新プランター野菜養液栽培への誘い

大玉トマトやキュウリ、ナス、ブロッコリー、キャベツ、白菜等の新しい容器野菜養液栽培と外房の健康菜園活動を公開します。

―自家種子の直播で育てるソラマメ―

2017年06月30日 | 野菜栽培

外房菜園で自家採取種子から育てるソラマメの「陵西一寸」、連作を嫌うので毎年1畝ずつ場所を変えては作付けしているのですが、今年は事のほか出来が良く殻付きで60キロ程が収穫出来ました。

東京に直ぐに持ち帰り、近隣の方々や知人に分けて差し上げて大喜びされたのですが、収穫した鞘のすべての皮むきから茹でて小分けして冷凍保存する迄、大変の手間の掛かる全作業をたった一人で終らさせたました。

更に其の後には、一部を姉宅や娘や姪などへ配って回ったのですが、例年に無い有難いソラマメの大収穫も、その量が多過ぎては如何処分するが問題であり、後処理がそんな大掛かりな作業とは思って居なかった為に、仕舞いには後始末にうんざりし、嫌気が差すような思いをさせられる結果にもなりました。

 

―肥料の空袋で六杯分 全部で60㎏を超える収穫量でした!-

それと言うのも例年では、当菜園でのソラマメ栽培は自家種子を東京の自宅でプラポット育苗し、それを菜園に持参しては植え付ける移植栽培であり、それをずっと行って来たのにですが、今までの不作には問題がいろいろありました。

普段は現地に住んで居ない為に、移植後の苗をカラスに引き抜かれたり風害等で植え傷みしたりと、移植しての活着歩留まりがどうしても悪く、初期成長に色々とムラが出て居たのです。

其の所為でしょうか、植え付けた苗の多くが、ロゼット状になる越冬中に必要な低い草丈の維持や充分な根張りが得られず草勢に良し悪しが出て仕舞い、実はソラマメの植え付けの初期管理には問題があって苦慮していたのです。

だからと言ってソラマメは播種時期を一寸でも早めれば、今度は成長し過ぎでの越冬となっり凍害が受け易く、春からの生育にも影響してアブラムシの発生が多くなり、これ又ソラマメの不出来の原因となってしまうのです。

作物栽培で大切な基本は、栽培品種毎に栽培地の気候条件に合わせての適時適作の作型をきちんと守る事であり、家庭菜園だからと言って市販品並みの品質や収量が得られないは当然では、言い訳にもならず、何事も先ず其の基本を守るの事が前提条件であります。

一般の商業野菜栽培でも良く起こる出来、不出来、其の多くが例年に無い異常気象が原因して収穫時期や収量が変わるのであり、商業栽培の産地でも野菜の市場相場の変動を来す要因の一つは、自然を相手とする作物栽培の難しさにあるのです。

 

―冬越しに適する大きさのソラマメの姿ーWeb画像より

それですから、一昨年の不作であったソラマメの自家採取種子、鞘をわって見たらその中身はあまり芳しく無く、其れならば一層の事とポット育苗を諦めて、昨年の播種時期には敢えて種の良し悪しを選ばずにすべてを畝作りした圃場に直に播種して、不織布で覆って発芽させて見たのです。

ところが、その結果が事のほか好成績な発芽状態となり、部分的に持ち上げられて膨らんだ不織布を丁寧にはがしては形の悪い不良苗を全て引き抜いて、優良苗だけを残してしっかり土寄せして育てたのです。

まさに苗半作の譬えの通りであり、春からの其の適度の数で立ち上がる順調な草丈のそろった成長ぶりは申し分無く、毎年苦しめられるアブラムシの発生も恐れて追肥は全く行いませんでした。

 

食味すこぶる良い陵西一寸―Web画像より

マメ科植物であるソラマメの根には「根粒菌」が共生して居て、宿主との間で生育に必要な窒素を空中から固定して供給しているのであり、矢鱈な追肥は窒素過多になり易くアブラムシの発生を助長します。

それで今年のソラマメ、順調な成長ぶりでありながら草丈が余り高くならず、特に支柱で支える必要もなく、それでいて殆ど倒伏も起こりませんでした。

当初は花芽の発生数が少ないように見えたのですが、気温の上昇と共に草丈も伸びだして花芽の発生も順調になりました。

しかし、此処がソラマメ作りの大事なところであり、花がたくさん咲いても、全てにしっかりと実が入るとは限りません。その草丈の伸び具合と膨らみ始めた鞘数を見計らって、草勢が良く成り過ぎる栄養分を止めて豆に営養が行きわたるようにする生殖成長とのバランスをとる必要があり、自然供給される窒素成分の影響を見計らって伸びる草丈を止める、適時に芯止めするタイミングが大切なのです。

其の適時の芯止めで毎年発生するアブラムシを少なくすることができますし、自家供給を旨とする全くの無農薬栽培の実現には欠かせないソラマメ栽培の秘訣でもあるのです。

実は其のソラマメ栽培の話、先だっての3月19日に放映されたNHKの番組 「うまいツ!」で、日本一の鹿児島県のソラマメの一大産地である指宿市のソラマメ農家が紹介されました。

 

―NHKの番組 「うまいツ!」で紹介されたソラマメの姿―

一般視聴者向けの番組ですから当然でしょうが、ソラマメ栽培の参考となるような情報等は殆ど無く、ソラマメには様々な品種があり、その違いや特徴等、又ソラマメを始めマメ科作物は特に連作には弱いのであり、一般に1度作った圃場は、後5年間は栽培を控える輪作が必要と言われていますが、そんな対策や使われている農薬や病虫害対策の苦労話等、番組では先ず触れられる事はありませんでした。

扨て、話は今年のソラマメの自家採取種子になりますが、先週の残して置いた来年向けの種子、現地で鞘の儘ですっかり乾燥させておいたので持ち帰りました。

そのソラマメの「陵西一寸」、大粒であり種子購入単価も高く、市販品は防腐剤でコーテイングされて居ながら発芽不良もあって腐敗もし易いのであり、当園のたった1畝分でも、もし購入したら種子代が2、000円以上にもなります。

今までのソラマメの不作の原因は、自家採取種子と言うよりも、ポット育苗種後の移植育成に問題があったのであり、来季から全て直播で育てる事に決めました。 

今般持ち帰った自家採取種子、全くの無農薬栽培ですから当然、種子消毒する必要もありません。今秋の播種用に優良な種子120粒程を選びだし、扨て、残りは如何様にして食べるかが、又、思案の種となるとなるのです。

 

―自家用に採取したソラマメ陵西一寸の種子―

実は昨年の残りの不良ソラマメ種子で「お多福豆」作りに挑戦したのですが、その時に調べたネット上でのレシピの検索、適切な方法は何処にも見つかりません。

それで似たような煮豆作りのレシピを参考にしたりして、何とか似たような色も真っ黒な「お多福豆」の甘納豆作りが出来上がったのですが、それでは決して満足していません。

 

―こんなお多福豆作りを夢見て居ます!―Web画像より

どなたか、これぞ思われるレシピをご存知でしたら、是非ご教示して頂きたいと存じます。来季からの収穫ソラマメは、手間の掛かる塩ゆで冷凍保存は半分以下の量にして、完熟豆で保存しては、自家製の「お多福豆」作りに挑戦したいと考えて居り、完全な無農薬栽培の完熟ソラマメ、国内では貴重な食材であり、少量でしたらお礼に進呈も致します。

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