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CLANNAD  ~AFTER STORY~  第12話「突然の出来事」

2008-12-19 07:00:14 | 2008年アニメ
CLANNAD  ~AFTER STORY~  第12話「突然の出来事」。まさに急展開。


季節は夏に。芳野にも誉められるようになった朋也。自分で選んだ自分の場所にいた・・・

今回2箇所あった笑えるシーンの1つ、渚と遊べないと嘆く秋夫。いい加減子離れしろww
渚は朋也を送っていく途中、朋也の父の話をしようとするが、朋也は話を逸らそうとする。今回は進路の話とは違い、水着にも惑わされずちゃんと話す渚。嫌な思いはしたくないと言う朋也だが、いつか会いに行くことを約束する。


芳野の過去
そんな折、朋也に良い転職先の話が持ち上がる。やけに早い昇進だな。「職人にはなれるけど、監督にはなれない」というのは地味だが名言だと思う。
迷う朋也に対し、芳野は出来の悪いロック少年の話を始める。

美佐枝編でちらっと出てきた芳野の過去。確かにロック少年でしたが、他人のバンドのボーカルかっさらうとかw
そんな無茶ばかりしていた時、自分のラブソングを誉めてくれて、プロになることを応援してくれた存在がいた。それが伊吹公子さんと。

最盛期
プロになったら付き合うと約束してくれた公子。芳野はがむしゃらに歌い、生きることが瑞々しく感じられた。多くのファンもでき、全てが上手くいっていくかに見えた。

堕落
様々な問題を抱えたファンたちとの出会い。彼らは芳野の歌によって救われたのだった。それを知った芳野は自分の音楽は自分だけのものではない事を思い知らされる。「彼らのために」作らなくてはならないという責任感、プレッシャーが芳野を押しつぶし、次第に曲が作れなくなっていった・・・

絶望
熱心なファンの犯罪。芳野は彼らから生きる糧を奪った事に気づき、再び歌い始める。しかしそれは現実を歌った生臭いもの。「歌を失いたくないから歌う」という理由に変わり始めていた。そして芳野自身、決して踏み入れてはならない領域に手を染めてしまう・・・
ここの表現には正直驚かされた。まさかこんな場面をアニメで見る事になるとはまったく思わなかったし、よく映像化したと思う。


帰る場所
元の町に帰ってきた芳野。彼を待っていたのは公子だった。けなされると思ったのか、怯える吉野に対し「まだ音楽は続けてる?」と優しく問いかける公子。その瞬間、芳野は誰のためでもなく、公子のためにラブソングを歌い続けるべきだったと気づくのだった・・・
「諦めないで続けていれば、夢は叶うから」


大事なもの
芳野は朋也に「大事なものを見失うなよ」と告げる。朋也は転職を決意し、渚もそれに賛成。休みの日、公園で近所との交流をする朋也と渚。「私の若い頃にそっくり」てww本当に可愛かったのか?ww
渚の言うように、確かに朋也の雰囲気は変わった気がする。高校時代はちょっとすねた感じがあったが、今は素直で優しそう。これも渚の影響か。


突然の出来事
幸せは長く続かなかった。朋也の父が逮捕されたというのだ。転職の話は無くなり、公園で落ち込む朋也。渚に「2人でこの街を出ないか?」と提案するも「私を幸せにして欲しいです、この街で」と渚。地味に告白してる気がw
渚は「前向きな気持ちで出て行かないと、帰って来れない」と言う。深い。


留置所で父と対面する朋也と渚。怒りをぶつける朋也に対し、父は何も言わず、朋也を見つめている。泣くでもなく、怒るでもなく、ただ無表情で。その事に遂に朋也は激怒し、飛び出してしまう。
私もこのシーンでの父親の態度は衝撃でした。何か一言でも謝罪があれば、謝罪でなくとも反応があれば朋也も少しは救われたかもしれない。それなのに無言。もう何を考えているのか、全く分かりません。
あと、まるで壁と話しているかのようなシーンも印象的。朋也と父との超えられない溝、壁と言った感じかな。


2人なら
塀に拳を叩きつける朋也を、泣きながら止める渚。落ち着いた朋也は渚に「結婚しよう」と告白。個人的にこっちの方が突然の出来事でした(汗。こんな時だから、というのもあるかもしれません。

2人一緒なら強くなれる。渚も結婚を承諾する。
「ずっと側にいてくれるか?」
「ずっと側にいます。どんな時も。いつまでも・・・」
・・・


さて芳野の過去、父親の犯罪、プロポーズと色々あった第12話でしたが、やはり衝撃だったのは芳野の過去ですね。「自分のため」「他人のため」「自分を守るため」と歌ってきた芳野さんも、最後には「大事なもののため」に歌えばよかったと気づく。朋也に自分と同じような思いをさせたくないから告げたのでしょう。そうそう告白できることではないと思います。アフターは芳野アフターな気がしてきた。むしろビフォア?
しかし公子さんの存在は、本当に大きかったんでしょうね。「まだ音楽続けてる?」というのはある意味、芳野にとって一番辛い言葉だったと思う。
美佐枝さんたちも過去を知っていたのだろうか?


そして何と言っても朋也の渚へのプロポーズ。衝撃でした。こんなに早く来るとは思ってなかった。2クールなはずなのに、まだ半分位。残りは一体何が起きるのか、期待と不安が・・・特に不安の方が大きいか。
内容としては羨ましいくらい愛し合ってますね。「朋也君しかいないと思ってました」とか、「ずっと側にいます」とか。本当に良い子だなぁ。
渚のおかげで朋也は自分を傷つけずに済んだ。渚がいなかったらと思うと・・・自分には渚が必要だと改めて感じたからこその告白かも。
告白のシーンは良いけれど、個人的に辛い部分も(苦笑。


芳野のあのシーン、壁と向き合うかのような朋也、朋也を止める渚と言い、良い演出が多い今回。ただやはり急展開すぎると言うのも否めない。後々の話のために、かなりのスピードで進んでるような?

長くなりましたが次回は「卒業」・・・早いなおいw

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