1890年12月4日は、エミール・ベーリングと北里柴三郎が血清療法開発につながる破傷風とジフテリアの抗体を発見した日。
明治8年(1875)22歳で東京医学校に入学、卒業後内務省に勤務した後ドイツ
留学。ここでコッホと出会い、コッホ研究所で本格的な細菌学の研究に従事
しました。
1889年破傷風菌の純粋培養に成功、翌年破傷風免疫体を発見して、血清療法
の基礎を築きました。この時代にジフテリアの血清療法についてエミール・
ベーリングと共同研究をしていますが、この研究に対して後1901年にノーベル
賞が贈られるのですが、何故か受賞者はベーリングだけで北里は外れてしま
いました。ノーベル賞は時々こういう不思議な選別をすることがあります。
ちょんまげに刀を差していた民族がたった20年で世界の医学のトップレベルになり、外国にとどまればノーベル賞や破格の報酬も貰えるというのに日本の医学の発展のためつくすなんて北里博士はスゴイね。
文明開化は溜まりに溜まっていた日本人の知恵と頭脳が爆発し、すべての分野ですさまじい勢いで近代化が加速した時代なんですね。
明治時代には学ぶことがたくさんありますね。
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国際派日本人養成講座 463 :北里柴三郎
医の真道は人民の健康を保ち、その業を務めしめ、もって国家を興起富強ならしむるにあり。
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