サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

顎の骨を守るインプラント アメリカインプラント学会マキシコース2016 in名古屋3

2016-08-03 17:45:33 | 健康・病気

今回アメリカAAIDからRichard A. Borger先生に来ていただき講演をしていただきました。

Borgner先生はアメリカインプラント学会の試験委員をされており基礎から臨床においても幅広い知識をお持ちです。

その中でも顎の骨がほとんどなくなったしまった患者さんに対しての治療例は圧巻です。

アメリカ本国でも飛行機で通う患者さんが見えるほど卓越した技術をお持ちです。

ただ、患者さんには覚えておいて欲しいのですがレントゲンで見てわかるように顎の骨が数ミリにまで吸収しているのはインプラント治療を行ったからではありません。

逆にインプラント治療を行わなかったことによって顎の骨が萎縮してしまった結果です。

インプラントは顎の骨を削るので怖いと思い入れ歯を使用している患者さんは少なくないと思います。

しかし入れ歯を使用することで顎の骨は年々萎縮していくこともあります。

インプラント治療は顎の骨に直接力を加えることができるため、顎の骨の萎縮を防ぐことができるのです。


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骨粗鬆症の薬と歯科 アメリカインプラント学会マキシコース2016 in 名古屋2

2016-08-01 14:56:45 | 健康・病気
アメリカインプラント学会マキシコースでもう一人日本の先生にお話しを伺いました。公立陶生病院の神谷先生にはMRONJ、薬剤関連性顎骨壊死について色々と教えていただきました。

骨粗鬆症の投薬を受けていると歯の治療によって顎骨壊死が起きる場合があることは随分前からいわれていますが最近になって他の薬剤についても同様の症状が起きることより、

薬剤関連性顎骨壊死といった名前に変わったそうです。

要するに色々な病気で色々な薬を飲むと歯科治療するにもリスクが高くなってしまいます。

実際、糖尿病や心臓病などは歯周病で悪化することもよく話題に上がります。

なので日頃から歯科治療が必要とならないように早期発見と予防をしっかりしましょう。

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