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民主党から谷選手出馬で手のひら返しの産経抄(追記あり)

2010-05-12 19:41:23 | 産経
やはり「産経は自民党機関誌」でした。

アテネオリンピックの時の産経抄が以下です
>平成16(2004)年8月16日[月]
> アテネ五輪の開会式は印象的だった。スタジアムの中央にエーゲ海を思わせる青い水面
>が広がり、幻想のギリシャ神話の世界が次々に展開。その水があっという間に引いていき、
>やがて神々の降臨のように日本に二つの金メダルがもたらされた。
> ▼古代オリンピックのギリシャでは、競技の勝利者は本人の才能や精進で勝つのではなく、
>神に選ばれたものに神が味方するから勝ったのだとされた。しかしソクラテスなど哲学者が
>でた紀元前五世紀ごろから、神のおかげでなく人間の努力で勝つとされるようになったそうだ。
> ▼柔道女子48キロ級谷亮子選手も、男子60キロ級野村忠宏選手も、ともにケガを克服し、
>生身の肉体で極限の力と美を発揮した。間違いなく本人の努力だったが、神が選手の上に
>降りたような活躍に見えたのはギリシャという場所柄のせいかもしれない。
> ▼「たをやかの アスクレーピアス/君がひとみの、耀(きら)めきは/凪(なぎ)の日和か。
>/人みなを恋の舟路へ/さそうてやまぬ」「薄紅(うすべに)の 花さうびともなりたしや/
>手づからとりて/雪をなす 君が胸わに/飾りたまふと」(呉茂一訳『ギリシア・ローマ抒情詩選』
>岩波文庫)。
> ▼前人未到の三連覇をなしとげた野村選手は、奈良の柔道一家に生まれたが、小さいころ
>は体も小さく、体力もなく、柔道は弱かったという。それが超人的な働きをし、日本に通算百
>個目の金メダルをもたらした。この秘密はどこにあったのだろう。
> ▼谷選手は「柔道着を脱げば主婦を百パーセント務めたい。アテネが終われば、料理の勉強
>もしたい」と語っているそうだ。五輪の競技はこれからだが、谷亮子にとってアテネは終わった。
>これからはご主人のために、人間的な料理のオムレツでも研究して下さい。


|「神々の降臨のように日本に二つの金メダルがもたらされた」
|「ともにケガを克服し、生身の肉体で極限の力と美を発揮した」
|「これからはご主人のために、人間的な料理のオムレツでも研究して下さい」
|まさに最大級の賛辞を産経は谷選手に送っています。


そして北京オリンピックの時の谷選手について書かれた産経抄が以下です。
>【産経抄】2008年8月11日 
> 歌手のアグネス・チャンさんは、長男を出産して3カ月後には、仕事に復帰していた。赤ん坊を
>伴ってテレビ局に出勤し、楽屋で授乳し、おしめを替えた。子連れ出勤が話題になると、批判の声
>が上がり、それに反論が出て、と大騒ぎになった

> ▼いわゆる「アグネス論争」から20年以上の月日がたつ。この間何人の母親が、育児と仕事の
>両立に悩みながら、戦ってきたのだろう。「これからは主婦がしたい」。北京五輪での戦いを終え
>た、柔道の谷亮子選手(32)が語る言葉を聞きながら、思った

> ▼平成17年の大みそかに、長男の佳亮(よしあき)君を出産した谷選手は、夜中の授乳で睡眠
>不足の日が続く。それでも、佳亮君を抱きながらの屈伸運動など、トレーニングを欠かさなかった。
>現役復帰第1戦となった昨年4月の全日本選抜体重別選手権は、試合の合間に母乳を搾る、慌(あわ)
>ただしさだった

> ▼合宿にも連れていき、ホテルで夜泣きする佳亮君のもとへ、チーム宿舎から駆けつけたことも
>ある。卒乳を急いだために乳腺炎にも苦しんだ。そんな谷選手を励まそうと全国の母親から、段ボ
>ール箱があふれるほどの手紙が届いたという

> ▼毎日新聞の書評欄に、著名人が「好きなもの」を語るコーナーがある。楽天イーグルス監督の
>野村克也さんは、飾りも何もない白い割烹(かっぽう)着を挙げていた。父親を早く亡くした野村
>さんたち兄弟を、身を粉(こ)にして働いて育ててくれた、母親がいつも着ていたものだ

> ▼「ママでも金」の目標は達成できなかったけれど、谷選手は立派に戦った。微妙な判定にも不
>服そうな態度を示すことなく、3位決定戦では、豪快な払い腰で一本勝ちした。母親の凛々(りり)
>しい柔道着姿を、発熱で体調を崩したという佳亮君も忘れないだろう。



|まさに最大級の賛辞を北京オリンピックの時にも谷選手に産経抄は送ってます。
|しかし…5月10日に谷選手が民主党から出馬すると発表すると…



http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100512/plc1005120353000-n1.htm
(魚拓)http://megalodon.jp/2010-0512-1303-23/sankei.jp.msn.com/politics/policy/100512/plc1005120353000-n1.htm
>【産経抄】5月12日 柔ちゃん、五輪はあきらめなさい

> 昇る朝日もいつかは沈む。平家物語を学校で習わなくても盛者は必衰すると、大方の日本人は
>肌で感じている。ただし、ずば抜けた才能を持ち、努力を怠らず長くトップの座を維持している人ほ
>ど自分は例外と信じたがるようだ。

> ▼もう34歳になった「ヤワラちゃん」こと、女子柔道の谷亮子選手の参院選への立候補表明は、
>漫画そのものだった。子育てしながら平日は国会に通い、オリンピックで金メダルをとろうなんて常
>人では考えもつかない。

> ▼先例はある。当選翌年、アトランタ五輪に自転車競技で出場した橋本聖子参院議員は、「国会
>は仕事をしなくていいところなのか」と袋だたきにあった。「二足のわらじは両方の力になると信じて
>いたのに、どちらの世界も傷つけた」と反省した橋本氏は、選手生活にピリオドを打ち、議員活動と
>子育てを見事に両立させている。

> ▼家族は言いづらいだろうから小欄が代わりに言ってさしあげるが、ヤワラちゃん、国会を目指す
>ならロンドン五輪はあきらめなさい。そもそも柔道選手としてのピークはとっくに過ぎている。

> ▼2年前の4月、全日本柔道連盟が、北京五輪代表を決めると銘打った大会の決勝で、彼女は山
>岸絵美選手に完敗した。にもかかわらず、全柔連は谷選手を代表に指名した。実より名を取ったわ
>けだが、案の定、本番では銅メダルが関の山だった。

> ▼何より情けないのは、「百万千万の味方を得た」と谷選手の横で破顔していた民主党の小沢一郎
>幹事長をはじめとする政党人の面々だ。参院選では自民党など野党も元野球選手や歌手らを大量
>に立候補させる予定だが、有権者をなめきっているのではないか。参議院は落ち目のタレントや元ス
>ポーツ選手を再雇用する場ではないはずだ。
民主党から出馬するというだけで凄まじい谷選手への手のひら返し…
産経が自民党機関誌であるという事がよくわかります。

ちょっとツッコミしてみますと
>ただし、ずば抜けた才能を持ち、努力を怠らず長くトップの座を維持している人ほど自分は例外と信じたがるようだ
産経は谷選手の頭の中が覗けるのでしょうか。妄想乙。
(ngc2497は出馬会見をyoutubeで見ましたが「精一杯努力して選手生命の延命に努める」という様なニュアンスを感じましたが)

>子育てしながら平日は国会に通い、オリンピックで金メダルをとろうなんて常人では考えもつかない。
「少子化対策!!」と喚いている産経がそんな事書ける義理があるのかあ??

>実より名を取ったわけだが、案の定、本番では銅メダルが関の山だった。
ヲイヲイ…銅メダルを「関の山」というのか産経は…今年の冬季オリンピックでは
入賞していただけで「感動をありがとう」とか産経は盛んに書いていた癖に…

>参議院は落ち目のタレントや元スポーツ選手を再雇用する場ではない
元プロ野球選手を担ぎ出した自民党はどうなんでしょうね…自民の「じ」の字も出てこない。



ここまで産経が自民党機関誌だと逆に清々しいですな。
「産経は自民党を応援します」
と言い切ればよいのに。

<追記5月31日>
アテネオリンピックの時の産経抄を追加しました。

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