骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

諏訪大社下社秋宮を骨で聴く

2013-10-03 10:05:26 | 骨で聴く巡礼旅
20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮が行われたその日、古代の国譲りに登場した出雲の神・建御名方神を祀る諏訪大社へと心が移ります。

上社本宮、上社前宮、下社春宮に続いて、いよいよ最後の下社秋宮への参拝です。米軍で採用された特許技術の骨伝導ヘッドセットともに旧中仙道と甲州街道の分岐点の要所に鎮座する秋宮を訪れました。

まず目にするのが、青銅製では日本一と言われる狛犬を両脇に従えた神楽殿です。
三方切妻造りで天保六年(1835年)立川和四郎二代目富昌の作です。



春宮より存在感が強く、参拝者も多いせいか、一見すると観光地化が激しいようにも思えます。しかし強烈なパワーを持った神社だけあって、何ともいえない気分を味わうことができるようです。

社殿の形式は春宮と同じで神楽殿の奥には、二重楼門造りの拝殿と左片拝殿及び右片拝殿が横に並んでいます。現在の建物は安永十年(1781年)に立川和四郎初代・富棟の棟梁で落成したもののです。

またここ周辺は温泉の湧出地で、下諏訪温泉があることから境内にも御神湯があります。温泉としても名湯です。

最先端の骨伝導ヘッドセットにより耳だけでなく、骨から脳へと周囲の音声を伝え、諏訪大社すべてを参拝できた気分を「聴き」ます。すべてまわるのに時間を要してしまいましたが、ある種の達成感をも抱くことになりました。

     → 諏訪大社上社前宮を骨で聴く
     → 諏訪大社上社本宮を骨で聴く
     → 諏訪大社下社春宮を骨で聴く

都内に戻り、非日常空間に別れを告げることで、新たなパワーを発揮できればうれしい限りです。


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