創造力は権力を奪う

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日本国債について その2

2013-09-02 | 経済関係
今回は、国債における日銀と市中(民間)銀行について書いていきたいと思う。

まず国債とは、どのようなものなのかを説明したい。
政府は、毎年予算を作成し、社会保険や地方交付税、交付金、はたまた公共事業など
年間約90兆円の歳出がある。
ところが、歳入である税収は、その半分の45兆円ぐらいとなっている。
従ってその差額を国債を発行して、賄っているのである。

ちなみに国債には、建設国債と赤字国債という2つの種類の国債が発行されており、
国債発行後に歳出の使用目的によって区別されている。

建設国債というのは、公共事業をはじめ、国が管理する橋や道路、建物といった
ものを建設するときに発生する費用を賄うために発行されるものである。

赤字国債は、建設国債以外の社会保険費や地方交付税、公共サービスなどで
使用するために発行するものである。

ついでなので、ここで説明を付け加えるが、建設国債の用途は、
橋や道路、建物といった固定資産の建設を目的としたものであるため、
国の資産として政府の貸借対照表に計上される。

しかし赤字国債の用途に関しては、サービスと言った無形物であるため、
資産計上できず、しかも政府のサービスは、民間事業と異なり収益目的ではないため
純粋に費用となってしまう。
従って、赤字国債分の負債は、将来歳入が歳出を上回ることがない限り、
永久に返済できないことになる。
現在のように歳入よりも歳出が多い状況である場合、借金を借金で返済すると
言った自転車操業状態であるため、非常によくない状況と言える。

そもそも赤字国債は、上記のような状況になる可能性があるため、
財政法によって、発行を原則禁止されている。
しかし特例公債法と言う法案を毎年可決することで、
1年間だけ赤字国債を発行できる裏技を政府は、40年間も続けている。

2011年に民主党は、ねじれ国会により、この特例公債法が可決できずに
困っていたと言うのは、こう言うことなのである。



今回ここから、日銀と市中(民間)銀行について書こうと思ったが
ここまでが思ったよりも長くなってしまったので、また次回にまわしたいと思う。




出典:財務省
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日本国債について その1

2013-09-02 | 経済関係
2009年以降、政府の債務は1,000兆円を突破し、
その内国債は700兆円を占めている。

表1

出典:財務省 平成21年度国の財務書類(貸借対照表)の概要

これは、国の予算(歳出)の約8年分の金額に相当する。
こう言った状況から、昨今あちらこちらで、
日本がデフォルトを起こすのは時間の問題だ!などの意見をよく聞くようになった。

実際に、そうなのだろうか?
例えば、こちらのサイトで、日本国債の格付けを見て見ると
確かに、G8では、8カ国中6番目となっている。


また対GDP比における債務残高の国際比較を見てみると
日本の比率は、224.3%で、2位イタリアの129.6%をはるかに超え、
他国を圧倒するほど、ぶっちぎって悪い!と言うことが分かる。

表2

出典:財務省 債務残高の国際比較(対GDP比)


次に日本国債の特徴として、
日本国債の国内保有率は、90%を超えている。
この状況は、他国と比べると圧倒的に高いと言える。

他国の状況は以下である。
アメリカ 66%
ドイツ  60%
イタリア 56%
スペイン 61%
ギリシャ 25%

それではこの比率は、いったい何を意味しているのかと言うと
この数値が低いほど、海外からの信用が高いと言うことが言える。
なぜなら、その国の国債を買うと言うことは、その国に対して
信用しているから購入する訳で、国内保有率が低いと言うことは
海外からの投資が多いと言うことである。


ここまでを見てみると確かに日本の現状は、かなりマズイと言えるかもしれない。


しかしその一方で、日本国債の国内保有率が高いと言うことは、
決してネガティブなことではない。
なぜなら、国債価格が暴落した場合、国内保有率が低い国は、
海外の保有者に対して、損失を与えてしまうと言った影響を及ぼしてしまうため、
その国の信用を落とすだけでなく、その国の通貨の信用も失墜させてしまう。
従って、国内保有率が低い国の国債価格が暴落すると言うことは、
同時に、その国の通貨の暴落も招いてしまうと言うことである。

と言うことで日本は、日本の国債価格が下がっても
通貨に対する信用度の影響は、ほとんど無いと言える。


次に、国債価格と金利について言及すると、
以下の式で表現できる。

「国債価格=利息/金利」
この式は、コンソル国債と仮定した場合に
無限等比級数の和の式で導き出せる。
詳しい説明は、今回の内容に対して
あまり関係がないので割愛したい。
※知りたい方は、後日当ブログでアップしておきます。


「国債価格=利息/金利」
この式で何が分かるのかと言うと、
金利が下がると⇒国債価格は上がる。
金利が上がると⇒国債価格は下がる。
と言ったぐあいに、国債価格と金利は、反比例の関係になっている。

最近で言うと、2011年にギリシャショックが起きた時のギリシャの金利は、
40%を超えていた。
2009年では、金利が5%だったと言うことは、
たった2年で、国債の価格が8倍も下落したことになる。
ここまで暴落した要因のひとつとして、
ギリシャ国債の国内保有率が25%と圧倒的に低いと言うことである。
つまり海外の保有者が多いと言うことは、ギリシャ国内の金利上昇など関係ないため
国債価格の下落によって、我が我がと国債が売られ続けたと言うロジックである。
これが国内の保有者であれば、自国の金利上昇は困ってしまうため、
ここまでの上昇には繋がらない。

表3

出典:NHKスペシャルより


現在の日本の金利は、世界で最も低い1%未満であるため、
国債価格は高い状況である。
ちなみに上記で、日本国債の国内保有率が高い理由は、日本の信用が低いと言うよりも
高い国債の割には、金利も低いため、投資家からするとあまりうまみがないので
海外からの投資が少ないと言ったことが要因として考えられる。


今回は、ここまでとして、
次回は、国債における日銀と市中(民間)銀行について書いてみたいと思う。
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2013-09-01 | ためしに
~♪
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一人にして下さい。

2013-01-28 | ためしに
~♪
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サブプライム問題について、ちょっといいかしら その②

2009-08-11 | ためしに
前回はサブプライムローンはアメリカの住宅価格が上がり続ける事が前提で、
成り立っているローンだって言うトコまで説明しましたね。



「て言うか、それよりも一週間も更新しないって、どう言うことですかぁ」



「スンマセン…資格の試験があったもんで…」



「へ~そうだったんですかぁ、結果はどうだったんですか?」



「来年がんばりま~す。」 (;´∀`)

と言うことで今回は「
証券化」と言うワードをふまえつつ説明して行きたいと思います。

まず証券化とはどういったモノかという所から説明すんね。

「ちなみに碧子ちゃん、
証券て何だか知ってる?」



「え~と……、分かりません…」



「証券とは例えば、株とか、株は聞いたことあるでしょ?」



「ん~…何となく、…」



「そっかぁそこも微妙か…」

そうねぇ例えばネオクラ・キャンパニーと言うビッグな会社があったとするじゃない
そうしたらその会社はある凄い事をひらめいちゃった分け、でもそれをするお金が、今ちょっと足りない分け
そこで私たち(ネオクラ・キャンパニー)こう言う凄いことするんで、何方かお金を貸して下さい。と
誰かに頼みこむ分けです。

そうしたら碧子ちゃんって言うお金持ちが現れて、ネオクラ・キャンパニーにお金を貸してくれました。
そこでネオクラ・キャンパニーはそのお金持ちの碧子ちゃんに株券と言う
チケッツを渡すわけです。

そのチケッツは、ネオクラ・キャンパニーから
配当金という、仕事をして稼いだお金の一部を
貰える権利の券なんです。ちなみにその券自体を売ることも出来ます。

つまり証券とは「権利を持っている」という事です。
これを持っている人たちを
債権者と言う言い方をします。

債券には国債・地方債・特別債・金融債・社債…とこの他にもめちゃっくちゃいろんな種類がありますが
今回はこんなのを覚えなくてもOKです。

んでもって、その証券とサブブライムローンとの関係ですが、

まず、低所得者の人は住宅ローン会社からサブプライムでローンを組みます。
住宅ローン会社は、
ガンガン住宅が売れるので、直ぐにお金が必要になります
しかしローンは直ぐには返ってくるはずがないので、
そのローンの権利を
証券会社と言うところに買って貰います


ここまで碧子ちゃんOK?



「え~と証券会社は、どうしてローンの権利を買ってくれるんですか?」



それは、例えば低所得者の人は100万円の家が欲しいので住宅ローン会社から100万円を借りたとします。

住宅ローン会社はその100万円
+利息代の権利を証券会社に130万円で買って貰うんです。

ちなみに100万円+利息代は200万円としましょう。

つまり、住宅ローン会社は100万円貸して130万円で売ったので、30万円得しました。

証券会社はローンがちゃんと返済されれば、130万円で買ったので、70万円得しました。

みんなちゃんと儲かっているのです。



「え~利息ってそんなに係るんですか?」



「そうだよ。まぁその時の金利とか何年借りるかによるけど、住宅ローンはだいたい倍の金額を払う感じになってるよ。」

話を戻すと、
証券会社もローンを返して貰うのに何十年もまたなきゃいけないので
「そんなに待ってられない」と言う事でそのローンの権利を誰かに売ろうとします。

しかしローンの権利を180万円で売ろうと考えているけど
金額が大きいので、
なかなか誰も買ってくれません

そこで証券会社はひらめいちゃいました!
もっと細かくしてこのローンの権利を売ればいいじゃんか!

そう1個180万円を100個に分ければ18,000円で売れます。
そうすれば買いやすく成りますよね。

それで無事に証券会社はこの証券を全て売り尽くしましたとさ… メデタシメデタシ

ちなみにこう言った証券を買ってくれるのが、投資家と言う人たちです。

今日やった所をまとめると
証券会社は様々な権利をあちこちから買って来てはその権利を再分化させ
証券と言う商品に変えては投資家の人たちに売っている
と言う事です。

しかしこの商品は低所得者の人たちが証券会社にそのローンをちゃんと返済されていればなんの問題もないのですが、
前回も言いましたが、
サブプライムローンとは住宅価格がこのまま上がり続けること有りきのシステムなんで、
このローンが、そのうちちゃんと返せなくなってくる恐ろしい証券に代わって行く訳なんです…

あ~怖や怖や (((( ;゜д゜))))アワワワワ


そして次回はCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)についてご説明いたします。
中学生にCDSを教える事ができかなぁ… :(;゛゜'ω゜'):

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サブプライム問題について、ちょっといいかしら

2009-08-02 | ためしに

先日このblogのファンと言う子からお手紙を頂きました。


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はじめまして。

私は中学2年の饗庭・フランソワ・碧子(あえば・フランソワ・みどりこ)と申します。

毎回楽しくブログ拝見しています。

この前、社会科の時間にサブプラム問題と言う大事件が2年前に起きて

今世界経済は大変なことになっていると先生から聞きました。

そんな大事件が起きているのに私にはあまり実感がわかないのですが

本当に大変なことが起きているのですか?

今度、ブログで説明お願いします。

ちなみに友達はお小遣いが少し減ったとのことです。


p.s.
私はお笑い芸人の「はんにゃ」のファンです。ネオクラさんの好きな芸人は誰ですか?

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と言う事なので今回から数回に渡って
neoclassicが中学生にでもちゃんと理解出来るように
この子と一緒に説明していきます。

ちなみに碧子ちゃん
サブプラムじゃなくてサブプライムねっ!!



み「あれれ?そうだったの…」


んではまず始めにサブプライムという言葉から説明していきます。

サブプライムとはアメリカの住宅ローンのことで正確には
サブプライムローンと言います。


そしてサブプライムローンとは何ぞや?と言うと

まず「プライムローン」と言うローンがあります。しかしこのローンでお金を借りる為には
ローン会社からの審査があります。

その審査とはどう言った物かと言うと、早い話が
ちゃんとお金が返済出来っかって言うもんです。

しかしちゃんと働いているからと言っても全員がその審査に通る分けではありません。

つまりサブプライムローンとは

稼ぎの悪い人用(低所得者向け)のローンと言うことです。



み「んじゃ、ネオクラさんもサブプライムですね♪」




ネ「そうそう俺なんか完全にサブプライムのセンター守っているね♪って音符入れてる場合じゃない!!」


そんでもってサブプライムローンの内容とは、どう言った物かと言うと

まず稼ぎが悪い人たち向けなので、お金を貸す方も借りている方も毎月、毎月ローンの返済がちゃんと出来るか心配ですね。

何で例えば最初の3年間は、ちゃんとローン返済ができるように少ない金額でOKよ!と言う感じで行きます。

しかし少ないお金しか返済してないと言うことは、碧子ちゃんど~なっと思う?


み「返す期間が長くなる?みたいな感じですか?」




ネ「ジャストミ~~ト!!正解です。」

しかし返す期間が長くなると言っても普通のプライムローンだって、だいたい30年くらいはかかるよね!

それよりも長いとなっと何年かかるんだと言う話になります。死んじゃってる可能性も否めません…

つ~事なんで、サブプライムローンは期間を長くして返す内容ではないのです。

んでは、どう言った内容かと言うと、

まぁ上の「例えば最初の3年間は、ちゃんとローン返済ができるように少ない金額でOKよ!」と書いちゃったんだけど

「最初の3年間は…」と言うことは、
( ゜Д゜) その後はどうなんの?ってことですよね。

そんなんです、このケースですと3年後からは今まで少ない金額だったんだから、プライムローンよりも
高い金額で返してちょんまげって事なんです。




み「そんな事、ムリ!!だってあんまりお金を稼いでいない人たちなんでしょ?絶対ムリじゃない。 あとジャストミ~トで何ですかぁ?」




ネ「そうなんですリームのムーリなんです!普通に考えるとそう思うよね!」

だけど、ここからが味噌なんです。

確かに碧子ちゃんが言うように普通はOUTなんだけど、下のグラフを見て味噌




このグラフは1968年からのアメリカの住宅価格の推移を表したグラフです。

なんと、ビックリ
約40年間もアメリカの住宅価格は上がりっぱなしなんですよ!

そんでもってこのグラフとサブプライムローンがどう関係しているかと言うと



み「返せなくなったら売っちゃえ的な感じですか?」



ネ「お、醤油うことなんです!」
返済出来ない時は売っちゃって返済してくんろって事なんザンス。ヾ(*´∀`*)ノ

もしくは住宅の価格は上がっているので、3年目以降は

あなたの醤油う、じゃなくて所有している住宅は価値のある資産なんで
信頼性が上がったので、これからはサブプライムローンでは
なくてプライムローンの返済金額でOK
ですよ!としてくれるのです。


よって、住宅の価値は上がるし、ローンもちゃんと返せるし、いいトコ取りですね!!



み「凄いじゃないですかぁ!サブプライムローンって」




ネ「
し~かし、世の中そんなに甘くないのです! ヽ(`Д´)ノ


この理論はどこかに
重大な欠点があるのですよ。分かります?




み「ん~…」



ネ「分からなくて、良くってよ。良くってよ!!」



み「あ、お家の価値がず~と上がり続ける事ってあるんですか?」




ネ「えぇ~もう気づいたんかいっ!そこ今日の山場なのに…そうなんです。そこにサブプライムローンの落とし穴があったんです。」

つまり
サブプライムローンは住宅価格がこのまま上がり続けること有りきのシステムな訳ですよ!

つ~ことで次回は怖や怖やのサブプライムローンがなぜ、ここまで世界の金融機関の機能をマヒさせたのかをお送りいたします。

「あれ、碧子ちゃんってジャストミ~ト世代じゃないんだっけ?




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経済的小売業の存在意義 その②

2009-07-28 | マイブーム
前回の内容、酷かったですね…

今日読み返して興ざめ  (σ´Д`)

( ゜Д゜)  つ~か前から言おうとしてたんだけど、最近ダラダラ書き過ぎじゃね!!

(ノ´∀`*) やっぱし、そう思っちゃいました。

つ~ことで今日からはもっと分かりやすく端的に書きます。(出来んのか?)

まず前回の内容で付け足しがあります。

PBの説明でPB商品の全体があたかもメーカーの超過した供給ぶんを違う業者が全部ラベルを張り替えて
それを商品としているかの様な表現になっていますが、正確にはそう言った商品も有りますよ。
と、この部分が抜けていました。大変失礼いたしました。 m(_ _)m

あと
「次回は
②の小売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。

「流通過程において剰余価値は生まれない。」の2本立てでお送りいたします。」

と書きましたが、
「流通過程において剰余価値は生まれない。」
こいつはもう説明してあるじゃんか!!とメールが来まして

「うっそ~ぉ」
と思って見てみると
ぁ、Σ(゜Д゜;)確かに書いてある。しずれ~しました…


それでは今日は
②の小売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。

一本立てでお送り致します。


まず
投資した金額はどれくらいの期間で回収できるのでしょうか?

それは
投資した金額=生産期間+流通期間 と表せます。

これを
1回転とします。

そして生産期間と流通期間とは

生産期間は投資した金額によって商品が生まれます
その投資した金額ぶんの商品が生産されるまでの期間を表しています。

流通期間は前回ご説明した
「①小売業はメーカーの販売部門である。」
そのメーカーの販売部門である小売業者が投資した金額ぶんの商品を売りさばいてくれるまでの期間です。

結論から言うとこの期間が早ければ早いほど、
投資した金額が早期に回収でき、次の投資がスグに始められるという超メリットがあるのです!!

生産期間のスピードはメーカーの努力によって何とでもなります。

しかし「流通期間」は販売のプロである
小売業者さまにかかっていると言うことなんです!!

よって小売業者さまが存在してくれているお陰で、メーカーは早期に次の投資へと資本注入できると言うことで、
コストが削減されているのです。

何で投資の回収が早いとコストの削減に成るわけ?

それは
現在割引価値という現金の評価方法があり

例えば今日1万円もらうのと、来月もらう1万円だと今日もらった方が
金利分が得なんです。

金利分なんてたかがしれてんじゃんか!と思われますが、企業レベルの支払利息は、どか~んと大きい金額なんです。

だからたかがでは無いのです。

ということで
メーカーは小売業のおかげで時間とコストが節約できていると言う訳なんです。

また前回もちょろっと書きましたが、小売業があるおかげで、われわれ消費者は一か所で色々な商品を
自由に選べると言う場所を提供してもらっているので、ここでも小売業の社会的な存在の意義は大いにあると
思います。

何で「「あそこの店員、超ぐずぐずしててムカつくんだよ~」
て思っても、たまには許してあげて下さいね。 (;´∀`)

さ~てさっきコンビニで買ってきたデザートでも食べよっと、

ムむむむ…・

スプーン入ってないじゃんか~!

にゃろ~さっき店員どうしで話してっから入れ忘れてんだよ~↑   ヽ(`Д´)ノウルサナイゾ

今から文句言いに行ってきま~す

(*゜ー゜)んっ?
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経済的小売業の存在意義 その①

2009-07-27 | マイブーム
前回まで「プロレタリアートの労働力」について書いて来ました。

今回は市場のもう一つの労働力である「流通による労働力」
その中でも小売業をフィーチャーして私の思う「経済的小売業の存在意義」をお送りします。

まずはじめに
とあるテレビ番組で、ある小売業の経営者の方がこんな感じの事を言っておられました。

「諸君たちは、メーカーから仕入れた商品に中間マージンを取ってお客様に高く商品を売り付けている
したがってお客様には常に大変、申し訳ないと言う気持ちを持って献身的にお客様に尽くすのだ!」


※実際のテレビではこれの7倍ぐらいもっと乱暴な言葉で言っていたかな…

確かに、このような
「汗をかけ」・「とにかく汗をかけ」的な精神論によって常に初心忘れるべからずの闘魂注入は理解出来ます。
特に下りの「献身的にお客様に尽くすのだ」この部分は全くもってその通りだと思います。

しかしある種このような自虐的なことを従業員の教育として言うのはいかがなもんかと本気で思っちゃいます。 (もう義務教育で自虐教育を受けて来てるんだからいいじゃんか・・・)

あと私はどうもこのような抑圧によって従業員に仕事をさせようとする経営者を見ているとしかめっ面になってしまいます。 (# ゜Д゜)
まぁでもそのあとにちゃんとフォローが出来る方が殆どなんですけどね。 デキナイヒトハ…(゜Д゜)シラネー

ちなみに小売業は決してメーカーの中間マージンを取っているパラサイトでは有りません。
パラサイトまでは誰も言って無いって…(;´∀`)

むしろメーカーにとってもお客様にとっても、社会にとっても
み~んなに貢献しているのです。


その理由は次にあげる②つから説明できます。

①小売業はメーカーの販売部門である。
②小売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。



まず
①小売業はメーカーの販売部門である。

そうなんです。小売業はメーカーの販売部門なんです。

もし仮に小売業が本当に中間マージンをただ単に取っているだけの存在ならば
この合理化された現在にはもうとっくに淘汰されちゃっています。
しかし今でもちゃんと存在しています。
と言うことは小売業界が存在するのには、それ相当の理由がちゃんとある分けです。 とオシャカサマモイッテマス ゴーン♪

それではもしメーカーが流通までも全て行っていたとします。
そうすると
全国に自分の商品を置くための店舗を作らないといけなくなります。
消費者も、その店舗にはそのメーカーの商品しか置いていないので、
選択の自由に不自由が生じてしまいます
 (´・ω・) 「何この店カルビーしかないじゃん!」

またメーカーも大きいところから小さいところまであるので、小さいメーカーだと店舗を作れる数に限界があるので(まぁ大手でも限界はありますが)
ある
特定地域でしか販売できない事になってしまいます

よって小売業および流通業があるおかげで
メーカーの販売費も助かります
消費者にとっても
一つの場所で沢山のメーカーから商品を選べるので、
まさにウィンウィンの関係なんです。

ちなみに流通の労働力の対価はどこから捻出されているのでしょうか?

(;・∀・) 「えっ?商品を買ってくれたお客さんからじゃないの?」

「確かにそうなんですが…
しかし会社の給料から出てるよ。なんて言わなかっただけ偉いです。
給料は会社からではなくお客様から役務の対価として頂いているんですよね。
私も上司によく言われました。」

まぁそれは小売業界のお客さまに接客する規範的なものなんで、今はいいですね…

マルクス経済学的には、こう考えています。

剰余価値は流通過程もしくは商品交換によって生まれては来ない。
その理由は、流通過程(商品交換)で例えば小売業者と消費者の間で不等価交換
つまり小売業者の仕入れと販売価格の差異が生じたとしても、
経済全体の商品価値の総額自体は常に等価であるため、例え商品売買からの差益によって
利潤が生まれたとしても、それは

商品の価値=不変資本十可変資本十剰余価値

この式の剰余価値の一部を流通過程の労働に分配しただけで
流通によって生産価値は生まれないと言うことです。

とマルクス経済学的には言っていますが、現在の流通過程の中に
この考え方を当てはめようとしても、もはやハマるとは思えないんだよね~。 ( ´Д`)

(※この事を今日書いてしまうと、大変な事になってしまうので後日に回します。)

そうそう!
ここで話が若干戻りますが、先ほど
メーカーは店舗販売を小売業界に任せていると書きましたが、
最近はPBと言った商品を7アンドワイやイオン、ドンキなど大手小売業者が
生産から流通までやっている所もちらほら出て来てメーカーも興ざめさせられ来ています。

ちなみにこのPBにはカラクリがあるんです。
それは
メーカーは何かの時の為に需要よりも多少は多めに商品を生産しています。
しかしその結果、在庫が大量に残ってしまう時があります。
それを全て廃棄するってのは、とてつもないロスになってしまうので
メーカーはある業者に、そう言った訳ありの商品を買い取って貰い
その業者はその業者のラベルを張って低価格でその商品を販売していると言う仕組みがあるのです。

消費者からすると「よく分からないメーカーだけど、全然美味しいし」とか「使える」とか言って
「うっほ、ほ~い」と喜んで購入して行きます。
そう言った商品は昔スーパーやダイソーによく置いて有りました。

ちなみにどうして
メーカー自身がその商品を低価格で販売しないのかと言うと
そのメーカーの
ブランド・イメージの維持と、
先ほど業者に売った分の在庫はあくまでも加重需要に備えての分なので、
その在庫を通常の需要としてキープをしてしまうとまた、その分を多めに生産しないといけなくなってしまうので
それが続くと値段が下がり続け、
その商品自体の価値を下げてしまうといった負のスパイラルに陥ってしまうので
メーカー自身がその商品を自社のパッケージ商品として販売しないのはこういった理由からなんです。


ヽ(゜д゜)ノ おおっとPBの話が思ったよりも拡大し過ぎてしまったので、

次回は
②の小売業の存在によってメーカーの生産コストは削減されている。

「流通過程において剰余価値は生まれない。」の2本立てでお送りいたします。 ヽ(´ー`)ノ
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プロレタリアートの労働力   完結篇

2009-07-26 | マイブーム
前回、前々回とで

労働力とは

実態的な労働力
構造的な労働力

と2つの現象があり。

「機械化」によって商品が大量生産されることによって
商品の価値が下がりそれに呼応し労働力も下がっていく
と言うところまでやりました。

そして今回はそのような生産関係が存在する資本主義経済の中での
プロレタリアートの労働力の役割とは何かを述べたいと思います。

( ´Α`) 「上の文「の」ばっかしで読みにく~い」

まずはじめに
労働者は機械化によって何をもたらされてしまうのか?

それは
賃金の低下と労働環境からの排除です。

つまりいいトコなしです。 (つД`) トホホ…

(´;ω;`)

( ;∀;)

労働者は働けば働くほど、その情報がデータ化され
次の機械化を促進させている

機械化を促進すると賃金が下がる。(ここのプロセスは前回書いたので割愛)

また機械化は生産効率もあげられるので、市場がその生産効率よりも
成長率が低い場合、労働者はその労働環境から排除されて行きます。

結局、資本家から見た労働者とは

現在稼働している設備と新しい設備のギャップ(時間)を
ただただ埋める為だけに存在している
のかもしれません。

結果的には己の立場を弱める機械化
しかしブルジョアジー達は剰余価値をしっかりと搾取している。

つまり今のような生産関係が続くとブルジョアジーとプロレタリアートの
格差はどんどん広がって行くと言う事です。

そうなると現在の資本主義、正確には市場原理資本主義もあと数十年で社会形態のひずみで
現在の生産関係が維持できなくなり、その結果次の社会形態に移行することでしょう。

まぁいわゆる
唯物史観というやつです。
原始生活→奴隷制→封建制→資本主義→社会主義?

※矢印の中ではアウフヘーベンが起きている。

しかし実際社会主義も

社会主義        資本主義
社会の長 ←利潤→ ブルジョア

利潤を搾取する相手が変わるだけなので根本的な問題解決にはならないと思います。

やっぱり最終的な幸福論は宗教と言うことです。 ゜・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)。. .。.:*・゜゜・*


今回までは生産業の労働力をメインに書いて来ましたが
市場の労働力には生産とそれを流通させる
流通による労働力もあるので、その中でも小売業をメインに
次回は書きたいと思います。

よって
次回は「経済的小売業の存在意義」をお送りします。  (*´∀`*)
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プロレタリアートの労働力 その2

2009-07-25 | マイブーム
前回
労働力とは

実態的な労働力
構造的な労働力

と2つの現象に分けてご説明しました。

今回はまず
「機械化」についてご説明していきます。

取りあえず「機械化」とは何か?

端的に言えば
労働力の合理化と言えます。

労働力を合理化する事によって、生産効率を上げ労働コストを
下げることによってより大きな利潤をあげること出来ます。


それでは
なぜ機械化が進むと労働力のコストが下がるのでしょうか?

まず機械化によって労働者にもたらすものは
簡略化された言わば
単純作業です。

仕事が単純化されると言うことは生産性の均一化
つまり
労働者の価値を下げると言うことです。

そんなこといちいち説明されなくとも分かっているよとお叱り ( ゜ロ゜) を受けてしまいそうなので

もう少し具体的にご説明します。

それでは構造的な労働力のトコロで使った

この式で、なぜ単純化作業が賃金の削減になるのかをご説明します。
 ↓
商品の価値=不変資本十可変資本十剰余価値

まず商品の価値は変わらないで、機械化をしたとします。

そうするとこの式はこのようになります。

商品の価値が変わらない=
不変資本↑十可変資本↓十剰余価値↑

式の中に入っている矢印が機械化されたことによってもたらされた現象を
表現しています。

まず
不変資本↑が上がっている理由は勿論、
新しい設備を投入したので経営者のウッキウッキ度ヾ(*´∀`*)ノ を表しているのではなく

設備投資をした金額です。

次に
剰余価値↑もガツンとあがっています。
ここで「ほよよ?」(=゜ω゜)と思われた方もいると思います。
なぜならマルクス経済学ではここは上がるのではなく下がるのです。

しかし前回の頭にも書きましたが、今回の「労働力」は
neoclassic的「労働力」なんで、
いわゆるマルクス経済学や資本主義社会のそれとは違うので、あしからず……なんです。

ちなみにマルクス経済学で下がる理由のプロセスは

まず機械化によって商品の価値は大量生産が出来るので下がっていくと言う前提を一度敷きます。

そうするとこの式はこうなります。

商品の価値↓=不変資本↑十可変資本↓十剰余価値↓

↑これを矢印だけにすると

「↓=↑十↓十↓」という式になり

マルクス経済学では機械化によって剰余価値・可変資本が下がると言っているのです。
ちなみに矢印の式はイメージなんで実際の数字を入れないでください。
あくまでもイメージですから…

んでもって本線に戻ります。

剰余価値↑はガツンとあがっています。
なぜneoclassic的には上がるのかと言うと

原価計算に出てくる
「構造的意志決定」という考え方を使います。

構造的意志決定とは意思決定機関が設備投資など
大きな判断をする時に概算をするための計算メソードです。

つまり意志決定機関はキャッシュフローが現在割引価値でプラスにならないと
OKを出さないのです。

つまり簡単に言うと

今より儲かんないと機械を新しくする意味ないからしないよってことです。

つまり機械化をすると言う事は

ここが
「剰余価値↑」あがっていないとおかしいのです。

よって矢印の式で表現するとこうなります。

商品の価値は変わらない
=↑十↓十↑

そしてさっきもご説明しましたが機械化によって
商品の価値は大量生産できるので下がって行きます。

そうするとこうなります。

商品の価値↓=不変資本↑十可変資本↓十剰余価値↑

ちょっと、ちょっとこれだと成立しなくない?と思われますが

「不変資本↑」が上がっていると言うのは設備投資の費用がガッツシ上がっています

「可変資本↓」は賃金が下がります。ちなみに賃金は設備投資の総費用よりは下がりません

最後に
「剰余価値↑」の上がりのご説明です。

まず右辺のトータルはこの式のように上がります。
なぜなら
儲からないと機械を新しくする意味ないからです。

だから利潤は確実に出ます。

しかしそうすると価格は上がっていないとイコールにはなりません。

ここで、付け足さなくてはいけない事があります。

それは
商品が売れた数量です。

つまり構造的意志決定では売れた数量の計算も入れているので

左辺に数量を入れないとこの式が成り立たなくなります。

よって

商品の価値↓×数量α=不変資本↑十可変資本↓十剰余価値↑となる訳です。

αは左辺がプラスになるまでの数量です。(じゃないと儲からないから)

決して強引の理論ではありません。経済学とはこんな感じでガツガツ行く学問なんです。
一応この考え方でも破綻はしていないと思います。 (*‘ω‘ *)

そして「
それではなぜ機械化が進むと労働力のコストが下がるのでしょうか?」の話に戻すと

前々回説明した
人件費とは、その労働者が働ける状態を維持するのにかかった費用のことだから

商品の価値が下がると労働者が働ける状態を維持するコストも下がるのでの人件費が下がるというメカニズムなんです。

いや~ここまで来んの長かった…
そして今回のテーマの本題に入ります。

と思いきやこのままだとかなり長くなるので、

次回「プロレタリアートの労働力」の結論に入ります。  ⊂(^ω^)⊃
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