傍観者の独り言・戯言

団塊世代の手前勝手な放言
ブログ「傍観者の独り言」の続編

加計事案:質疑で疑惑増長しても安倍政権は微動だせず(独り言)

2017-07-26 10:34:55 | 独り言

閉会中審査の質疑を視聴したが、推測・推論での質疑になり、安倍政権は従来通りの主張で乗り切り、安倍政権は微動だしない模様だが・綻びも垣間見できますね。
能吏と言われる官僚も国民の代表と言われる議員も政府に関与する有識者も皆、我が身を思う「寄らば大樹の側」の生身の人間で野心・私心があり、権限者の意向を斟酌するのは世の常です。
加計事案は、人間社会の縮図を見ている模様で、権限者周辺の人間が厚顔無恥で「赤信号、皆で渡れば怖くない」を見ている思いですね。

加計事案は文部省VS内閣府・官邸模様でしたが、前川・前文科省事務次官VS内閣府・官邸・地方創生相・文科省・農林省・有識者・に収束されてきましたね。
要は、行政を歪めた発言の前川前次官はもう遠慮することが無い無心だが、総理秘書官・補佐官、地方創生相・文科相・民間有識者らも皆、我が身大事の私利私欲の生身の私心の人間で、今更、真相を言える立場でなく、「赤信号、皆で渡れば怖くない」と記録・記憶が無いと逃げ切り模様ですね。
安倍昭恵夫人がフェイスブックにUPした写真のキャプション「男たちの悪巧み」ではないが、皆で安倍総理が加計学園に便宜を図った悪巧みが成就見込みの前祝いと推測でき、能天気の安倍昭恵夫人でさえ「男たちの悪巧み・・・(?)」(2015.12.24)の「悪巧み」と思わせたのでしょうね。

当方は、加計事案は当初から上位権限者の意向を斟酌するのは世の常で、加計学園は最高権限者に「腹心の友」言わせる人脈を持ち、最高権限者は加計学園の要望を成就できる方策を親密な側近に内々に相談した事案と推測していましたので、正義感の強い難物の前川文科省事務次官を天下り問題で辞任に追い込める見込みもあり、加計学園の野望の成就見込みが安倍昭恵夫人のキャプションの「男たちの悪巧み」と連想しましたね。

閉会中審査、予算委員会の質疑を視聴したが、加計事案の国家戦略特区での素朴な疑問は、加計事案は石破4条件を満たしていたのか?、特に、獣医師は地域格差があるにしても過不足なのか?、獣医師需要予測は大学を司る文科省ではなく農林省と思え、加計事案で、農林省が登場せず獣医過不足の数値が話題にならず、獣医師会と文科省が獣医学部新設抵抗勢力とし岩盤規制の証になっていることが不可思議ですね。

山本地方創生相、山本農林相は、安倍総理が手懐ける人間で、獣医学部新設の方策に国家戦略特区の知恵をだした能吏と補佐役・秘書役が具現化に動いたが、石破4条件が障害の顕在化し、山本地方創生相は加計学園ありきに諮問委員会を先導し、山本農林相は安倍総理意向を忖度し無抵抗に、文科省への圧力役に側近が担い、如何にも、「一点の曇りもない」手順を踏んだ形にし、安倍総理は「腹心の友」加計学園隠しするために、今年1月20日に、特区の事業者決定で初めて知ったと強弁していると推察できます。


また、安倍総理は国家戦略特区を民間人も参加する諮問委員会、WGで議論される仕組みで便宜をはかれないと強調していますが、この民間人も曲者ですね。
当方が共感したのは、古賀茂明氏が、AREA.dotに、『古賀茂明 加計学園選定に「一点の曇りもない」という民間有識者のしたたかさ』(2017.07.17)で、政官民の特異な関係の考察ですね。
古賀茂明氏は“「国家戦略特区諮問会議やWGの一部の民間有識者が、一般の省庁の審議会メンバーとは根本的に異なる行動をするということだ。」”
とし、
“「一般の審議会は、役人が仕切っていて、委員は基本的に箔づけのためのお飾りである。審議も役人が主導して進め、報告書も役人が書く。しかし、今回記者会見したメンバーは、自分たちが会議を仕切り、官僚が抵抗しても、政治家を使って逆に切り崩していくということをやる人たちである。」”
と、この度の国家戦略特区の民間議員、WGメンバーの特異性の考察は同感です。
古賀茂明氏の記事には、元官僚の高橋洋一氏の名前もでてきます。
民間人イコール公明・公正な人ではなく、皆、私利私欲の思惑があり、ボロが出ないように上手に生きているのです。

閉会中審査、予算委員会での参考人の加戸守行・前愛媛県知事の熱弁を視聴したが、知事時代の苦労でライフワークに獣医学部新設の思いは分かるが、愛媛知事時代に苦労した事柄の当事者は獣医を司る農林省であり、文科省に文句を放言しているのは筋違いで、話が短絡的で年寄りの跋扈に思えますね。

加計事案は、大臣・議員・官僚・民間人も生身の人間で綺麗事より現実的生活を考えれば忖度の世界で厚顔無恥で生きており、世の中を達観している前川・前次官は独りで「行政が揺らいだ」と多勢(安倍総理親派の私心)と戦っているが無欲の人間に信憑性がありますね。

「付記」

(1) 前川・前次官の人間像について、

「週刊金曜日ニュース」の記事『拝啓 前川喜平様(佐高信)』(2017年7月24日)に、前川喜平・前文科省事務次官が先輩文部官僚の河野愛さん校長の“河野スクール”門下生だったことを紹介しています。

(2) 安倍総理の嘘

ブログ「日本がアブナイ!」様の記事『安倍が答弁でウソ重ね?but責任逃れ~過去に「1月20日」と異なる答弁+文科省、新文書認める』の安倍総理の嘘の答弁への推察は共感ですね。




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