やぎの宇宙ブログ

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テティスの地形

2006-08-03 23:30:58 | オリジナル画像
No.215 2006/7/27作成

この画像は、土星探査機カッシーニが7月23日に撮影した土星の衛星テティスの画像を組み合わせて作成したモザイク画像で、一部擬似カラー画像を用いています。
No.214の画像の色を強調したものです。
テティスは大きさ1071 x 1056 x 1052kmの大型の衛星で、一面クレーターに覆われています。
右下には暗い地域が赤道に沿って帯状に広がっています(緑の線)。
この画像から、この帯の部分が周囲よりも青っぽいことがわかります。
どのようにしてこのような帯ができたのかはよくわかっていません。
また、この画像の左側を縦に走る溝はイサカ・カズマと呼ばれる巨大な谷です(左側の縦の赤い線)。
イサカ・カズマ以外にも、たくさんの断崖が見られます(他の赤い線)。
かつてテティスに活発な地殻活動があった証拠です。
さらによく見ると、青い線を境に、左側では右側よりもクレーターが少ないのが分かります。
なぜこのようなクレーターの密度にはっきりとした違いがあるのかは不明です。

元の画像:NASA/JPL提供


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