骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

左ト全の住居跡を骨で聴く

2010-03-29 15:53:30 | 骨で聴く巡礼旅

 劇団ひまわりの子役たちで構成された「ひまわりキティーズ」をバックコーラスとした「老人と子供のポルカ」は昭和を代表する曲といえるのではないでしょうか。
 1970年という高度経済成長期に、レコード売上は約40万枚、オリコンの年間第45位という数値だけでなく、歌唱していた左ト全の圧倒的な存在感と、その歌詞の意味は、まさに戦後の昭和という歴史に咲いた曲といえます。

 コミカルさの裏側に 当時の世相を反映するキーワードが数多く見られます。『ゲバ』『ジコ』『スト』の被害者は老人と子供であるという痛切な叫びです。『ゲバ』は学生運動、『ジコ』は交通事故、『スト』はストライキの意味でしょう。
 そういう意味でこれは明確なメッセージソング

 
左卜全(1894-1971)は戦後に活躍した俳優で、歌手としては76歳でのデビューですから、当時は「史上最高齢の新人歌手」として話題になったこともsります。
 黒澤明監督の映画唐に出演し、昭和映画史に残る名優としても記憶されています。

 そんな左ト全の住居跡が世田谷区にあります。
 当時を偲ばせるものは何もありません。東急世田谷線の西太子堂駅から住宅街の細い道を歩き、緩やかな坂道を登った場所に、ひっそりと碑だけがあります。
 現在は現代的なアパートとなり、昭和を代表する人物が生活していた名残は皆無といえます。

 しかし、こんな場所だからこそ、静かに訪れたいものです。
 骨伝導のヘッドセットを使い、「老人と子供のポルカ」を骨で聴きます。
 
 独特な歌声が骨伝導を通して脳へと伝わります。
 静寂な住宅街の中で、骨伝導の威力により増大された昭和の曲が、音符がまさに宙を飛び跳ねるように響きます。さすが左ト全です。

 そして骨伝導です。

 こんな小さな旅も骨伝導さえあれば、存分に満喫できます。そういう意味で恐るべし! 骨伝導といったところでしょうか。

          ⇒ では、その骨伝導とは?

 不況の今、昭和は回想するものではなく、教訓としても意味があるでしょう。左ト全と骨伝導の組み合わせで、改めて考えることになります。

                  
『国内旅行』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 京成船橋駅を骨で聴く | トップ | お練りまつりを骨で聴く »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。