ひびレビ

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Go!プリンセスプリキュア 第44話&第45話

2015-12-20 10:46:58 | Go!プリンセスプリキュア
Go!プリンセスプリキュア

第44話「湧き上がる想い!みなみの本当のキモチ!」
 みなみの夢、前後編。前編ではみなみが自分の中に生まれた新たな夢を自覚し、みんなに伝えるまでが描かれました。

 進路に悩むみなみを後押ししたのは主に2人。1人目は座間先生。最初の頃、遅刻してきたはるかを叱ったりしていた先生ですね。そんな座間先生の昔の夢は何とアイドル。その後警察官、漫画家と色々と変わっていく中で教師という夢にたどり着き、今では生徒たちの夢を応援するのが夢になっていました。「悩むことは悪いことではないザマス、あなたもとことん考えるザマスよ」とアドバイス。厳しめの眼鏡の奥には、優しい目が隠れていました。

 そしてもう1人はきらら。みなみを励ます立ち位置というと、普段ははるかのイメージが強いですが、今回は珍しくきららとみなみが2人きり。みんなに応援し力をもらったきららは、友達を応援しようと強引にみなみを連れ出したり、みなみが読みたがっていた本を借りてきたりとしていました。春には外国行きが決まっていて、語学の勉強で忙しいにもかかわらず、友達の夢を後押ししようとするきらら、素敵すぎます。
 はるかもみなみが悩んでいたことには気づいていたものの、今一歩踏み込めなかった模様。会議中の生徒会室に入って強引にみなみを連れ出す、なんてことは、はるかではなかなか出来ないでしょうしね。今回はきららが適任だったのかもしれません。トワはトワで、「なんでもない」という言葉は友達に心配をかけたくないから使ってしまうという、みなみの言葉を覚えていました。

 海の生き物に呼ばれつつも、彼らと一緒にどこまでも泳いでいくことができない。行きたいのかどうかすら分からない。そんな思いでいたところへ、座間先生を基にしたゼツボーグが出現。今回の「冷たい檻に閉ざされた夢。返していただきますわ」はトゥインクル、「お覚悟はよろしくて?」はマーメイドが担当。出来ればトゥインクルの流し目が見たいので、担当を反対にして欲しかったなぁ・・・とも(苦笑。

 夢に迷いが生じたマーメイドは弱体化。そんなマーメイドをトゥインクルは「誰だってあるよ迷ったり、悩んだりすることぐらい」と支え、フローラは相談してくれなかったことにご立腹。けれども新しい夢ができたのならそれでいい、「夢は変わってもいいと思います」とフローラ。トゥインクルも「あたしが思うにさ、大事なのはどうしたらいいかじゃなくて、マーメイドがどうしたいかじゃない?」と告げ、マーメイドは新しく生まれた夢に向き合い、新たな技「コーラルメイルシュトロム」でゼツボーグを怯ませ、グランプランタンで浄化完了。

 新しく生まれた夢は「海の生き物のお医者さん」になること。その夢をはるかたちは喜んで応援してくれるのでした。


 44話はここまで。みなみときららという、比較的珍しい組み合わせが描かれていました。みなみの夢については、第9話あたりから描かれ始めていました。海藤グループに入って父や兄のようになるのが夢かと問われ、当時は一瞬戸惑っていました。思うに、海藤グループ絡みの夢は「海藤家に生まれたもの」として生まれた夢であり、「海のお医者さんになる」というのは「みなみ個人」として生まれた夢なのではないかと思います。
 ただ、海藤家としての夢も強制されたものではなく、自分で決めたもの。だからこそ迷いが生じるのでしょうね。両親にどう伝えるかはまた次回。



第45話「伝えたい想い!みなみの夢よ大海原へ!」
 幼い頃に生まれた海への好奇心。本当に知りたいなら考えるだけではなく、自分で答えを見つけるために海に飛び込んでいかなければならない。思えばそれが夢の始まりで、あすかに会うことでその気持ちに気づくことが出来た・・・と、その思いをあすかに告げるみなみですが、あすかは「アメリカのフロリダの水族館」にいたはずでは・・・ふしぎ図書館か!(違。

 新しい夢のことは、未だ両親に話していない。みなみは両親に感謝しており、だからこそ尚更申し訳ない気持ちが心にある。ともあれ、景気づけのためにとクリスマスパーティーが開かれることに。パーティーではゆいによるパフやアロマの腹話術が披露されたわけですが、それに対して「七瀬さん腹話術うまーい!」との声が。あの声、多分パフの中の人だよなぁ・・・何だか奇妙な光景だった気がします(汗。
 そしてはるか、みなみ、きらら、トワによるクリスマスソング&ダンスも披露!思いのほか気合が入っていたので、そりゃらんこも驚くわなと。らんこは最早アイドルというより芸人になっているような・・・

 クリスマスパーティーを楽しんでいるところへ、みなみの母・ますみからメリークリスマスとの電話が入る。新たな夢の件は言い出せずじまいで、けれども自分を心配し、優しく接してくれるみなみは電話を終えると思わず涙を流していました。「お母様が優しくて・・・」のあたりが凄く良かったです。
 大好きだからこそガッカリさせたくない、けれども本当の気持ちを伝えたい。「大好きだからこそ本当の気持ちを伝えたい」というのは、記憶を亡くしたカナタに対するトワの思いとも通じるものがあると思います。

 悩むのは本当の思いを伝えてから。はるかの提案で今すぐ両親に会うことになったものの、兄が迎えに来る前にシャットと亀のメツボーグが出現。シャットはディスピアに「失敗作」と言われ、これが最後のチャンスだと言われていました。
 単身亀のメツボーグと戦っていると、いつの間にやら場所はホープキングダムの海の城。1人ずつ片付けようとしたところへ、フローラたちも到着。しかしメツボーグは圧倒的で、シャットはそのまま海とプリキュアたちを絶望に染めようとする。
 しかし海からは夢が生まれると、海を守るためにも立ち上がるマーメイド。時には絶望や困難に飲まれることもある。でも、それでも「絶え間なく生まれ続ける!困難だと分かっていても、叶えたい夢が生まれる!海も、私たちの心も、決して絶望で満ちたりはしないわ!」とマーメイドは告げ、コーラルメイルシュトロムを放ち、海と夢を汚すものを一瞬で吹き飛ばし、グランプランタンで浄化完了。海の城も無事復活。

 両親に会いに行く途中、兄・わたるはみなみの心境の変化に気づいていた模様。
 そして兄にも励まされ、いよいよ両親との対面。ほかにやりたいことが、夢ができたと話すと「おめでとう。大海原に飛び込むときが来たようだな、ブラボー!」と父・つかさは喜んでくれ、母・ますみもその事を伝えにきてくれたことへの感謝を口にする。
 みなみは今更こんなわがまま・・・と戸惑うも、つかさは「わがままものか。いや、むしろ・・・みなみのわがままなんて、お父さん、ちょっと嬉しい」と笑顔を見せ、ますみも「あなたは昔から優しい子だったわ。優しすぎて、いつも自分より私たちのことばかり。そんなあなたが自分のやりたいことを見つけた。嬉しいわ」とみなみを抱きしめる。
 「海から様々なものが生まれるように、お前からは夢が生まれたのだろう。みなみ、自分の信じる道を行きなさい。お前の喜びが、私たちの喜びなのだから」つかさの言葉にみなみは涙を流し、ますみはその涙を拭く。海藤家はわたるが予約したレストランで食事をとることに・・・


 といったところで、みなみの夢は、晴れて両親も喜んでくれることとなりました。家族が大好きだからこそ迷い、新しい夢を伝えることを躊躇っていたみなみ。ですが友人や兄に励まされて夢が生まれたことを告白すると、両親は喜んでくれました。娘に出来た新しい夢を、茶目っ気も交えつつ喜んでくれる素敵な両親に、思わずこちらまでウルッときてしまいました。
 みなみの両親の凄い点は、みなみに新しく生まれた夢が何なのか、それを知らずに喜んでくれていたことだと思います。「海のお医者さんになる」ということは、海に関わりの深い海藤グループともいずれは繋がりが生まれることでしょう。しかし、みなみが告白した時点で「新しい夢」については一切知らないはず。もしかしたら海藤グループと関わりの無いことかもしれない。それでも「娘の夢」というだけで素直に喜べるこの心の広さ。本当、いい両親に、いい兄をもったものですね・・・

 母と電話を交わした後に流した寂しそうな涙、新しい夢が生まれたことを喜んでくれた時に流した嬉しそうな涙。いずれのシーンもグッとくるものがありましたが、嬉し涙を流した時のみなみがとても良かったです。仲間の中では大人な雰囲気のあるみなみですが、ああいうのを見るとまだまだ中学生の子供なんだなと感じさせられますね。

 その一方で、生みの親?であるディスピアから見離されてしてまったシャット。相談に乗ってくれる仲間もおらず、ただ1人で挑んだ最後のチャンスとされた戦いにも敗北。次回はシャットのその後が描かれるようですが、できれば彼には生き残ってもらいたいんですよね・・・ただ予告からするとクローズやロックのように凶暴化、ひいては巨大化しそうな雰囲気が漂ってました。あれがシャット自身の意思によるものなのか、ディスピアあたりから無理やりそういった力を注ぎ込まされたのか分かりませんが、どうなることやら・・・

 そんなこんなでまた次回。

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