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脱税企業が民主党のパー券を購入

2011-03-03 14:30:35 | 様々な話題
前原誠司外相が政治資金収支報告書に50万円分の架空パーティー券収入を計上していた疑惑が浮上していた事は前原・誠司(政治)とカネの問題でも触れたが、その中で他の問題も有るって書いたが、今回はそのネタ。
民主党本部のパーティー券計270万円分を、脱税事件で逮捕された男性が代表取締役を務めていた経営コンサルタント会社とグループ3社が平成18~20年に購入していた事が判明した。
この内、1社は19年に野田佳彦財務相の政治団体のパー券40万円分を購入していた他、蓮舫行政刷新担当相が代表の政党支部に120万円を献金していたのだ。

男性は16年、実質オーナーだった競馬の予想屋をしている会社の所得を隠したとして、東京地検特捜部に法人税計約3億4千万円の脱税容疑で逮捕、起訴され懲役2年執行猶予5年の有罪判決が確定している。
野田の政治団体のパー券を購入し、蓮舫へ献金した企業は、男性が代表取締役を務めていた経営コンサル会社が、100%出資する子会社であり、男性も一時代表取締役を務めていたらしい。
法人税法違反罪での告発後、男性は経営コンサル会社の代表取締役を16年1月に退いたが、献金当時は会長職だったと言う。

政治資金収支報告書によると、民主党のパー券は経営コンサル会社の他、男性が代表取締役を務める等したグループ3社で、18年は計160万円、19年は50万円、20年は60万円分を購入していた。
また、子会社は19年6月1日、野田の政治団体「野田よしひこ後援会」のパー券40万円分を購入、同日に蓮舫が代表の政党支部「民主党東京都参議院選挙区第3総支部」に120万円を献金している。

「クリーンな政党」「不条理を正す」と声高に言い、小沢一郎を「政治とカネ」で追及して来た菅総理だが、閣僚からのスキャンダル噴出と言う身内の金銭問題に関して、どう対応するのか注目である。
しかし、枝野幸男官房長官は「現時点で直接何かする必要は無い。」やら「法令に従って適切に収支報告して貰う事が重要だ。それぞれ適切に対応すると思う。」と、歯切れが悪い。

現役閣僚の金銭スキャンダル、しかも野党時代に与党の金銭問題を厳しく批判していたにも拘わらず、まるで他人事であり、官房長官と言う政権を担う立場に居る事を判っていないとしか言い様が無いコメントだな。
小沢一派の若手議員は「どうせ3人共、ミスなので修正する、返金すると言うだけだろう。ただ、彼らは小沢にカネの流れを説明しろと求めて来た。自分達が説明責任を果たせるか見せて貰う。」と語っている。

前原と野田は「ポスト菅」の有力候補であり、蓮舫は東京都知事選出馬の可能性があり、この3閣僚が菅政権の謳い文句である「クリーンで開かれた政治」に反していれば、国会で野党から攻撃を受けるのは必至だ。
そうでなくとも不人気で、今にも忌んでしまいそうな菅政権なのに、更に支持率が下がれば、統一地方選に向けて選挙準備中の民主党地方支部等から、「菅の首を挿げ替えて、早急に新体制を整えろ!」との声が更に高まるだろう。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】