ひびレビ

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相棒シーズン13 第8話「幸運の行方」

2014-12-11 00:00:27 | 相棒シリーズ
相棒シーズン13 第8話「幸運の行方」


 夜明さんだ!今週の土曜日にはロングの夜明さんが来るぞ!こっちも結構楽しみです。

 さて今回は商店街が舞台の事件。久米と小池は昔から犬猿の中だったそうですが、共に乙姫である瑠璃子を思う気持ちに変わりは無かったようです。久米が小池を懲らしめようとしたのは、瑠璃子に苦労をかけさせないためでもあったのでしょう。それがどんどんと思わぬ方向に向かい、果ては殺人事件に巻き込まれていくことに。
 「情けは人のためならず」。もしも久米が儲けを第一に考えるような人物だったら、平だけでなく、久米も金のために殺されていたかもしれません。日ごろから平のことを思い説教し、色々と工面していたからこそ、犠牲者にはならずに済みました。困った時はお互い様。本当、平も一言相談していればこんな事には・・・

 小学生の頃に「浦島太郎」を演じた久米たち。今回の話もどことなく浦島太郎を思わせる部分がありました。小池が久米を助けた場面なんかは、浦島太郎が亀を助ける場面に似ています。竜宮上の代わりに病院に連れて行ってもらってますし。
 平もまた、浦島太郎だったと思います。亀を助けた、というよりは亀に助けられていた浦島太郎ですが。浦島太郎は竜宮城でもらった玉手箱を開けて老人になってしまいましたが、平は金庫を開けた結果殺されてしまいました。玉手箱にしろ金庫にしろ、開けてはならない箱ほど、開けたくなるものなんですかね。

 春日に関しては最初から怪しさが漂っていたので、犯人についての意外性はありませんでしたが、ラスト、右京さんの「万車券を受け取っていたらどうするか」という問いに対する久米の考え方が素晴らしかったです。口座を作らせて貯金し、立派になったら通帳とカードを渡す。1539万円という大金を前にしながら、そこまで若者の将来を思いやれる気持ちは素晴らしいですね。お金の行方も、実に久米らしいと思いました。

 幸運は意外と身近にあるもの。平が万車券に気づいたように、小池もまた身近な妻の大切さに気づかされることとなりました。久米にとっても、犬猿の仲とは言いつつも、何だかんだでこうして何の遠慮も無く本性をぶつけ合える人間がいるというのは良いものだと思います。喧嘩するほど仲が良いということなのでしょう。

 次回は刑事ドラマのご意見番登場?
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