Neverending Cult

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ゆらぎ荘の幽奈さん 第46話「新しい朝と幽奈さん」 感想(週刊少年ジャンプ2017年7号)

2017-01-16 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                     
                                     天才的な作劇だ・・・。









まず前提として、俺はゆらぎ荘のファンである以前にミウラタダヒロ自体のファンなのだ
今週はそれを強く実感したと同時に、読んでて「ああ、ミウラさんの漫画らしいな。」と深く思えてその意味でも堪らなかった
振り返れば「恋染紅葉」の最初の読切に触れて「うわあ、素晴らしいな!」って感じてから5年も経ってるんですね
連載版の感想を毎週書いて、その後のハイスぺやゲイザーの感想も書いて来ましたが、今日ほどそんな想いが報われたなあ・・・って思える日もなかったですね

そう・・・今週の内容はゆらぎ荘云々っていうよりは「THEミウラタダヒロ」という内容になっているのだ
この1年で着実に思いを溜めて、過程をじっくりと見せて、幽奈さんがコガラシをここまで想うに足る説得力を描いて、
その上できっちりと幽奈さんの感情の“揺らぎ”を美しく描いて魅せる・・・という
これは正にミウラさんがこれまで描いて来た誠実なラブコメ作劇に於ける集大成のようなお話ではないか
しかも、これまで描いて来たどんなラブコメとも違う表現力と説得力を携えている辺り確かな進化も感じさせてくれる、
いちミウラファンとしてはそんな氏の実力/表現力の“正しさ”が証明されたお話であるような気もして
それがなんだか感動的、かつ、物凄く嬉しい気分にさせてくれたし
「どうだ!ミウラタダヒロはすげえだろ!!」とドヤ顔で言いたい気分マンマンである
そんな想いに耽ってしまうのも、
小鳥編という名シリーズを生み出しておきながら短命に終わってしまった恋染の「悔しさ」を一度経験しているからなのかもしれない
勿論初回から「最高!」と思えるクオリティではあったのだが、この話数ではあれから鍛えられ進化したミウラタダヒロの真髄が拝めた気がして、
俺が一番大好きなミウラタダヒロの作劇が最高の形で読めた感覚があって、
それもあってこういう感想になってしまったのかもしれません。
兎に角、今週の内容は必見です。
って事が言いたいんだね、結局は。



恋が動き出した!


ただ、先述のようにこの回だけが特に素晴らしい訳じゃなく、
これまでの「過程」含めて結実したからこそこんなにも感慨深い気持ちになれた。。ってのはある
散々繰り広げられたポルターガイストのエロハプニングがあったからこそ、「コガラシさんになら、、、」という堪らない着地点に辿り着けたし、
数々のコガラシとのロマンチックなエピソードを積み重ねて来たからこそ違和感なくスムーズに恋愛描写が成立している。。点を含めて、
実は(っていうかミウラファンなら信頼してたと思うけど)物凄い堅実な作劇の上に成り立っているラブコメに仕上がってると思うのだ
すぐに「そういうモード」になるのもそれはそれで即物的な良さがあるけれど、
ゆらぎ荘は1年掛けて、思い出をきっちり積み重ねて、ここまで辿り着いた・・・という
他のジャンプラブコメには中々ない計算された誠実さ、しっかり段階を経て想いを膨らませていく堅実さが確かにある・・・と今なら断言が出来る
この漫画を無理矢理何かに当てはめて、カテゴライズして来た方々の姿を横目で(複雑な思いで)眺めつつ、
ファンとしてはやっぱりこういう展開になる事は要所要所の好感度上げイベントからしても分かっていたのだ。
コガラシはただの良いヤツ以上に頼れる男で、何よりその心持ちが素敵で、、、っていうのを読者としても実感してるからこそ、
件の「ふるふる」の、声すら出さない最高の演出に関して最大限に「頷く」事が出来た感覚があった
これはまさに、1年掛けてミウラ氏が掴み取った本当の意味での“勝利”なのである
恋染~の路線で失敗した以上、また同じ方向性でつまずく事を避け、
若干テイストを変えつつも、そこで人気をきっちりと得て、
安定して来た所で本来の持ち味「も」しっかり出す・・・という理想的な、そしてプロフェッショナルな話運びが出来てるなあ。と抜群に感心してしまいました


お話的にも、幽奈さんがはっきりと「ゆらぎ」始めたし、今回のお話を受けて千紗希さんもまた「ゆらぎ」始めた、
つまり揺らいでるキャラが複数出て来た事でタイトル的にも非常に分かりやすい漫画になって来たし、
正に“ゆらぎ荘”という称がここに来て本当の意味で具現化して来た、とも言える
そんな素晴らしく、そして、誠実な恋模様「だけ」が描かれている今回のゆらぎ荘、
この間から絶賛ばかりしていますが、この気持ちもまた嘘偽りのないものです
感動も恋愛もエロもコメディも全部こなせるオールマイティな作品である「ゆらぎ荘の幽奈さん」、
今こそミウラさんの長年のファンとして大手を振って「大好きです。」とでっかい声で叫びたい気分になりました。
誠実で素敵な男の子と、それに伴う納得度の高い恋愛模様・・・と、
今週はミウラさんがミウラさんのままで、ミウラさんらしく勝利したんだなあ、、、という
そんな長年のファン的に見ても嬉しすぎるお話で、正に色々な意味で“本懐を果たした”お話であった。と言えるでしょう
最高のリベンジを果たしましたね、ミウラさん。そして、勿論これからの恋愛劇にも最高に期待しています。











可愛過ぎッ・・・!
条件付きですが、半ば予見していた通り憑依によって実体化出来る、、、という描写も加わって
より一層幽奈さんに感情移入出来る、この子との恋愛描写にのめり込めるようになったのも大きいですね

上記の、「ふるふる」と仕草で幽奈さんの気持ちのすべてを表現する作劇があまりに見事過ぎて、
セリフを一切使わず、説明すらせず、それでも、いや、だからこそより切実に想いが滲んで来る表現力は本当に「すげえ。」と感じました
ああいうの見せられちゃ、そりゃ幽奈さんに感情移入せざるを得ないでしょ!って事で
益々魅力的な漫画に仕上がって来た感覚も強かったです。
これからも、感想でもアンケでも、5年前と変わらず「目に見える形で」力強く応援していきます。よろしくお願いします。



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2 コメント

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最近物語が動きますね (鮭茶漬け)
2017-01-16 18:33:21
憑依設定は何かに使う場面が来るんだろうなと思ってましたけど今回の使い方にはなるほどなと思いました。この漫画はこういったところも上手いですよね。幽奈が首を振る場面は本当にかわいかったです。最近は流石メインヒロインといえることが多いです。千紗希も恋心に気づき始めたようだし、ますますこれからの展開が見逃せませんね。
私も恋染紅葉は好きでしたよ。だからゆらぎ荘が始まったときは今度は続いてくれるといいなと思ってました。今は売り上げもいいし、電子版でフルカラーになるようになってよかったです。あとお気づきだとは思いますけど幽奈と千紗希は恋染のヒロインの紗奈から漢字をとってるようですね。
千紗希
幽奈
↑縦に並べると紗奈と読めますしやはりこの二人が中心なのでしょうね。でも他のヒロインの活躍も見たいのでそれと共に楽しんでいきたいですね
流石ですね! (西京BOY)
2017-01-22 22:45:33
鮭茶漬けさん、コメントありがとうございます!


憑依設定は、これからも様々な場面で使えそうですね
呑子さんに幽奈さんが憑依したらどうなるんだろう・・・って個人的には思ってます(笑

>幽奈が首を振る場面は本当にかわいかったです。最近は流石メインヒロインといえることが多いです。
一時期色々なヒロインズの魅力で回してた時期もありましたけど、
一年経って幽奈さんのメインヒロインっぷりが正しく増した気はします
だからこそ、ここでまた他ヒロインズの挽回が来るのかな?って思うと更にワクワクしますね(笑)。

>私も恋染紅葉は好きでしたよ。だからゆらぎ荘が始まったときは今度は続いてくれるといいなと思ってました。
なんと!
それは実に素晴らしいですね
自分も安定するまではかなり必死に応援してたなぁ・・・、と
ふと一年前を振り返ると最早懐かしい感じもします(笑
自分はミウラさんのリベンジが果たされなきゃ再び青年誌に逃げ込むつもりでしたから。


名前のネタは、すいません気付いてはいなかったです・・・汗
一度どこかで見た記憶はありますが(誰かの感想かなんかかな?)、
それも失念してましたね・・・
流石ですね。
自分は頭がとにかく硬いので、そういう発想にならないのが弱点ですね(笑)。
だけど、だからこそ「教えてもらえる喜び」がある、、、とも言えます。
この度は感謝です。仰られる通り、他ヒロインの活躍にも期待ですね。

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