7月10日(2010年)付朝日新聞によると、中国の青海省と黒竜江省で製造された粉ミルクから、また基準値を超える有害物質のメラニンが見つかった。
記事によると、7月3日に青海省の地元当局が、粉ミルク製造元の「東垣乳品工場」にあった原料64トン、製品12トンを差し押さえている。この工場のアイスクリーム用の粉ミルクからは、基準値の500倍を超えるメラニンが検出されている。また、黒竜江省の工場からも、メラニン混入の粉ミルクが見つかっている。
中国では2008年9月に、メラミンの入った粉ミルクを飲んだ多くの乳幼児が、膀胱結石や腎不全の病気を発症して社会問題となった。この事件は、酪農業者がタンパク質の含有量を窒素原子の量に換算する「窒素定量換算法」を悪用して、窒素原子を多く含むメラニンを水で薄めた牛乳に混入させたことが原因で起こった。
当時日本でも、このメラミンが混入している恐れがあるとして、一部の食品メーカーが製品の自主回収を進める事態に陥った。この時は、日本人を含む29万人以上の乳幼児等が被害を被り、死者も6人に上った。
当時、あれほどの大きな社会問題となり、メラニンを混入させた犯人3人には死刑判決がでたにもかかわらず、今なお同様の手口を使う業者がいるというのが中国の実態だ。
その一方で、日本で口蹄疫が発生すると、黒竜江省出入境検験検疫局は、郵送された日本製の缶入り粉ミルクを押収、または日本に送り返すなどの対応をとっているのだ。この粉ミルクは、当然のことながら、品質上何の問題も指摘されていないものだ。
生きていくための根幹となる食料の6割を海外(特に中国)に頼る日本は、食の資源としての確保もさることながら、安全・安心の面でも非常に脆弱であり、改善は容易ではない。
覇権大国中国が小日本を消す日―汚染された日本海と日本国土を廃棄せよ!大林 弘和、中国の日本支配を警戒する会ごま書房新社
記事によると、7月3日に青海省の地元当局が、粉ミルク製造元の「東垣乳品工場」にあった原料64トン、製品12トンを差し押さえている。この工場のアイスクリーム用の粉ミルクからは、基準値の500倍を超えるメラニンが検出されている。また、黒竜江省の工場からも、メラニン混入の粉ミルクが見つかっている。
中国では2008年9月に、メラミンの入った粉ミルクを飲んだ多くの乳幼児が、膀胱結石や腎不全の病気を発症して社会問題となった。この事件は、酪農業者がタンパク質の含有量を窒素原子の量に換算する「窒素定量換算法」を悪用して、窒素原子を多く含むメラニンを水で薄めた牛乳に混入させたことが原因で起こった。
当時日本でも、このメラミンが混入している恐れがあるとして、一部の食品メーカーが製品の自主回収を進める事態に陥った。この時は、日本人を含む29万人以上の乳幼児等が被害を被り、死者も6人に上った。
当時、あれほどの大きな社会問題となり、メラニンを混入させた犯人3人には死刑判決がでたにもかかわらず、今なお同様の手口を使う業者がいるというのが中国の実態だ。
その一方で、日本で口蹄疫が発生すると、黒竜江省出入境検験検疫局は、郵送された日本製の缶入り粉ミルクを押収、または日本に送り返すなどの対応をとっているのだ。この粉ミルクは、当然のことながら、品質上何の問題も指摘されていないものだ。
生きていくための根幹となる食料の6割を海外(特に中国)に頼る日本は、食の資源としての確保もさることながら、安全・安心の面でも非常に脆弱であり、改善は容易ではない。
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