ひびレビ

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「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」を見て

2017-01-09 11:42:50 | 特撮
「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」を見ました。このタイトル、強敵Dr.パックマンに対して多くのライダーが立ち向かう!といった雰囲気が感じられますが、「対」の前後を逆転させると一転Dr.パックマンが不利に思えるから不思議です。

 突如幻夢コーポレーションを襲撃したDr.パックマン一味は、黎斗からプロトガシャットとバグヴァイザーを奪い、街中にパックマンウイルスをばら撒いた。パックマンの猛威を止めようとする中で再会を果たしたタケルと永夢だが、パックマンの天敵である「ゴースト」=タケルはその力を狙われ、変身不能に陥ってしまう。
 Dr.パックマン=財前は、パズルゲームの開発者である少年から新たなバグスターを生み出し、遺伝子をパズルのように組み替えることで自ら超人になろうと目論んでいた。戦いのさなか、バグスターウイルスに感染したことで消滅の危機に瀕するタケルとアカリ。目の前で患者を連れ去られたことにショックを受ける永夢。
 各々が決意を新たに敵に立ち向かう時、3人のレジェンドライダーが駆けつける!


 ・・・といった物語でして、最初は「エグゼイドとゴーストが主役で、ドライブたちは最終決戦に駆けつけるぐらいでしょ?」と思ってました。そしたらまぁ、Dr.パックマンとその一味が誰なのかを調べるために仮面ライダードライブ=泊進ノ介が序盤から登場!終盤に向けては仮面ライダーウィザード=操真晴人が敵のアジトにもぐりこんでタケルたちを敵のもとまで導くという役割を果たしてくれましたし、仮面ライダー鎧武=葛葉紘汰は変身前の姿での登場はなかったものの、地下深くに封印されたドライブドライバーをわざわざ持ってきてくれるという相変わらずの神様っぷりを見せつけてくれました。
 加えて基本フォームと最強フォームに変身して敵を倒して終わり!ではなく、それぞれの主題歌ややけにカッコいい曲がかかる中での各種戦闘スタイルが大暴れ!一つ一つの出番は短いですが、鎧武バナナアームズにグッと来たり、ウィザードのオールドラゴンによるドラゴン対決、久々のドライブタイプデッドヒートなどなど、流れるような戦闘シーンは本当にかっこよかったです。

 主役であるエグゼイド&ゴーストはといえば、冒頭で永夢とタケルが互いのドライバーを見て「前に会ったことがある」と認識しあうシーンでホッとしました(苦笑。タケルは永夢を「先生」と呼ぶのですが、そういえばタケルって歴代の主役ライダーの中でも結構年下の部類に入るんですかね?他のライダーたちは大体成人を迎えてそうなイメージがあります。タケルに一番近いのは良太郎だろうか・・・
 タケルの命を救いたいという熱い思いは永夢に負けていませんでした。生身の身体で無茶できないと分かりつつも、命がけでアカリを守ろうとしたり、ボロボロの状態でなおハテナバグスターに生身で立ち向かうわ、巨大パックマン相手にも向かっていこうとするわ・・・年齢は下ながらも、立派に先輩ライダーとしての覚悟と思いの強さを見せてくれました。巨大パックマンを前に変身するその姿は、BGMも相まって最高でしたね。


 永夢も一時は患者を助けられなかった自分の無力さを嘆いていましたが、タケルたちの姿を見て奮起。まだまだどこか頼りなさげな部分もありますが、立派なドクターとして、ライダーとして成長していって欲しいですね。
 敵の狙いがパズルゲーム開発者の少年だと知り、少年を囮にする飛彩と意見を対立させた永夢。患者1人の命を救おうとする永夢と、より大勢の命を救うためには手段を選んでいられないという飛彩。どちらの考えも否定しきれないところがありますから、難しいところです。

 そんな風に相変わらず厳しい飛彩ですが、ボロボロになりながらも負傷したマコトとアランを治療したり、その治療には大我も手を貸してくれるというシーンも描かれていました。
 主役ライダー5人勢ぞろいに負けず劣らず、スペクター、ネクロム、ブレイブ、スナイプ、レーザーの共同戦線も見ごたえがあるシーンとなっています。勝負は痛みわけに終わったものの、なかなか熱の入ったバトルが見られたので満足です。


 ストーリーでは「永夢が最初のゲーム病感染者」「財前たちは永夢を治療中にバグスターウイルスに感染し、姿を消した」ということが描かれていました。これは後々本編にも繋がってきそうですね。恭太郎が永夢の体に何らかの細工を施したのではなく、施したのは恐らく財前。しかも当時の資料は殆ど残っていないそうですから、貴利矢がこの情報を突き止められなかったのにも納得がいきます。今回の映画は本編要素を上手く絡めたうえで、映画を見ていなくても本編視聴にさほど支障が無いように作られているなぁ・・・と感じました。

 また、最後はゴーストがエグゼイドの、エグゼイドがゴーストの力を借りて倒して終わり!かと思ってましたが、映画の中盤にそれを持ってきたことにも驚かされましたね。そしてゴーストはテンカトウイツ魂が初登場し、エグゼイドはマイティブラザーズXXのガシャットを先行使用!まさかゴーストにもコラボ以外の新たなフォームが生まれるとはなぁ・・・正直グレイトフル魂の扱いは残念なところがありますが、テンカトウイツ魂が超かっこよかったので良しとしましょう(笑。変身解除させられた直後に次に使う眼魂を持っているタケルもかっこよかったです。


 ライダーたちの活躍も去ることながら、変身前の人々のアクションにも気合が入っていた映画。これはダブルの夏映画以来、久々に映像ソフトを買って家で見直したい作品です。エグゼイド主題歌が流れる中で、レジェンドライダーたちが各々の決意を固めるシーンをぜひもう一度!
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