羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

迷って、迷って、迷って……迷いながらやっていること

2017年06月18日 07時31分43秒 | Weblog
 母と娘の一対一の濃密な依存関係から、多くの方々に振り分けられた薄い依存関係に移行して、二週間が過ぎた。
 6月15日木曜日に母を訪ねたときは、しっかり服を着て、静かに過ごしていた。
 当座、私がやらなければならないことは、おおむね終わっていると感じながら徒歩で帰宅した。
 翌、金曜日からしばらくは、施設に通う予定はない。

 そこで自分の体力をつけることと自宅の整理に取りかかっている。
 
 まず、今まで通りに料理をするようにしている。
 いちばん欠かせないのは、酢の物である。
1、トマトを湯向きにして種を取りスライスしたタマネギと一緒に、酢・砂糖・酒に漬けこむ。日持ちもしてさっぱりして美味。
2、新生姜が出て来たので、これは甘酢漬けにして食す。
3、茄子を素揚げして、醤油・砂糖・酢・酒・ごま油につける。日持ちして助かる。
4、紅白なます。夏大根はおいしくないと思い込んでいた。小振りの大根を手に入れた。江戸風卵焼きにおろし大根にして添えてみたが、これが美味だった。そこでいかにも季節外れではあるが、紅白なますを作ってみた。父がぎりぎり存命の頃には、たっぷり茹でて柔らかくした。母はなますを嫌っていたので、つくることを正月ですらきっぱりやめていた。

 そんなこんなで、母が嫌っていることで遠慮していた鰻やビーフステーキ等々、久しぶりに食している。
 誰にも気遣わず、誰にも遠慮も気兼ねもなくいただくひとりの食事は、今のところホッとし、美味しいのでありまーす。
 ほどほどに疲れているのかも!と実感あるのみ。

 そうそう、秋田の料亭の麺をお土産にいただいて、これが美味だったことも特筆しておきたい。

 さて、もう一方の片付けだが、これがちょっと目も当てられない状況だ。
 片付けているのか、散らかしているのか、あっちこっちに手を付けて、すべて中途半端である。
 いつもことながら、最終的にはちゃんとおさまってくれる、と確信はあるものの、現状では一向にはかどらない。
 粗大ゴミにだすもの、出さない方がいいのか迷うもの、その選別をしている段階である。

 そんななかで、思い切った買い物をした。
 友人・知人、野口体操の関係者の方々が少し大人数で集まっても快適であるように、座敷のエアコンを交換したのである。
 清水の舞台から飛び降りる覚悟で、贅沢な機種を選んで、金曜日に設置してもらった。
 静かで快適この上ない。
 野口先生のことばを思い出した。
『高い買い物をする前は、贅沢は敵だ、とおもいつつ悩み考えるんだよね。熟慮に熟慮をかさねて、やっぱりほしくて、大枚をはたいてしまえば、それでおわり。大金のことは忘れてしまうんだ。満足感が得られて、それなりに気持ちいいんだよ。後はあとのことさ』
 名言である。

 改築をして満12年。
 少し部屋の模様替えをしたいと思っている。
 さらに何をどのように処分するのか、ここは思案のしどころである。

 というわけで、ここまできたら母のことは施設のプロの皆さんにお任せしようと落ち着いたところだ。
 といって目の前にぶら下がって来た自分の老後の問題を考え行動することは、遠くへ追いやれないけれど、しばらく先延ばしさせていただく。

 といいつつ、母のことが頭から離れない日々である。
 そんな折り、おねえちゃま! と私を呼んでくれるNさんから涙ながらの訴え電話をもらった。
「後悔のない人生なんて、ないのよッ」

 周りの皆さんが、私が母を自宅に連れ帰るのではないか、と本気で心配してくれている。

 迷います。迷いました。迷います。迷いました。

 現実的に考えてみると、たとえ連れ帰っても、長続きしないだろうし、共倒れになりそうだ。

「物理的にも心理的にも母との距離をとってみよう」
 グッと下腹に力をこめて、覚悟を決めた。
 6月18日、日曜日の朝である。
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