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東京大学分子病理学

2012-02-01 | 東京大学 分子病理学 : 論文撤回Watch


東京大学分子病理学

Retraction Watch / 2010.12.29 08:13 / 推薦数 : 2

東京大学 病理学講座 分子病理学から雑誌Nature に発表された論文についての再掲載です。

BBRCで撤回された論文の抄録 Nature論文の抄録がどれだけ酷似しているかを見てみてください。

 

Nature論文: Although miRNAs can function as both tumour suppressors and oncogenes in tumour development, a widespread downregulation of miRNAs is commonly observed in human cancers and promotes cellular transformation and tumorigenesis.

 

BBRC論文: Although miRNAs can function as both tumor suppressors and oncogenes in the tumor development, a widespread downregulation of miRNAs is commonly observed in human cancers and promotes cellular transformation and tumorigenesis,

 

Nature 論文: This indicates an inherent significance of small RNAs in tumour suppressionHowever, the connection between tumour suppressor networks and miRNA biogenesis machineries has not been investigated in depth.

BBRC論文:  indicating an inherent significance of small RNAs in tumor suppression. However, connection between tumor suppressor networks and miRNA biogenesis machineries has not been explored.

 

Nature 論文: Here we show that a central tumour suppressor, p53, enhances the post-transcriptional maturation of several miRNAs with growth-suppressive function, including miR-16-1, miR-143 and miR-145, in response to DNA damage.

 

BBRC論文: Here we demonstrate that a central tumor suppressor, p53, enhances post-transcriptional maturation of several miRNAs with growth-suppressive function, including miR-16-1, in response to DNA damage.

 

ここまで、酷似していれば、盗用とみなすのがとうぜんでしょう。問題はどちらが盗用したかということになります。

 

BBRC論文

の著者 所属は

Suzuki TTamada H

Department of Cancer Biology, Graduate School of Medicine, Kyoto University, Kyoto, Japan

 

一方、

Nature 論文:

の著者 所属は

Suzuki HIYamagata KSugimoto KIwamoto TKato SMiyazono K

Department of Molecular Pathology, Graduate School of Medicine, University of Tokyo, 7-3-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan

 

であり、同一の著者名はみられません。

確かなことは、 BBRC論文 が先に投稿されているので、 

 Nature 論文 は BBRC論文 を盗用 したことになります。

したがって、東京大学 大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 分子病理学講座教授 宮園 浩平 氏は、 Nature 論文の責任著者であるので、即刻、この論文を撤回するよう雑誌Nature に申請すべき、という声が聞こえてきそうです。となると、架空の施設と架空の名前を使って、論文を投稿した人物の思惑通りになるかもしれません。

 

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1 コメント

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Unknown (Todd M)
2014-03-14 06:10:50
ためしにBBRCに出してレビューを見てNatureの投稿したと言うのは、そんなに荒唐無稽な憶測ではないと思いますよ。一発で通っちゃったんで慌ててリトラクトしたと考えればそれも十分あり得ると思います。まあNatureに出そうとする仕事をBBRCで試すというのはあまり賢いアイデアとは思えませんが。僕自身BBRCにだしたことも査読を頼まれたこともありますが、かなりずさんな雑誌であることは確かです。そういえば昔知り合いの論文がほぼ同じタイトルでBBRCと専門誌に載っているのを見たことがありますが、アレもそうだったのかもしれません。もし誰かがNature論文の原稿を盗み出して偽名でBBRCに出したのならわざわざリトラクトしないような気がします。

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