。
飛行機のチケットを取るときに+マークが
付いてたら、到着は翌日になっています。
これ常識みたい。

体調は整えましょう。
大抵のものは、現地調達できるからご安心を。
教えてくれる日本人を探すことだ。

デジカメはフル充電でも400~500枚で
電池切れします。何気ない昼間の写真は、
使い捨てでも十分撮れます。
ご利用は計画的に。

フランスの機械がアテにならない、というより
フランス人に問題が。
自販機にお金を入れても出てこないと、文句を
言うと、「ああ品物いれてないから」なんて普通に
返事が来る、お国柄ですから。
悪意がないけど、あっけらかんとしすぎ。
悪意ムンムンの偽装がまかり通って、きっと氷山の
一角だろうな、って思わされる国よりいいかも。

ハウスキーパーさんに初日は2€、2日目は3€…と
チップをあげてたら、最終日だって気が付いた。
チップは大事です♪

つうかね、一人旅のトラブルは、楽しい。
ツアーなら、添乗員にブチ切れの事態も一人旅なら
笑って済ませられる。
「あっはっは、どうしよう?」みたいな。

今回行かなかった所 ② ~エッフェル塔~

2007年08月28日 11時48分48秒 | フランス旅行 2007
意外にも今回、縁のなかったところ。
エッフェル塔だ。

もちろん、パリのシンボル。
シャイヨー宮やセーヌ河畔から眺めたり、
23時に繰り出してシャンパンフラッシュに
酔いしれたりしたけど、登らなかった。
足元さえ、行かなかった。
また今度のお楽しみ、ということで。

エッフェル塔に据え付けられたカメラから
リアルタイムでパリの様子が伺える↓
時差は、サマータイム時で7時間ある。
http://www.parisrama.com/webcam.html

ローラン・ギャロス ⑥

2007年08月28日 11時34分22秒 | フランス旅行 2007
そして、現在のクレーコートの王者。
スペインのラファエル・ナダル。
しばらくは、誰も寄せ付けない彼の
全仏連覇が続くのだろか。


全仏オープン開催の時期には、毎年世界中から
テニスファンがパリに押し寄せ、
7月14日の革命記念日と並び、最もパリが
興奮に包まれる時であるという。

ちなみに、最もホテルの宿泊料金が高い時期でも
あるらしい。