ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。

相棒Eleven 第18話

2013-03-14 00:53:06 | 相棒シリーズ
相棒シーズン11、第18話は緊迫の誕生日。

峯秋が誕生日にもらったという和菓子を処分する事になった右京。そのまま花の里へ向かった右京は、店の前の怪談に座る1人の少女と出会う。少女は家出少女だと名乗り、右京はカイトも呼んでその少女を家まで送る事に。
少女は家の近くまで来ると車から降り、オートロックのマンションの中へ入っていってしまう。だがそのマンションの前の家は、夜中にも関わらず窓や扉が開いているなど、何か様子がおかしかった。2人は中に入ってみるものの、誰かがいる気配が無い。調べてみると、ここに住んでいたのは元気でしっかり者の老婆だという。そんな中、冷蔵庫の中から、白いクリームが入ったボウルを見つけた右京。それはとても食べられる味ではなかったが、カイトはその味に覚えがあった。右京に呼ばれる前、米沢からひき逃げされた人物が所持していた物だといって渡されたクリームの味と同じだったのだ。
そして明らかになる強盗殺人犯の存在と、連れ去られた老婆と少年の行方は・・・


いやはや、終始ハラハラしっぱなしの相棒でした。最初はどう考えても誘って欲しいオーラ全開の峯秋をあっさりスルーした右京さんで笑い、家出少女の妙にませた口調で笑っていたのですが、その後の展開は一転してシリアス。
今回中心になっていたのは、当日誕生日を迎えた少年・隼人。家では豪華なパーティーが開かれる予定だったものの、いつまで経っても帰ってこない。母に送るプレゼントを作るため、卓球の臨時コーチでもある瀬田の元を訪れていた所、そこへ瀬田の教え子であり、強盗殺人犯でもある大場が現れたことから事件が始まりました。

一度は理解を示したフリをして、警察に通報しようとした瀬田を絞め殺そうとした大場。隼人を蹴り、隼人に瀬田の遺体隠蔽を手伝わせるという所業。山の中では隼人が財務省の息子だと知るや否やぶち切れて、「あいつら官僚が悪党だ!」とか「国をダメにした!」と叫び、隼人と瀬田を埋める穴を隼人自身に掘らせる・・・狂ってる。
隼人は実はとある病気が発症するかもしれず、早くに亡くなってしまうかもしれませんでした。12歳を過ぎれば発症する確率は極めて低いため、この12歳の豪華な誕生日パーティーは、両親が8年前から決めていたことでした。両親への感謝を告げる手紙を読んで、一度は隼人を送り返そうとした大場。そこへ現れたのは、まさかの瀬田でした。まさか生きているとは思わなかったんだ。そして岩で殴られても気絶しない大場も相当だと思うんだ。

そして瀬田に言われて単身逃げ出す隼人。しかしその途中で母への贈り物を落としてしまい、拾おうとした際に川に転落。そこへ現れた大場は最初見捨てようとしたものの、隼人を救ってとあるコテージに安置。通りかかったバイクに助けを求めようとした際にはねられてほぼ即死。死に際、隼人のいるコテージの番号を呟いた・・・

最後の最後では隼人を救うことになってましたが、よくよく考えてみれば大場が何もしなければこんな事にはならなかったはず。瀬田を殺してもいませんでしたが、それでも隼人や瀬田にした罪は重いと思います。ただ瀬田曰く「誤解されやすい子」とのこと。隼人を救った大場が、本当の大場の姿だったのかもしれませんね。何がどう彼を狂わせてしまったのでしょうか。何かのせいにしなければ、やっていけないのか・・・


さて今回久々に峯秋が出てきて、何か進展があるかと思いきや、単なる寂しがりやで終わってしまいましたwまぁ峯秋も自分から「誕生日だから花の里に誘ってくれ」とも言えないし、何も言わずに花の里に行って「実は誕生日なんだ」と言えるような性格ではなさそうです。カイトはまさか峯秋が誘って欲しかったとは思っておらず。親子の関係は、他人が思うほど簡単ではない。でもこの親子は案外と簡単そうな(汗。

そんなカイトでしたが、今回は所々の行動がとても頼もしく思えました。手紙発見時の「杉下さん!!」という叫び。瀬田に急かされて再び隼人を探しに行く際、自分のコートを瀬田にかけていくという行動。そして隼人を蘇生させるべく、AEDを持ってくる・・・シーズン11第1話で右京さんに取り押さえられたり、「うん!」と返事をしていた彼はどこへやら。もう安心して見られますね。

隼人はコテージで発見された際に息が止まっていました。コートを放り投げてマッサージを始める右京さん。すぐに息を吹き返して、最後はあの女の子も隼人の誕生日にチラッと現れて終わりかなーとか思っていたら・・・まさかそれから数分間、スタッフロールも出始めるまでマッサージやAEDの場面が続くとは思ってもいませんでした。「戻ってきなさい!」「逝ってはいけない!」右京さんやカイトの必死の叫びの中、最後に息を吹き返した隼人を見た時は、こちらも本当にホッとしました。そんな隼人にかけられた言葉は「誕生日おめでとう」。そして笑顔で生きている喜びをかみ締める隼人・・・あの笑顔で締めるのは素晴らしかったです。

冒頭の家出少女の正体は、先に亡くなってしまっていた隼人の姉でした。弟を救うために現れた幽霊だったのでしょう。そういえば以前も幽霊の話はあったような。
あそこで彼女が右京さんの前に現れなければ、隼人は救われることは無かった。誰にとっても誕生日というのは素晴らしい日。彼女にとっても、毎年の誕生日は素晴らしいものだったことでしょう。残念ながら彼女はもう誕生日を迎えることができませんが、それでも弟の誕生日には駆けつけてくれました。ある意味、右京さんが誕生日プレゼントだったのかもしれません。


誕生日は年を取るだけの日ではなく、生まれてからの節目の1つ。今年もまた1年生きることが出来たとかみ締める日。ただケーキを食べたり、プレゼントをもらったりするだけでなく、そういった喜びも感じれるようになりたいです。でも家出少女、「誕生日に家で1人でお菓子を摘むのは寂しい」という台詞はここ数年の私に若干グサッときましたよ?(苦笑。あと幸子さんはお姉さん。異論は認めない。


子供も含めた役者さんたちの演技が迫力あった今回。ちょっぴりファンタジーもありつつ、素晴らしい話でした。次回は最終回。
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2 コメント

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こんばんは (アパッチ@元帥)
2013-03-14 21:49:13
加藤清史郎君が上手な演技をしましたね。
ゴーバスターズでは司令官で出演されていた榊さんもいい演技でした。
さすがご自身で脚本や監督など幅広く活躍されているだけあります。
次回でシーズン11は終わりますけど、もう終わるのか!と思ってしまいましたw
アパッチ@元帥さんへ (アル)
2013-03-15 07:25:18
おはようございます。

〉加藤清史郎君が上手な演技をしましたね。
最後には素晴らしい笑顔を見せてくれましたね。

〉ゴーバスターズでは司令官で出演されていた榊さんもいい演技でした。さすがご自身で脚本や監督など幅広く活躍されているだけあります。
・・・あの犯人、黒木司令だったんですね(汗。全く印象が違うので驚きました。あの頼もしい司令とは一変した犯人の役を見事に演じ分けておられますね。さすがクロリンです(笑。

〉次回でシーズン11は終わりますけど、もう終わるのか!と思ってしまいましたw
何だかあっという間に過ぎ去ってしまいましたね。ただ次のシーズンや映画もあるようなので、楽しみに待つとします。

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