野外歴史地理学研究会

野外歴史地理学研究会(ニューFHG)の連絡用ブログです。コメント・トラックバック機能は使えません

第10回FHG特別巡険・まち歩きシリーズ8「 旧海軍兵学校と大和ミュージアム 〜江田島から呉へ〜」

2012-05-04 23:53:27 | 巡検
 広島の港である宇品港から高速船で江田島へ渡り、旧海軍兵学校として著名な江田島の海上自衛隊第1海技学校を職員の方の案内で見学します。
 明治21(1888)年に海軍兵学校が東京築地から江田島に移され、旧日本海軍の海軍士官養成の地となった場所です。そのあと、フェリーで呉へ渡り、全国の博物館でも屈指の人気と入場者を誇る大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)をじっくり見学します。呉で建造された戦艦大和の10分の1模型や零戦、人間魚雷「回天」や呉の歴史がよくわかります。その後、呉港の再開発地区をまわりながら、JR呉駅で解散します。

【日  時】2012年6月2日(土)11時50分〜18時 雨天決行

【集  合】
広島港(宇品)江田島行き高速船乗り場 11時50分
…JR広島駅から広島電鉄市内線5番で終点「広島港」まで約5.9km(所要約30分、150円)。但し、江田島までのフェリー切符(1,030円)は各自購入のうえご集合下さい。昼食は先に済ませるか、船中でお取りください。最初の高速船料金は参加費に含まれませんが、江田島〜呉のフェリーは含まれます。
・広島港宇品旅客ターミナル
・瀬戸内シーライン(広島〜江田島小用港高速船)

【コ ー ス】※広島港集合の後、待ち時間を利用し、広島港(宇品)の見学を予定。
広島港12:20→(高速船)→江田島小用港12:46→(バス)→江田島術科学校前→13:00海上自衛隊第1海技学校見学→江田島術科学校前14:36→(バス)→14:42江田島小用港14:47→(フェリー)→15:07呉港中央桟橋→大和ミュージアム(約90分)→呉港再開発地区徒歩巡検→JR呉駅18時頃(解散)

【定  員】35名(天候等によりコースの若干の変更もあります)

【申し込み】
参加者の氏名、住所、年齢、所属、生年月日(※見学届に必要ですので必ずお知らせ下さい)、懇親会参加の有無を明記の上、会報同封の払込用紙でお申し込みいただくか、電子メール(noma@kansai-u.ac.jp) もしくは葉書で事務局までお知らせ下さい。懇親会のみの参加も歓迎です。

【申し込み締め切り】
2012年5月25日(金)

【参加費】
1,700円(江田島〜呉のフェリー、入場料、保険代、資料代を含む)を当日集めます(都合により若干の変動もあります)。細かいお金をご用意ください。最初の高速船料金(1,030円)は各自負担。

【懇親会】約4,000円程度
会場:「和さび」中通店(呉市中通り2-2-6 ゑり真ビル2F 0120-757-943)

【その他】
広島・呉市内の宿泊や交通詳細についてはこちらの記事をご参照ください。

第47回FHG巡検「安芸灘とびしま街道めぐりと呉 ―風待ち港・御手洗・木江と軍港港市・呉―」

2012-05-04 23:53:13 | 巡検
 瀬戸内海中部は多くの島嶼が集中する地域であり、とりわけ芸予諸島と呼ばれる安芸と伊予国の間には所狭しと島々が展開しています。今回の巡検は、この地域を北(安芸津)から南へと島々(大崎上島・下島)を渡り、さらに大崎下島の「御手洗」から西へと合計5つの島を横断し、仁方、広を通り、軍港都市「呉」を終着とします。
 芸予諸島をフェリーとバスで走る大変多彩なコースです。

【日時】2012年6月3日(日)9:00〜18:30

【集合場所】JR呉線安芸津駅 改札付近

【コース】下線部は集合・解散・下車見学場所
JR呉線安芸津駅集合9:00 → 安芸津港 →(フェリー)→ 大西港 → 大崎上島 → 海と島の歴史資料館(東野)→ 木江の古いまちなみ → 明石港 →(フェリー)→ 小長港(大崎下島、昼食、総会)→ 大長(みかん)→ 御手洗(重要伝統的建造物群保存地区)→ 豊島 → 上蒲刈島 → 下蒲刈島(三之瀬) → 呉市広 → 呉市内中心部 → アレイからすこじま入船山記念館 → 呉IC → 仁保IC → JR広島駅着解散18:30

【定  員】45名

【申し込み】
〔締切〕2012年5月25日(金)
〔方法〕会報同封の払込用紙をご利用ください。通信欄に巡検参加、懇親会参加、年会費、学生会員の別を明記してください。前日(6月2日)の第10回特別巡検・懇親会にも参加される方は、そちらも明記ください。巡検参加の方はレクリエーション保険に加入しますので、必ず参加者全員の生年月日(西暦)を記入してください。
〔参加費〕6,900円(バス代、保険料、資料代、昼食代を含む) ※学生は6,000円

【その他】
今回は朝の集合がかなり早いので、多くの方が前泊されるかと思います。広島・呉市内の宿泊や交通詳細についてはこちらの記事をご参照ください。6月2日(土)の第10回特別巡検にも参加される方は、呉市内宿泊が便利です。

呉・しまなみ海道の宿泊・アクセスに関するご案内

2012-05-04 23:52:51 | 巡検
【2012年5月17日訂正追加】
「B.6月3日(日)の呉・広島方面からのJR連絡」「D.6月2日(土)の東京・大阪方面から広島駅・広島港(宇品)までの電車接続」について、赤字の箇所を訂正追加しました。

-------------------------------

第10回特別巡検(6月2日)及び第47回巡検(6月3日)に参加される方への,宿泊・アクセスに関するご案内です。

A.呉市内(JR呉駅近く)のホテル 各自で電話またはインターネットでご予約ください
1.コンフォートホテル呉  呉市宝町2-38/(0823)32-4811/6,800円〜/駅南口徒歩
2.呉阪急ホテル  呉市中央1-1-1/(0823)20-1111/9,000円〜/駅北口前,大型
3.ビューポートくれホテル(財団法人呉海員会館) 呉市中通1-1-2/(0823)20-0660/駅北口徒歩
4.呉ステーションホテル 呉市中央1-3-8/(0823)21-3662/6,900円〜/駅北徒歩
5.ホテルクレシオ呉本通り 呉市本通3-4-10/(0823)32-5108/6,500円〜/駅北徒歩1km
6.呉森沢ホテル  呉市本町15-22/(0823)21-5188/7,875円〜/駅北1km
7.アーバン・イン 呉市本通1-6-12/(0823)32-5677/5,500円〜/駅北徒歩
8.クレイトンベイホテル 呉市築地町3-3/(0823)26-1111/8,500円〜/呉駅よりシャトルバス有
◇駅から近いおすすめのビジネスホテルは1。2は大型シティホテルタイプ,8は眺望のいい海辺の大型ホテル,旧市内のホテルは5と6。3は海員会館だが一般も泊まれるホテルタイプ。
◇ホテルのリンクは代表的なアドレスを張っています。
 
B.6月3日(日)の呉・広島方面からのJR連絡
広島07:21―呉07:53 08:12―広08:22(乗り換え)08:28―安芸津09:01
 この列車の場合,駅に係のものがいますので,すぐにいっしょにフェリーまで移動します。受付は船内で行う予定です。会報1頁にはこの列車ではなく,下記の列車の案内をしておりますが,3月の時刻改正で上記の列車が可能になりました。
◇1本早い列車は以下の時刻です。呉・広島での出発が早いのでご注意下さい。
 広島06:31―呉07:28―広07:37(乗り換え)07:49―安芸津08:25
 ※列車時刻追加。下記の列車もご利用できます。
  広島06:59―呉07:53―広08:03着、08:22発―安芸津09:01

 JR安芸津駅から安芸津のフェリー乗り場まで海の方をむかって国道185号をわたり徒歩5分。
◇フェリーは 安芸津09:25―大西10:00 に乗船します。当日は集合地である安芸津のフェリー乗り場で出席を確認して,乗船いただきます。バスは先にフェリーに積み込んでおきます。もし遅れてこの列車に乗車の場合は,携帯電話にご一報いただければ幸いです。

C.大阪方面からの6月3日(日)朝の山陽新幹線の接続について
1.新大阪(みずほ601号)06:00―岡山06:45(こだま725号・乗り換え)06:49―三原07:27 呉線07:33―安芸津08:25
 この始発でしか電車接続では集合地には間に合いません。
2.新大阪(さくら541号)06:25―福山07:32(こだま727号)福山07:48―東広島08:22
 タクシーで20〜30分,安芸津港まで約3,000円です(バスは日曜はありません)。このルートでおいでになる方は,あらかじめ振替用紙,葉書などでお知らせ下さい。

D.6月2日(土)の東京・大阪方面から広島駅・広島港(宇品)までの電車接続〔広島港集合11:50〕
1.東京06:50―名古屋08:35―新大阪09:29(のぞみ7号)―広島10:55 広島電鉄5系統(広島港[宇品]行) 11:07―広島港11:39 
2.東京06:30―名古屋08:13―新大阪09:05(のぞみ7 5号)―広島10:31 広島電鉄5系統(広島港[宇品]行) 10:43―広島港11:15 
◇いずれも,広島港で江田島小用行フェリーの乗船券を購入してから乗り場に集合下さい。

F.おとくな期間限定周遊券の案内「宮島・瀬戸内ぐるりんパス」JR西日本窓口で(広島港で江田島行切符不要)
 2人以上で販売,2人以上が同一行程 出発の1ヶ月前〜前日まで発売,有効期間 連続3日間。往復の列車 新大阪〜広島・東広島・三原は新幹線普通車指定席(「みずほ」「のぞみ」を含む)可,3人以上で個室が利用できます。京都市内21,500円,新大阪から山陽新幹線 大阪市内 19,800円。

第11回FHG特別巡検・まち歩きシリーズ9 「千里丘陵と旧吹田町の境を歩く」

2012-05-04 23:52:31 | 巡検
 旧吹田町が立地する吹田砂堆は、周辺の安威川低地より一段高いため洪水の危険性が少なく、古くから集落が立地してきました。一方、阪急千里山駅付近の開発は、大正9(1920)年設立の大阪住宅経営株式会社によって始まりました。北大阪電気鉄道は大正10(1921)年4月1日に十三−豊津間、同年10月26日に豊津−千里山間を開業し、それに先立ち「千里山花壇」(後の千里山遊園)を大正9年9月に開設しています。関西大学は大正11(1922)年に大学予科の学舎を千里山に進出させました。
 今回の巡検ではこの吹田の古い町・新しい町の両方を、地元のボランティアガイド組織「吹田まち案内人」の方々の説明を交えながら歩きます。アサヒビール吹田工場では工場見学とビール試飲を行います。

【日 時】2012年7月15日(日)12時20分〜17時30分

【集 合】阪急電鉄「関大前」駅 南改札口 12時20分

【コース】
阪急関大前駅12時20分 → 関大幼稚園(旧千里山遊園跡)→ 円山町 → 垂水神社 → 雉子畷の碑 → 上の川跡 → 糸田川・上の川改修記念碑 → 阪急豊津駅 →(阪急千里線)→ 阪急吹田駅 → 旧・阪急吹田駅跡 → 旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)→ 泉殿宮 → アサヒビール吹田工場 → 吹田の渡し跡 → 吹田歴史文化まちづくりセンター(浜屋敷)→ 高浜神社 → 旭通商店街 → JR吹田駅前さんくす広場(解散)

【定 員】35名(天候等により、コースの若干の変更もあります)

【申し込み】
電子メール(noma@kansai-u.ac.jp)もしくは葉書で、参加者氏名(複数、非会員の方も可)、参加者全員の生年月日、前日・当日の連絡先(携帯電話、メール等)を事務局へお知らせください。参加費の事前振込は不要です。巡検終了後に懇親会(会費5,000円程度)を予定しておりますので、申し込みの際は、こちらの出欠についてもお書き添えください。なお、直前の連絡等がある場合はHPのブログ上でさせていただきます。

【申し込み締め切り】2012年7月7日(土)

【参加費】
公共交通機関は各自負担。資料代・準備費・レクリエーション保険代として1,000円を、当日集合場所でお支払いください。お釣りの無いようにご協力をお願いします。

第22回海外巡検「ベトナム紅河デルタとラオス」へのお誘い

2012-05-04 23:52:08 | 巡検
 今夏の第22回ニューFHG海外巡検は微笑の内陸国ラオスと躍動するベトナム北部です。ベトナムとラオスはいずれも社会主義の洗礼を経験し,その矛盾と非効率を80年代後半以降に市場経済を導入し改革(ドイモイとチンタナカーンマイ)で変えてきた国です。人口過密と人口過少,料理の味付けや米の種類(粳と糯),人や社会のリズムも好対照な2国です。ベトナムは小林健太郎会長時代の1996年7月にホーチミンから北上しハノイを訪問しました。当時はドイモイ効果が現れてきた直後で,防暑帽をかねた濃緑のベトナム人民軍ヘルメット(Pith helmet)をかぶった市民が,家族・親戚の私的融通でホンダバイクのパチもんを購入して街を疾走し始めたときでした。現在のハノイは車とバイクが入り乱れる交通カオスのまっただなかにあります。その渋滞をしたたかにすりぬけ,シャドーワークで蓄財したハノイっ子たちの活力で,東南アジア屈指の大都市に成長しつつあります。否が応でも中国の影響をうけてきた北部ベトナムですが,随所に11世紀以来の王都の誇りが顔をのぞかせます。ハノイは漢字で「河内」と書く紅河(ホン川)デルタの輪中都市・水防都市でもあります。雨季と乾季で7mある水位差を長大な堤防で護ってきました。いかに人が多いかは堤外地の土地利用からも察せます。

 1日目はデルタの河跡湖である中心部のホアンキエム湖や北に形成された36坊とよばれる下町同業者街区(フオン),インドシナ総督府がおかれたフランス植民地時代の目抜き通りやオペラハウス,ホテルメトロポールなどが集中する旧市街中心部に泊まります。夜は水中人形劇(ロイヌオック)を鑑賞します。もとは低湿な水田農村の娯楽であったのが国民的民俗芸能になったものです。

 翌日は,ベトナム仏教の聖地である洞窟寺院フオン寺(香寺),キン族(ベトナム族)がハノイの前に都に定めた古都ホアルーを訪れます。この周辺やニンビン付近には亜熱帯タワーカルストの奇岩奇峰が平野・山麓に点在する独特の風景がひろがります。タムコックからビックドンを船で水路をのぼりながらしばし南画の風景を味わって下さい。デルタ南西端のニンビンで2泊目となります。

 長大な自然堤防上に位置する紅河(ホン川)デルタの集村は,「領主の力も生け垣まで」といわれる自立した農村共同体でした。翌日は1930年代にフランスの地理学者ピエール・グルーが描いたトンキンデルタ農村とその変貌やデルタ形成史を,タイビン省のホン川河口付近の微地形や干拓過程,潮汐灌漑,エビ養殖などの在地技術から実見してもらいます。またこの地域はポルトガル宣教師がカトリック教を農村に広めた地でもあります。究極のベトナム流ゴシック化の権化といえる木造のファトジェム教会(1899年完成)をみたあと,ハノイの外港であったフォーヒエンに立ち寄ります。内向的な農業国家ベトナムがハノイを避けて中国・オランダ・日本から交易船を招き入れた埋もれた港です。ハノイ新市街にもどり3泊目。この地は水田を潰して建設され新都心ですが,高層ビルが林立するすき間には,特色ある農村工業も栄えた近郊農村が今も息づいています。水田潰廃で思わぬ金をつかんだ農家の矛盾や土地成金・新富裕民がうごめく地域でもあります。この光と影を,この地に生まれ,「都市の中のむら」の修士論文で扱い,関西大学で博士号を取得したハノイ国家大学の新進講師の案内でまわります。

 翌日は朝にハノイからラオスの古都ルアンパバンへ飛びます。所要1時間たらずですが,リズムは一気に逆戻りします。ルアンパバンはメコン川上流に近い周辺山地民族が集う山間盆地で,ラオ族が建国した14世紀のランサーン王国の古都です。ワット・シェントーン,王宮博物館,パクウ洞窟などを見学しここで1泊。翌日は国道13号でカシーを経由してバンビエンへ。快適な道路ではありませんが,車窓には焼畑やラオスの山村,二次林がひろがります。バンビエンはラオスの桂林といわれる景勝地ですが,バンコクのカオサン,ヴィエンチャンをむすぶバックパッカーの聖地でもあります。ここで5泊めとなります。翌日はナムグム・ダムを経由してメコン川中流左岸の首都ヴィエンチャンへ。市街地人口は約20万(直轄市75万),欧米人が長期滞在する時の流れがとまったような静かな首都です。ハノイの喧噪とは別世界です。ヴィエンチャンは友好橋をつうじて東北タイのノンカイと通じ,買い出しや出稼ぎ者で川の国境は賑わっています。メコン岸辺のホテルで夕日が見えれば最高です。

 朝からルアンパバンから当時の王セタティラートが遷都直後に建設が始まった仏塔タートルアン,パリの凱旋門をまねたパトゥーサイ,庶民の市場タラートサオなどを見学します。ただラオスは経済的にはタイの依存が強く,市場の商品も自国製はほとんどありません。帰途はヴィエンチャンから,ベトナム航空でハノイへもどり,空港で少し時間をつぶして夜行便で関西空港へ早朝に戻ります。

 日程は,2012年8月5日(日)〜12日(日)。お申し込みは,会報47号同封の申込用紙にてお願いします。