日本共産党 石川たえ ☆いのち輝かせて☆彡

みんなで考えましょう。これからの日本。

府議会がはじまります

2017-02-18 | 日記

2月24日から2月府議か会が始まります。府政運営基本方針をみていると「成長と安全・安心の良き循環による豊かな大阪をめざした取り組みを土台に成長の芽を育てる年となる」と書かれています。これまでの歩みを加速化させるためにかかげられているのは

*副首都大阪をめざすとりくみ→都市インフラ、大都市制度の整備。起爆剤になるのが大阪万博の誘致と統合型リゾートの立地推進

*人口減少・高齢化社会に置いても安心・安全で豊かなくらしを実現→いのちや健康を守る取り組みやセーフティネットの充実

うーん…。聞こえはいいけれど…。知事は記者会見で「副首都にむけての成長予算だ」と述べました。予算は副首都にむけた成長ではなく、府民の暮らしのために組まれるものでなければならないのではないかしら。

知事重点事業ですすめられる「都市インフラ整備」「起爆剤になる大阪万博と統合型リゾート」は「淀川左岸線延伸部の整備推進、測量、土質調査等の事業(新規事業)に1666万7000円、大阪モノレールの延伸に4億600万円、北大阪急行延伸に150億円、なにわ筋線の検討調査に500万円、IR立地推進事業に4770万6000円、副首都化の推進に6億765万2000円、日本万博誘致推進に3億780万1000円などなど。

府民のいのちや健康を守るセーフティネットの充実といいますが、こどもの貧困対策としてかかげる子供未来応援地域ネットワーク形成事業は、国の交付金を市町村に交付。市町村でのこども医療費助成年齢拡充分にほぼ充てられている、新子育て交付金は優先配分枠も成果配分枠も昨年と同額しか計上されていません。貧困対策にお金が回らないよと悲鳴も上がるほどです。

その上、福祉医療助成制度の見直しで、高齢者と障害者の負担を新たに増やそうというのです。ここが一番セーフティネットが必要なところでしょう!と思いますが、患者負担増が押し付けられようとしています。

府営住宅の1万戸削減計画は引き続き進められ、新たに府内63団地で駐車場使用料値上げ(最大月2000円)も打ち出されています。

国保広域化の試算も出され、統一保険料ありきで、多くの市町村で大幅値上げにつながることが心配されています。

高校トイレの改修などの府民施策もあるものの、副首都やカジノを含む統合型リゾート、万博を理由にした高速道路の延伸よりも、もっともっと府民のくらしといのちをささえる予算編成にしなければ、いくら外国人旅行客がいっぱい来るといっても、その前に大阪府民が行き倒れてしまう…。どっちをみて政治をしているのだろうと思います。

いよいよはじまる府議会。せっかくあたえていただいた議席。会派は小さくとも思い切りがんばって、府民の声を届けていきたいと思います。

福島原発被災者のみなさんと懇談

教育署名提出集会と議長懇談