新プランター野菜栽培への誘い

大玉トマトやキュウリ、ナス、ブロッコリー、キャベツ、白菜等の栽培写真で、新しい容器野菜園芸を公開します。

―旬の野菜を食べましょう!―

2016年01月14日 | 健康

独立行政法人の農畜産業振興機構の消費者コーナーに「旬の野菜を食べましょう」とあり、以前に野菜の旬について検討した「旬の野菜推進委員会」が挙げたと言う、下記のような旬の野菜を定義した10項目が掲載されて居りました。

  (1) 消費者が住むそれぞれの地域で
  (2) もっとも適した時期に
  (3) 無理なく作れるもので
  (4) 食べごろに生産されたもので
  (5) 新鮮で
  (6) 栄養分がいっぱいで
  (7) 安全で
  (8) おいしい
  (9) 自然環境にやさしく
  (10) 人にもやさしい

その10項目、良く読み返してみると、何とそれを満たしている野菜と言えば、家庭菜園で丁寧に育てた無農薬の自給野菜、其のものではありませんか!

 

―農畜産機構のマークロゴーWebPagesより

もし、誰もが店頭で野菜を選ぶ時に産地の旬の野菜情報が充分に伝えられ、且つリーゾナブルな価額でそうした野菜が購入ができるのであれば、わざわざ家庭菜園等で野菜作りをしなくて済むのではないかと思ったり致します。

尤も、今尚日本人の多くが健康上から推奨される野菜の摂取量に達しないと統計で明らかにされているですから、何はともあれ野菜其のものをもっと沢山食べるよう心掛ける事が先決と言うかもしれません。 

 

旬野菜の栄養と効能~レシピ―より

それにしても、先ず野菜をもっと知る事が大切であり、其の大事な野菜の情報は言えば、食べても美味しく、栄養的にも優れ、健康的な食生活の観点からも選ぶべきはその旬の野菜であり、何時の何処産の野菜が旬なのか、それを知る事が肝心であります。

それで今、自分が食べている野菜を一つ一つ取り上げて、此の10項目の要件を何処まで満たしているか考えて見る事も出来るのですが、多分多くの方が否定的に成るのが落ちでしょう。

 

        ―NTT東日本HP-より

其処で先ず言える事は、多くの消費者が産地と遠く離れて居れば無関心になり、あって然るべき生産者と消費者の間の意思疎通の場は当然無くなるのであって、喩え生産者側が消費者側の理解を求めて産地情報を発信したとしても、大都市の需要を満たすに充分なフイードバック情報を得るには隔たりが大き過ぎて無理があります。
多くの都市消費者から見れば、巨大な都市大市場経由で唯それなりの価額の野菜を購入させられているのであり、一方の生産供給側からは、常に野菜は生鮮品である為に需給ギャップとその時間的要因での様々な損失を蒙るに立場にあって利潤収益等、其の対価が消費側情報となっているのが現状ではないかと思われます。

そうした状況であれば、旬の野菜の10項目、言うなれば絵に描いた餅、捉えようがない戯言と言うしか無いようです。

 

―野菜好きの5つの大きな理由とは?-WebImagesより

実は冒頭の農畜産業振興機構のHPの中に野菜に関する広報コラムあり、其処には「指定野菜」と言う全国的に流通していて生産量が多い野菜と、「特定野菜」と言って、地域農業振興上等から指定野菜に準ずる野菜の二つに分けて、その各々野菜の主要産地、東京と大阪の各中央卸売市場の月別入荷実績が表示され、其の旬と産地を知る手掛かりとなる情報が掲載されて居りました。

其処に有った野菜分類ですが、その指定野菜で見れば、三大台所貯蔵野菜であるジャガイモ、玉葱、ニンジン、夏野菜の定番となるナス、トマト、キュウリ、ピーマン、秋野菜の定番のダイコン、ハクサイ、キャベツ、里芋、ホウレンソウであり、後は長ネギ、レタスとあって合計で14種であります。

 

―欧米では盛んな野菜を食べよう運動―WebImagesより

もう一方の特定野菜ですが、全部で35種があげられているのであり、其の中には消費者から見れば主要野菜に入れて、市場出荷量が増えても良いと思われるブロッコリー、カブ、小松菜等の何種かあるのですが、農業生産者側に立った市場出荷量から見た需給に基く分類であり、需要と供給のバランスが、生産者、市場関係者にいとっては採算上の最大関心事であり、消費者側の野菜消費量を増やす働きが其処には何か見えて居ないように思われます。

尤も、農畜産業振興機構の役割は、農畜産業の経営安定化、需給調整、価額安定化対策、生産者の為の情報収集提供等と言い、行政の担う施策の実践機関であり、其処には一般消費者への直接的な恩典となる施策は残念ながら見えて来ないのです。

しかし、其処の原点には、野菜を通しての消費者の積極的な健康作りに資する役目があり、それに寄与する新鮮で栄養的にも優れる旬の季節の野菜、その理解を促進するキャンペーン活動が必要であり、当該産業の経営安定化、行政の施策の根幹に拡大して据えるべきと思います。

 

―野菜食キャンペーンロゴーWebImagesより

冒頭の旬の野菜を定義した10項目、一般消費者にキャンペーン活動を通じてもっと分かりやすくして、野菜消費が増える皆さんの健康に資する真剣な活動に繋げるべきと思います。

今やアメリカでは、州ごとに生産地の産直店などから積極的に購入する季節に合わせた地産地消が広く提唱され”Buy Fresh, Buy local が何処の州でも合言葉にもなって居るようです。

それは亦、余計な加工や輸送費が省ける事で省エネ活動にもなり、「フードマイレージ」、「カーボンフットプリント」のコンセプトにも通じる、古くて新しい考え方として今や当然であり、それが常識化して居ます。

 

ー地産地消食材の購買キャンペーンのロゴーWebImagesより

其れが日本の現状といえば、生鮮野菜類では充分な生産供給能力を持ちながら、其の産地の供給体制の組織化の不備、高い流通コスト、消費者の無理解や飽食で乱れる食習慣、其の価値観、捉え方の違いで起こる野菜摂取不足、その結果で需要は停滞し、野菜生産量が頭打ちとなって野菜市場は低迷しています。

生産消費の需給の歯車が多くで上手く噛み合わず、市場競争力がその価値を握り、季節品となる旬の生鮮野菜等では、常に供給量が問題であり、消費が伸びなければ価額の低迷化による損失に繋がり兼ね無いと、出荷調整で価額維持が図られたりしているのです。
旬の季節の食材の持つ真の恩恵、都市生活者が多い末端の需要者である個人消費者には、なにやら実感できない希薄な存在となって居るように思われます。

 

野菜を食べよう!のイラストーWebImagesより

それに加えて昨近は高齢化社会での健康不安もあって、増える輸入野菜と相俟っての農薬汚染の心配等から野菜消費は更に減る傾向にあり、その消費者の安全性への不安や野菜摂取不足に突け込んで暗に野菜を摂取しなくても済むような言動のサプルメント類が次々と登場し、マスコミを通じての昼夜のコマーシャルがオンパレードとなっています。

 

ー上昇する青汁人気の不思議?ーWebPagesより

今や多様なニーズから季節外れで栽培される野菜類が多くなって、旬の野菜の季節が無くなっているのですが、そのコスト増に加え、含まれる肝心な栄養分は同じ野菜でも栽培される季節で著しく違うと言う事実、その違いを一般に消費者は中々理解しないのです。

其の結果が、市場で高く売れるようにする高付加価値化に繋がる季節をずらす生鮮野菜や果物等の生産活動が一層多くなるのですが、食べては必ずして健康には繋がらない事は明らかであります。
其の為に費やす高エネルギー消費、それが市場経済原則とうそぶくなら、それも生産者の勝手ですが決して好ましい事とは言えず、そうした風潮を変えて行けるのが良識ある賢明な消費者であり、「旬の野菜を食べましょう」運動が興る事を強く願って止みません。

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