骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

ヤギを骨で聴く

2011-02-16 11:09:56 | 骨で聴く動物

 久しぶりの「骨で聴く」動物は「ヤギ(山羊、野羊)」です。
 骨伝導ヘッドセットや骨伝導サングラスとともにヤギの前に立ちます。

 ヤギは人類にとって、家畜としての歴史が極めて古い動物です。
 紀元前7千年ごろといえば、まだ新石器時代ですが、この時代の西アジアの遺跡から遺骨が出土しています。この時代からヤギは家畜として利用されていたようです。

 人類と動物との関係で言えば、もっとも歴史があるのは「イヌ」でしょうが、ヤギの家畜化もイヌに次いで古いのかもしれません。
 ただしヤギの場合、野生種と家畜種の区別が難しいようで、その起源については未だ確定的ではないそうです。

 ウシよりも家畜としての歴史があるのが事実ならば、初めて搾乳が行われた動物はヤギとなります。チーズやバターなどの乳製品は、ウシではなくヤギの乳が発祥といえるでしょう。

 またヤギといえば遊牧民がイメージされます。
 搾乳だけでなく、肉や毛皮も利用されています。
 ヒツジやウシが農耕文明において重宝されてきたのとは別に、遊牧民はヤギを中心とした生活が基盤でした。実際、ヤギは農耕そのものには役に立つ存在ではないでしょう。
 遊牧民にとっては、ヤギは粗食に耐えることから、きわめてありがたい家畜だったという側面は大きいかもしれません。

 これは、18世紀以降に遠洋航海者が粗食に耐える利便性から、ヤギを船に乗せ、ニュージーランドやオーストラリア、ハワイなどに持ち込んだことにも繋がります。

 日本の場合、もともとは野生のヤギは存在してなかったようです。
 一説には、江戸時代ごろとされるようです。
 つまりヤギと日本人の歴史はきわめて新しいということです。何とも意外な感じがします。

 意外といえば、米軍の爆音に耐える通話性能を誇る特許技術を持つ会社が日本にあることです。軍事の最先端分野に貢献する特許技術・骨伝導は、米軍の軍事力を高めました。
 爆音で音声による通信手段がきわめて難しい状態を打破したのです。

 そんな特許技術の骨伝導を活用し、一般向けにした製品は、他の骨伝導メーカーとは一線を画します。騒音対策から難聴対策まで、特許技術の骨伝導は違います。

          ⇒ 特許技術の骨伝導の違いを確かめてください

 家畜化したヤギ、でも日本では新しい動物。
 そんなヤギを眺めながら骨伝導マイクとスピーカーを使って会話してみましょう!


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