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経済的小売業の存在意義 その

2009-07-27 | マイブーム
前回まで「プロレタリアートの労働力」について書いて来ました。

今回は市場のもう一つの労働力である「流通による労働力」
その中でも小売業をフィーチャーして私の思う「経済的小売業の存在意義」をお送りします。

まずはじめに
とあるテレビ番組で、ある小売業の経営者の方がこんな感じの事を言っておられました。

「諸君たちは、メーカーから仕入れた商品に中間マージンを取ってお客様に高く商品を売り付けている
したがってお客様には常に大変、申し訳ないと言う気持ちを持って献身的にお客様に尽くすのだ!」


※実際のテレビではこれの7倍ぐらいもっと乱暴な言葉で言っていたかな…

確かに、このような
「汗をかけ」・「とにかく汗をかけ」的な精神論によって常に初心忘れるべからずの闘魂注入は理解出来ます。
特に下りの「献身的にお客様に尽くすのだ」この部分は全くもってその通りだと思います。

しかしある種このような自虐的なことを従業員の教育として言うのはいかがなもんかと本気で思っちゃいます。 (もう義務教育で自虐教育を受けて来てるんだからいいじゃんか・・・)

あと私はどうもこのような抑圧によって従業員に仕事をさせようとする経営者を見ているとしかめっ面になってしまいます。 (# ゚Д゚)
まぁでもそのあとにちゃんとフォローが出来る方が殆どなんですけどね。 デキナイヒトハ…(゚Д゚)シラネー

ちなみに小売業は決してメーカーの中間マージンを取っているパラサイトでは有りません。
パラサイトまでは誰も言って無いって…(;´∀`)

むしろメーカーにとってもお客様にとっても、社会にとっても
み〜んなに貢献しているのです。


その理由は次にあげる△弔ら説明できます。

‐売業はメーカーの販売部門である。
⊂売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。



まず
‐売業はメーカーの販売部門である。

そうなんです。小売業はメーカーの販売部門なんです。

もし仮に小売業が本当に中間マージンをただ単に取っているだけの存在ならば
この合理化された現在にはもうとっくに淘汰されちゃっています。
しかし今でもちゃんと存在しています。
と言うことは小売業界が存在するのには、それ相当の理由がちゃんとある分けです。 とオシャカサマモイッテマス ゴーン♪

それではもしメーカーが流通までも全て行っていたとします。
そうすると
全国に自分の商品を置くための店舗を作らないといけなくなります。
消費者も、その店舗にはそのメーカーの商品しか置いていないので、
選択の自由に不自由が生じてしまいます
 (´・ω・) 「何この店カルビーしかないじゃん!」

またメーカーも大きいところから小さいところまであるので、小さいメーカーだと店舗を作れる数に限界があるので(まぁ大手でも限界はありますが)
ある
特定地域でしか販売できない事になってしまいます

よって小売業および流通業があるおかげで
メーカーの販売費も助かります
消費者にとっても
一つの場所で沢山のメーカーから商品を選べるので、
まさにウィンウィンの関係なんです。

ちなみに流通の労働力の対価はどこから捻出されているのでしょうか?

(;・∀・) 「えっ?商品を買ってくれたお客さんからじゃないの?」

「確かにそうなんですが…
しかし会社の給料から出てるよ。なんて言わなかっただけ偉いです。
給料は会社からではなくお客様から役務の対価として頂いているんですよね。
私も上司によく言われました。」

まぁそれは小売業界のお客さまに接客する規範的なものなんで、今はいいですね…

マルクス経済学的には、こう考えています。

剰余価値は流通過程もしくは商品交換によって生まれては来ない。
その理由は、流通過程(商品交換)で例えば小売業者と消費者の間で不等価交換
つまり小売業者の仕入れと販売価格の差異が生じたとしても、
経済全体の商品価値の総額自体は常に等価であるため、例え商品売買からの差益によって
利潤が生まれたとしても、それは

商品の価値=不変資本十可変資本十剰余価値

この式の剰余価値の一部を流通過程の労働に分配しただけで
流通によって生産価値は生まれないと言うことです。

とマルクス経済学的には言っていますが、現在の流通過程の中に
この考え方を当てはめようとしても、もはやハマるとは思えないんだよね〜。 ( ´Д`)

(※この事を今日書いてしまうと、大変な事になってしまうので後日に回します。)

そうそう!
ここで話が若干戻りますが、先ほど
メーカーは店舗販売を小売業界に任せていると書きましたが、
最近はPBと言った商品を7アンドワイやイオン、ドンキなど大手小売業者が
生産から流通までやっている所もちらほら出て来てメーカーも興ざめさせられ来ています。

ちなみにこのPBにはカラクリがあるんです。
それは
メーカーは何かの時の為に需要よりも多少は多めに商品を生産しています。
しかしその結果、在庫が大量に残ってしまう時があります。
それを全て廃棄するってのは、とてつもないロスになってしまうので
メーカーはある業者に、そう言った訳ありの商品を買い取って貰い
その業者はその業者のラベルを張って低価格でその商品を販売していると言う仕組みがあるのです。

消費者からすると「よく分からないメーカーだけど、全然美味しいし」とか「使える」とか言って
「うっほ、ほ〜い」と喜んで購入して行きます。
そう言った商品は昔スーパーやダイソーによく置いて有りました。

ちなみにどうして
メーカー自身がその商品を低価格で販売しないのかと言うと
そのメーカーの
ブランド・イメージの維持と、
先ほど業者に売った分の在庫はあくまでも加重需要に備えての分なので、
その在庫を通常の需要としてキープをしてしまうとまた、その分を多めに生産しないといけなくなってしまうので
それが続くと値段が下がり続け、
その商品自体の価値を下げてしまうといった負のスパイラルに陥ってしまうので
メーカー自身がその商品を自社のパッケージ商品として販売しないのはこういった理由からなんです。


ヽ(゚д゚)ノ おおっとPBの話が思ったよりも拡大し過ぎてしまったので、

次回は
△両売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。

「流通過程において剰余価値は生まれない。」の2本立てでお送りいたします。 ヽ(´ー`)ノ
ジャンル:
経済
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