雑記

一週間に一回は更新…

ノーモアヒーローズ2

2010年11月25日 | Weblog
発売日に買って以来、そのまま積んであったWiiのソフト、
ノーモア★ヒーローズ2デスパレート・ストラグルを、この間プレイしました。

このゲームは名前の通り、以前発売されたノーモア★ヒーローズの続編で、
トンがったゲーム作りに定評のある、須田剛一氏が手掛けたものです

まだ2時間程度しかやってないのですが、前作での不満点が解消されて、
今回のはスゲー楽しい”須田ゲー”です。


須田ゲーといえば、映画、洋楽、プロレスネタが毎度随所に散りばめられているのですが、
今回もまた、そこかしこにそういったネタが見られます。
…自分が分かるのは主にプロレスネタばかりなんですがね、

例えば前作だと、主人公は、対ボス戦毎に専用のプロレス技を修得するのですが、
その技というのが、ダブルリストアームソルトやスロイダー等、現代プロレスでは繋ぎ技としてすら
あまり見られなくなった古き良き時代のプロレス技で、その元ネタは
レスラー前田日明が、若手時代に欧州修行で会得したという触れ込みの7色スープレックスだったりとか。

そして、今作でのプロレス技ネタは、バックドロップ。
バックドロップの種類のみが無駄に増えるそうです。序盤の序盤で既に、
ひねり式~、ヘソ投げ式~、旋回式~、抱え式~と4種類のバックドロップを会得しました
レスラーの男色ディーノ氏のゲームコラムによると、まだまだ増えるそうなので、先が楽しみですね

まあ、プロレスに興味無い人からすれば、同じ技が無駄に増えてるようにしか見えないでしょうが、、

あと、本シリーズでは主人公がアニメオタクという設定を踏まえてか、オタクネタが沢山あります
そもそも、このゲームの説明書表紙が



こんな感じです




ふにゃあ♪みんなとあいたかったよ★ セカンドシーズンへランジェリーアップ! 5人の乙女心をどきどき解析
(説明書表紙テキストより抜粋)


これは主人公がハマっているという設定のゲーム内アニメで、これを題材にしたシューティングゲームも収録されています。
シューティングゲームのBGMには初音ミクが使われていたりして、色々抜かりはありません。

ちなみにこのシューティングをクリアすると、歌入りアニメオープニングが見れるようになります。
その歌詞も、「そのパヒュームバキュームするよ ミックスベリーな甘い罠♪(ふわふわ~)」と、
なかなかの頭の悪さです。

他にも、敵のチアリーダー20人くらいが合体して巨大ロボになる際に、金田パースで金田ポーズだったりとか

文字で書くと何を言ってるのか全くわからないですね。でもそんな感じなんです。是非見てほしい。
唐突なシチュエーションと無駄に凝った演出は、往年の奇ゲー、「鈴木爆発」を思い起こさせます。

さらに本作では、お金を稼ぐためのミニゲームが複数用意されているのですが、
それらは、グラフィック、サウンド、ゲーム性等、初期のファミコンゲームのような作りになっています。
のような作り、というか、わりと昔どこかで見たようなゲームそのままだったりもします。なんか「ジッピーレース」とか、、

ここでも、ゲーム起動前にカセット端子に息を吹きかけ→セット、の効果音が入ったりとか、
ニヤリとする演出もあり、本当に抜かりがないです。


長々書きました。
まだ、音楽が良いとか、演出の良さとかいろいろ書きたいこともあるのですが、本当に長くなるのでこれぐらいで。
たかが2時間のプレイで、この情報量は驚きでした。

それにしても凄いゲームです。
開発が大規模になりがちな昨今のゲームにおいて、これほどに隅から隅まで作家性を感じるゲームは、
そうは無いように思います。一体どんな開発体制なのか。本当に凄い

そして例によって、このテの凄さのゲームではありがちなことですが、あんまり売れてないようです。
初週1万本とか。

アクは強いですが、”須田ゲー”の中では、かなり努めてエンターテイメントしているゲームだと思うので、
本来もっと売れるべきゲームだと思います。

サブカルな物が好きで、オモシロイ物好きな方に強くお勧めします。

ただ、某有名RPG主人公ク○ウドによく似た人を、チュートリアルで殺したりするので、
いろんな意味でそういうのが苦手な人は、よしたほうがいいのかもしれません。


ブツ

2010年11月10日 | Weblog
あーどっかにギャランフォルティススポーツバック落ちてないかな

字ヅラだけ見るとなんだか鞄みたいですが、これは車の名前です
最近高速道路を、自分の車(中古・型落ち最近リコールされたコンパクトカー)でよく走っていて
その不安定な挙動の高速走行中に、ふと思いました。

ためしにギャラン略)を三菱のサイトでオンライン見積りしてみたら、
どうやら260万円で買えるみたいでした

なら260万円でもいいや、どっかに落ちてないかな…


この、最近高速道路をよく走ってる理由の一つというのは、
「見仏記」という、いとうせいこう・みうらじゅん著のエッセイに影響され、
仏像を見に行ったりしているからなのです

このエッセイは、日本やアジアのグッとくる仏像を求めて旅をするという内容で、
あくまでも美術品やフィギュアを見るような感じで、仏像を見たり考察するというものです

なので、和風な美術品や造形物が好きな自分も、そんな感じの目線で見に行ったりしています。


岐阜県御嵩町の願興寺







この間は比叡山延暦寺に行ってきました






この延暦寺のように観光に対応しているお寺なら、行って仏像見て帰ってくるだけで済むのですが、
一般の普通のお寺なんかだと、事前に電話で拝観予約を取り付けたりしなければならないわけです。

なので、そのお寺のおばあちゃんが電話の応対をされることもあったりするのですが、

ああ~仏様拝みたいんかい、でもアタシゃそーいうのようわからんし、わかるモンも今日はおらんでのフェフェ

という感じに予定がちょっと立てづらくなったりとかすることがあります。
また、仏像を拝観させて頂いてる最中に、住職さんから

どうですかウチのホトケさんは

と聞かれ、

特に不空羂索観音の、光背の炎だか雲だかを表す意匠のエッジが立っててカッコイイですね!

などと言えるはずもなく

とても、いいお貌をされていますね…

と、少し目を泳がせながら感想を述べることもあったりするので、
仏像を見る以外の楽しみも多いですね
ここ20年くらいの静かな仏像ブームには、きっとこういった要因があるのでしょう