協同労働の協同組合ネットワークちば

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『人生、ここにあり!』上映会 終了しました

2012-02-19 15:34:09 | Weblog


2月18日、習志野市市民会館において、『人生、ここにあり!』の特別上映会を行いました。

当日は、午前の部、スペシャル企画、午後の部あわせて、約200人の方が参加しました。前夜の雪で道路が凍り、トラブルもありましたが、無事終了することができました。

準備と当日運営に係わったみなさん、お疲れさまでした。

参加された中央労福協の北村さんが、上映会について下記の記事を書いてくださいましたので、ご紹介します。


 昨日、遅まきながらイタリア映画「人生、ここにあり!」をみた。といっても、映画館ではなく「協同労働の協同組合ネットワークちば」主催の上映会でである。
 イタリアでは1978年に制定された「バザリア法」により精神病院が閉鎖され、それまで病院に閉じ込められ人間的な扱いを受けてこなかった人々を一般社会に戻そうというという取り組みが始まり、社会的協同組合がその受け皿となっていった。この映画は、こうした時代背景をもった1983年のイタリアを舞台に、労働組合を左遷された主人公が、精神障がい者の協同組合をまかされることになり、組合員たちが悪戦苦闘しながらも偏見に立ち向かい、就労を通じて社会に参加していくことで人間性や自立を回復していくという物語りである。障がい者故に社会に受け入れられないという重い現実を描きつつ、それを克服していく希望や元気を与えてくれる、笑いあり、涙ありの感動的なドラマだ。
 
 上映会とセットで、映画のモデルになったイタリアのトリエステを取材してきた石井真弓さん(写真家、ライター)によるトークセッションもあり、背景や現状への理解も深めることができた。映画では組合員9人だった「ノンチェッロ協同組合」は、現在は約600名の組合員を数え、うち30%が精神疾患をもつ人々だそうだ。主な活動(就労)分野も、清掃業、園芸、木工、家具修理、陶芸などに広がっている。精神疾患をもつ人は「患者」ではなく「利用者」と呼ばれている。施設は社会に開かれていていて、開放的な雰囲気が漂う。組合代表者は「健常者と精神疾患者の区別がつかないことが成功」と語っており、実際に石井さんが外からみて全く区別がつかなかったそうである。

 翻って日本の現状を見れば、日本の精神医療は入院(閉じ込め、隔離)中心の薬漬け治療で国際的な批判をあびており、その落差はあまりにも大きい。しかし、映画の原題は、モデルとなった主人公の口癖 "SI PUO FARE(やればできるさ)”。映画を見れば、イタリアでも最初から順風満帆ではなかったことがわかる。壁をつくるもの壊すのも私たち次第なのだ。

 今年は、国連が定める「2012国際協同組合年」である。本上映会も「国際協同組合年事業」として開催された。国連は、協同組合の持つ社会的事業体としての性格に着目し、貧困の克服や社会的包摂の推進に向けて協同組合が役割を発揮することを強く期待している。日本では、困難を抱える人たちの社会参加に取り組む協同組合の活動はまだまだ弱いが、雇われるのではなく自分たちで仕事おこしをしようという「協同労働の協同組合」(ワーカーズコープ)が徐々に広がってきており、障がい者や生活困窮者などのユニバーサル就労にもチャレンジしようとている。国際協同組合年を契機に、こうした活動が広がり、協同組合がもともともっていたはずの「原点」を輝かせ、社会的価値や役割を発揮できるようにしていきたいものだ。
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協同労働の協同組合 ワーカーズコープ トリエステ バザリア法 イタリア映画 精神障がい者
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