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このためにグリーンサバイバルの記事を書いたわけではありません。
でも生き残れなかった2ストローク1サイクルエンジンで略して2サイクルエンジンです。
スクーターのエンジンをオーバーホールするのには、エンジンを下ろすというより車体を取り外して、このような状態にします。エンジンを分解するよりココまでするのがメンドくさかったりですね。
何故スクーターの修理かというと、高校生の2年になる次男は土日に店の掃除をアルバイトというカタチで手伝わせているのですけれど、どういう訳かあまりバイクには乗りたがりません。20歳になった長男も高校生の時にやはり店の掃除に来ていて、2年生の夏休みにディオで三浦カズヨシを仙台まで見に行ったのです。彼にとってスクーターで仙台まで行くのは一番安い手段だったらしく、心配する母親を尻目に平気な顔で行って来ました。
ワタシは勿論反対はせず、ルートや走り方のアドバイスで応援いたしましたが、無事に帰ってくるまでは落ち着きませんでしたね。彼にとっても良い旅であったようです。
ところが、今の子供は乗り物には余り興味はないようで、”カエルの子は何になっちゃうの?”というくらい醒めています。ピストンを見ても感動はないようで(当たり前か?)どうも思い通りには行かないものです。
まあ話が長くなりましたが、ワタシの次男に乗せるべくスクーターのエンジンをオーバーホールしているわけです。
ヘッドはIGプラグが付くフタのようなものですから、4個のナットを取れば簡単に外れます。
1年以上放置したありましたけれど錆びてはいないようです。状態はそれほど悪くはありません。
ピストンにも焼きついた形跡はなく、付着したカーボンを掃除すればまだ使えそうです。
スズキ製の三つ又プーラーを使ってクランクケースを分解します。ケース側のボルト穴が非対称にあっても、プーラーのほうが自由が利くので色々な場合に使えて便利です。
プーラーで押していけばケースの中央が分かれてきます。
位置決めのピンが錆びて抵抗勢力になっていました。浸透潤滑剤をスプレーして、ケースを壊さないように気をつけながらプラハン等で叩いてやれば良いのですが、力任せにプーラーをねじ込むとベアリング圧入部が変形することがありますので・・・・。
ピストンの直線運動を回転運動に変換するクランクは、大きさは違えどハーレーのモノと変わりはありません。
でもコンロッドの長さはストロークの倍以上はありますね。
コンロッドのスモールエンドは2サイクルエンジンに於いて、一番ツライところの1つです。
スモールエンドの潤滑はツライので、ピストンピンにはこのようにニードルベアリングを使用しています。4サイクルエンジンではクランクケースの中はオイルが暴れまわっているのでベアリングは不要ですが、2サイクルエンジンではクランクケースで一時圧縮する混合気にオイルがチョット混ざっているだけです。
クランクシャフトの新と旧 ちなみに新品部品は11900円(税抜き)
今回揃えておいた新品部品は
ピストン 2000円
ピストンリング 1600円
シリンダー 11100円
ピストンピン 300円
クリップ 70円×2
クランクベアリング 810円、1000円
クランクシール 290円/310円
ガスケットセット 2500円
オイルポンプギア 1100円
トータル約35000円で安いか高いかはともかく、最悪焼き付いていてグチャグチャになっていたとしても、エンジンは再生できます。
次回は組み立てを・・・・・。