nekoyan日記

雑記帳・スケッチブック・メモ

2017年4月9日 十津川・橋の谷下部ゴルジュ

2017-04-22 13:08:52 | 

行った人:M内さん、N村さん、S藤さん、S野さん、僕

国道168号線は猿谷トンネル手前で時間通行制限があり、22時を過ぎると2時間毎に15分だけ通行できる。土曜日仕事場からかえって出発したが当然22時には間に合わず、24時からの通行時間を狙うこともできたが疲れていたので大塔の道の駅で車中泊した。翌朝早朝に出発し、集合地の風屋ダムサイトに6時過ぎに到着すると東屋には酒瓶やら食べ物が散乱していてシートで風よけしたベンチには二つの寝袋が。。前夜はかなり盛り上がったようだ。

やがて皆むくむくと起きだして挨拶を済ませ、3台の車で国道をさらに南下。十二滝谷では人が集まっていた。その先すぐで国道が右側にわかれて旧国道に入り、橋を渡るところが橋の谷である。いったん国道に戻って駐車スペースで着替え、M内さんの車で橋の袂に行った。

橋の脇から仕事道が伸びているのでそこから入っていくが、いきなりのゴルジュで直登が難しそうな水量の多い滝が連続している。

なかなか沢に降りられず、そのまま急な仕事道をたどってやっと登れそうなところが出てきたので沢に降りた。前方には4Mほどの滝。早速S藤さんは豪快に水流を浴びながら見事に直登した。

寒そうなので他の人はまた仕事道に戻った。沢に戻ってしばらく行くとまた滝が現れる。

最初右岸から巻こうとしたが、N村さんもM内さんも行き詰まり、S野さんが左岸側から登れるんじゃないのというので見に行くと確かに踏み跡がある。S野さんは巻き道を見つけるのがうまいのだった。踏み跡には梯子の残骸なんかもあったが、かなり急斜面で緊張した。次の5Mほどの滝はN村さんがトップで登って上からお助けロープを垂らしてもらった。

その上には6MほどのV字樋のような滝。上部にはチョックストーンや垂れた枝があってなんとか登れるかもしれない。で最初はS藤さんが挑戦するが、滑りやすいのであきらめる。右岸からの巻きにかかるが、その間M内さんが直登に挑戦する。垂れた枝に手が届いたが、不安定らしく別の支点を探しにいこうとした瞬間に滑り落ちた。

大丈夫かと訊くとちょっと休むと言って、なんとか立てたのでほっとする。だが右岸の巻きでM内さんはやっぱり登るのは難しいと言う。片足に力が入らないらしい。ということで今回の遡行はここで終了となった。

懸垂で降りるときにM内さんはオンブしてくれというが、すげなく断った。痛がりながらもM内さんはなんとか無事に国道まで降りたのでほっとした。着替えて滝の湯で汗を流し、五条で飯を食おうとしたがミンミンもトンチンカンも営業時間を過ぎていて仕方なくM内さんが御所のカイシンゲンに電話して店を開けておいてもらってそこで定食を食べて解散となった。

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2017年3月26日 台高・中奥川・松葉作りの谷

2017-03-30 23:44:15 | 

行った人:M内さん、M野さん、僕

この日は午後から崩れる予報。予定では本谷を遡行して途中で尾根を越えて左又を下ることになっていたが、天気次第で予定変更もあり得る。さて中奥川沿いの林道を乗り合わせたM内さんの車で走っていくといつのまにか出合いを過ぎて瀬戸集落まで来てしまった。引き返して目指す出合を確かめて付近の駐車スペースに車を止めて準備。中奥川に降りるのは少し上流に歩いてから降りやすい斜面を歩いて降りた。本流を渡渉し、堰堤上流脇から取りつくが、急斜面でけっこういやらしい。堰堤を越えたところが松葉作りの谷だった。

水量は少な目である。最初の6m滝はM内さんが直登に挑戦。

けっこうてこづっているので僕とM野さんは右側から巻いたが、これも手がかりが少なくけっこういやらしい。M内さんもなんとか登り切って次は岩が詰まっている5m滝。

ここは流木のある水線を直登した。しばらく進むと、大きなスラブ状の滝が出てきて、2段になっている。

下段はX字に交差する流木のあたりから登り、上段はロープを出して右手の草付きを登った。

ゴルジュ状の谷をさらに進むと、上部に岩がふさがる暗い滝が登場。しかも両岸が立っていて巻くとかなりの大巻きを強いられそう。

水流際まで覗いてみると、なんとか直登ができそうな気配。ここもロープを出して僕がトップで登る。カムで支点をとって最初のランニングをとり、ビレイをしているM内さんがクリップしたかと訊いたのでしたと答え、すぐに登り始めると、手をかけた岩がはがれ落ちた。僕はそのまま下まで落下。うまい具合にストンと両足で着地したので怪我はなかったが、ヒヤリとした一瞬だった。M内さんはその後しきりに僕が落ちたことを後悔していたが、最初の支点をとったあとロープが張られるのを確認しないまま登りだした僕にも反省すべき点はあったのだ。気を取り直して登り直し、もう1枚ハーケンを打ってチョックストーンの隙間から滝の上に出ることに成功。みんなのザックを引き上げてからM野さん、M内さんの順に登ってもらった。

この滝の上が二又だった。右又の本流をとってトユ状の滝などを越えてしばらく行くと黒っぽい滝が現れる。あれが噂の黒滝か?それにしては水量が少なく遠目には単なる黒い壁に見える。

ここまで思ったより時間がかかりまたは天候悪化が予想されるので今回の遡行はここで終了となった。ここで焚火を起こして休憩。すぐに火がついて直登で濡れた体を温めた。

下山は右手の急斜面を這い上がって尾根に出ようとしたが、途中の山腹に明瞭な仕事道を発見。これを楽々歩き、道が途切れたところで急斜面を降りて出合に戻ってきた。車に戻って走り出すと本降りの雨となったのでいいタイミングで降りてきたと思った。中庄温泉で汗を流し、M内さんお気に入りのカイシンゲンで台湾料理を食べて解散となった。

 <コースタイム>

8:30 駐車地 ~ 11:10 二又 ~ 11:20 黒い滝 ~ 13:00 駐車地

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2017年3月18日~19日 北陸・初雪山(途中まで)

2017-03-25 14:16:06 | 

行った人:カオリ、僕

17日は昼前に家を出てのんびりとドライブ。googleであらかじめ探しておいた入善付近のバーデン朝日で入浴した。が、来てみたら一度来たことがある気が。。たぶん去年の大型連休に立ち寄ったのだった。フロントで近くで食事ができる場所を訊いてみるが、この時間ではどこも開いていないとのことなので、来る途中に見つけたちょっとあやしい中華料理屋に入る。入ってみると普通の食堂だったが、壁に貼られた「出巻たまご ハーフサイズ650円」というのが気になった。他は定食で800円前後という普通の値段なのに、これだけなぜかべらぼうに高い。今度来ることがあったら注文してみたい。この日は道の駅うなづきで車中泊。風が強かった。

<18日>

5時に起床して準備。車で小川沿いの道を走ると突然大きな山小屋のような建物が現れる。ずいぶん長いこと手入れされていない様子だったが、ここが目指す登山口の夢創塾らしい。

着替えているともう1台車が入ってきてソロの登山者が準備を済ませてさっさと歩き始めた。その後を追うように僕らも歩き始める。時刻は7時を回っていた。最初は残置ロープが垂れた急坂をよじ登り、樹林帯に入るが傾斜はそれほど緩くならない。

そのうちポツポツと雪がつき始める。雪が連続してそうな感じのところでワカンをつけるが、しばらく進むとまた地面が出てきてがっくり。急坂をワカンでなんとか登りきると雪原が現れた。この後はずっと雪がついていた。高度が上がるにつれて景色が見渡せるようになってときどき立ち止まっては撮影タイムとなる。ところどころ痩せた尾根があって、通るときに緊張した。

一休みしていると遠くの別の尾根から登る4,5人のパーティが見える。小川朝日ダムからのルートで登っているのだろうか。あとで合流したトレースを見ると4,5人のパーティはどうやら山スキーの人たちらしい。

 

また進んで大地山の手前で軽装のお爺さんに抜かされた。大地山まで来ると目の前に初雪山の雄姿が広がる。思っていた以上に大きな山体である。

 

と、さっきのお爺さんが引き返してきて少し話をする。この日は明日の初雪山の下見に来た地元の方とのこと。二日連続で山に入るとはすごい体力の持ち主である。テントを張るなら大地山を少し下ったところがいいと教えていただいた。初雪山方面を見ると遠くに山スキーのパーティ。手前にソロの人が見えた。ソロの人は夢創塾で見た人のようだ。僕らのいるところまでやってきてお爺さんと少し話をしていたのを聞くと、大地山を通過したのは10時頃で、そこから初雪山までの往復に4時間かかったとのこと。お爺さんと別れを告げて大地山を下りてお爺さんに教えてもらった窪地を観察するが、もう少し先に樹林帯の高台もあり、そっちのほうがなんか気持ちよさげだったのでそこでテントを張ることに決定。少し斜面になっているのでスコップで掘り下げて平な場所を確保してテントを張った。

テントを紐で固定するのに竹べらがあればいいのだが、用意できなかったのでそこらにある木の枝を束ねて紐につけて雪に埋めた。これは後でテントを撤収するときにがっしり固定されているのがわかった。日没後は早めに就寝。夜中にテントをたたく雨の音がして少し不安になる。

 

4時に起床。近くで雷が鳴っている。朝食をとったり準備をしたりしているうちに明るくなるが、あたりはガスでおおわれていた。そのうち雨は止んだが視界がきかないので少し待ってみることにする。結局7時まで待ってもガスは晴れず、午後から天気が回復するという予報を信じて出発することにする。準備に手間取り結局テン場を出たのは8時を過ぎていた。

快適な尾根の雪原を歩いているとだんだんガスが晴れてくる。

1223mのピークまで来たら下りはけっこういやらしい。ここまでワカンで来てしまったが、手前でアイゼンに変えるべきだった。カオリは怖がるし、10時半になったら引き返すことにしていたこともあり、ここで引き返すことにした。帰路、見覚えのあるウェアを着た人が近づいてくる。と思ったらやっぱり昨日のお爺さんだった。少し話をしてテン場に戻った。

のんびりと昼食をとったあとテントを撤収し、下山開始する。大地山の山頂では5,6人のパーティがイグルーを作っていた。

あのお爺さんは僕らがのんびり昼食をとっている間に下山したと思っていたら、帰りにまた会ったのでびっくりした。山頂で知人に会って話をしていたら遅くなったとのことである。そのあとさっさと僕らを追い抜いて降りていった。それにしてもすごいお爺さんだった。雪原が切れる手前でワカンを外す。この後は急坂となり、カオリは怖がってなかなか降りてこなかった。そのあとも急なところが出てくるので、ロープを出してカオリに先に降りてもらう。2,3回ロープを使いながら降りて日が暮れる前になんとか駐車地にたどりついた。靴底の泥を近くの水場で洗うが、粘りついていてなかなか取れなかった。帰りはまたバーデン朝日で入浴し、ガストで夕食をとって帰路についた。

<コースタイム>

1日目:7:20 無想塾 ~ 14:00 大地山 ~ 14:30 テン場

2日目:8:30 テン場 ~ 9:45 1223mピーク ~ 11:00 テン場 ~ 13:00 テン場 ~ 17:30 夢創塾

 

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2017年2月19日 氷ノ山・山スキー(戸倉峠から三ノ丸まで)

2017-02-19 16:38:24 | スキー

行った人:モンモン、僕

前夜はモンモンさんに家に泊まってもらい、4時半に起床。5時半頃に自宅を出た。7時過ぎに国道29号線のヤマメ茶屋付近の駐車スペースに到着。

僕らの他に入山する人はいないようだった。最初からシールを付けて歩くが、ヤマメ茶屋までの道路が除雪されているのでもう少し後でつけたほうがよかった。ヤマメ茶屋の左側から林道に入るのだが、その入り口が見当たらない。。除雪された雪が積み上げられてわからなくなっているのだ。

なんとか雪をよじ登って林道に入るが、どこが道路のなのか分からないくらいに雪が積もっている。トレースもなかった。これほど雪が多いのは初めてである。重い雪をラッセルしながら進むのでペースは遅めとなる。

途中、モンモンさんの提案で林道をはずれて尾根越えのルートを選ぶが、急斜面でけっこうしんどかった。いったん林道に出てこれからが坂の谷のスキールートとなる。

60番から始まってだんだんカウントダウンする標識を追いながら緩斜面を登るが、相変わらず雪は重く、足が疲れてくる。

樹林帯を抜けていよいよ三ノ丸への最後の登りとなるが、いつもは見えるはずの小屋の赤屋根が見えない。少し右寄りのルートでせっせと登り、三ノ丸から氷ノ山山頂へ続く尾根の上に出た。

 

思ったより時間がかかったし、ラッセルで疲れてしまったのでこの日は氷ノ山まで行くのはやめて三ノ丸付近で何度か滑って降りることにした。三ノ丸の山頂に移動しシールを外していざ滑走。遠くに見える大きな木のところまでと決めて滑り始めるが、あっという間に到着。ほんの1,2分ほどだった。またシールを付けて三ノ丸まで戻り、モンモンさんはもう1回滑るというが、僕はしんどかったのでその間小屋付近で一休みした。下山はシールを外して快適に滑走と行きたかったが、林道に出ると傾斜が緩すぎてなかなか滑らず、ときどき歩いたりしながら下山した。

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2016年10月30日 鈴鹿・静ヶ岳・銚子岳・竜ヶ岳

2016-11-27 16:48:06 | 

行った人:カオリ、僕

道の駅奥永源寺渓流の里で前夜泊。新しい道の駅でトイレがきれいだった。道の駅から三重県方面に少し走ると茨川との分岐がある。細い道を入っていくとほどなくダートの道となる。あちこちに水たまりがあってフロントガラスにまで跳ねた泥を浴びながら進む。太夫谷の取りつき地点を確認し、さらに奥に進んだ林道の分岐点に車をとめた。

そこから林道を歩いて取りつき地点に戻り、太夫谷右側の尾根突端に取りついた。

最初に古びた頼りなげなリボンがついていたが、踏み後はすぐに途絶えてシダの繁る急斜面をせっせと登った。

しだいに傾斜が緩くなり、いくつか猪のヌタ場が出てくる。

尾根を慎重に選びながら登っていくと、やがて一面にイワカガミが生えている明るい場所に出てくる。

イワカガミが生えていないところを慎重に選んで歩いていくと静ヶ岳の山頂に飛び出した。ここでしばらく休憩。

竜ヶ岳の尾根や山頂にはすでに大勢の登山客がいるのが見えたが、ここからは意外と遠いように感じた。静ヶ岳からいったん下り、銚子岳方面に伸びる山道との分岐を右にとって竜ヶ岳方面に向かう。

トラロープが張られたトラバース道を過ぎると笹の生い茂る明るい場所に出てくる。竜ヶ岳はもう目の前である。

大勢の登山客に交じって山頂を目指し、ほどなく到着。シロヤシオは赤く色づいていてきれいだったが、写真に撮るとどうしても黒ずんでしまい見た印象のとおりにならない。いつかtkd氏が見たとおりの写真を撮れるのがプロだと言っていたのを思い出した。

  

山頂は風が強くて寒いので早々に退散。もと来た道を戻り、静ヶ岳から少し降りたところにある池のほとりで昼食をとった。池の水で手を洗えるかと思ったが、足元が悪く水が濁ってしまうのでうまく洗えなかった。

分岐点まで戻ると今度は銚子岳方面に道をとり、しばらく歩くと急斜面の登りとなる。最後は尾根を歩いて銚子岳の山頂に到着。

 

ここから林道まで地図にない尾根沿いの道を降りるが、それほど苦労はしなかった。ときどき尾根の分岐があるので慎重にコンパスを見ながら進路を見極めた。

最後は荒れた林道に出てきて、それをたどっていくと茨川林道の駐車ポイントに出ることができた。

帰りに温泉によりたかったのでアクア・イグニスに行ってみるが、ボイラー故障か何かでこの日は入れず。仕方なくいつもの湯の山温泉の国民宿舎で汗を流した。林道の泥で真っ白になった車をガソリンスタンドで洗ってからお決まりの亀八食堂で焼き肉を食べて帰路についた。

 <コースタイム>

7:40 茨川林道分岐点 ~ 7:55 太夫谷取りつき地点 ~ 9:50 静ヶ岳 ~ 11:15 竜ヶ岳 ~ 13:40 銚子岳 ~ 15:10 駐車地

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2016年10月15日~16日 大峰・舟ノ川・三ツ嵓谷

2016-11-24 23:50:46 | 

行った人:S野さん、S藤さん、僕

長年の課題だったこの沢にようやく来るチャンスがきた。勇んで自宅を出て八尾でS藤さんを拾い、リッチコースで道の駅大塔に到着。S野さんはもうお休みの様子で僕らもテントを張って僕はすぐに寝る。S藤さんは一人晩酌をしてから寝たようだ。舟ノ川の林道に入り、イブキ嵓谷のときにも車を止めた湯ノ又の広場に車を止めて早速日裏山谷に入る。最初は河原歩き。堰堤を越えて5Mの滝は右岸の壁をS藤さんリードで登る。S野さんの姿が見えないと思ったらしっかり巻いて登ってきた。S野さんは巻き道をみつけるのがうまいのだ。続くアメドマリノ滝は右岸から登った。

 

5M滝を過ぎて二又を右に進んで三ツ嵓谷に入るとゴルジュの様相。しばらく休憩したのち奥に進むと7Mの滝。

前には淵があって泳いで取りついたら直登もできそうだったが、気温もまだ低いので水に入るのがためらわれる。ここは少し手前の右側の壁をS藤さんリードで登った。途中で1ピッチ切り、続いて僕が登った。S野さんがプルージックで登ってきたときにS藤さんがスマホをなくしたことに気付いたらしいという。さっきの休憩したところでしまい忘れた可能性があるというので、S藤さんが登ってきたときに探しに戻るように勧めたが、時間もかかっているしどこでなくしたかはっきりしないのでスマホはあきらめるという。結局そのまま登り切って懸垂下降で沢に降りた。つづいて15m滝が現れ、右岸側を僕がリードで登って鉄のワイヤが垂れていたのを掴んで沢に降りた。このときS藤さんがワイヤのササクレで指をざっくりと切ってしまう。すぐさま止血の処置をする。ここは面倒がらずにもう1本ロープを出して懸垂をするべきだったと反省したが後の祭りである。

この先S藤さんはリードができないので僕がリードすることになる。しばらくゴーロ帯となるが、岩を乗り越すときに足を滑らせて横向きに転倒し、太ももをしこたま打ってしまった。しばらく痛みで動けず。うーん、何か呪われているかのようなトラブル続きである。幸い歩くのに支障がなかったので10分ほど休憩させてもらってから遡行再開。そのあとも次々と滝が出てくるが、ほとんど巻いて登った。いやらしい巻きが多かった。

   

夕方になってようやく河原になり、いいテン場があったので幕営。ツェルトを2張り張って焚火を起こした。S藤さん自家製の肉味噌やらS野さんの鰯の生姜煮やらごちそうがたくさんあって満腹になった。やっぱり沢泊は他の山行にはない魅力がある。

服が乾いたところで就寝。翌朝は日の出前に起きだして火を起こした。飯盒に残っていたごはんとS藤さんの肉味噌雑炊を作り腹ごしらえ。7時に出発するとしばらく伏流となる。7Mの滝ではさっそく水しぶきの洗礼を受ける。

 

そして巨大な岩盤を流れ落ちる40M滝が姿を現した。

水流は二条になっており、左手は比較的流れが緩やかである。荷物を置いて偵察に行ってみるとかなり上まで登れそうだったが、落ち口のところが手がかりのないツルツルのスラブになっていて厳しそう。ここは左岸を大きく巻いて樹林帯の中から落ち口にポンと飛び出した。落ち口からの眺めは気分爽快である。それからほどなくして左手に巨大な岩盤が現れ、前方にはまた60mの大滝が見てくる。この岩盤が三ツ嵓か。

 

今回は大滝は登らず、その右手にあるガレたルンゼを登る。だが行く手には大きなチョックストーンがルンゼをふさいで行く手を阻んでいた。

ここは荷物を置いてハーケンで支点をとってチョックストーンの上に登り、まずは全員の分を荷揚げするが、場所が狭くやりづらかった。S野さんが確保してほしいというのでまずS野さんに登ってもらって待機してもらう。続いてS藤さんがチョックストーンの下から確保してまた僕がリードでさらに上まで登るという変則的な登り方で登った。冷たい風の吹く薄暗いルンゼをせっせと登り、最後はS藤さんにスリングを出してもらって出口を這い上がると、別世界のような穏やかな渓相となる。

あとはのんびりと歩いて二又を右にとり、次の二又の左側にある大滝を見物してから二又に戻ってしばらく登ったところから右側の尾根に這い上がった。中尾の尾根を下る予定だったが、登った尾根はイブキ嵓のときに下った尾根と違う印象である。これはまだ中尾の尾根ではないとふんでさらに尾根を登っていくと、明瞭な道のある尾根に出た。これが中尾の尾根である。あとはリボンを追いかけながらひたすら尾根を下り、湯ノ又の駐車地に無事帰ってきて終了となった。

<コースタイム>

7:20 湯ノ又 ~ 9:15 三ツ嵓谷出合 ~ 16:00 テン場

7:00 テン場 ~ 8:30 40m滝下 ~ 9:20 60m滝下 ~ 10:30 60m滝上 ~ 11:40 中尾尾根 ~ 14:30 湯ノ又

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2016年10月8日~10日 北アルプス・槍ヶ岳・中崎尾根・奥丸山

2016-11-23 09:25:28 | 

行った人:カオリ、僕

<1日目>曇りのち雨

夜通し走って早朝に新穂高に到着。登山口近くの無料駐車場が空いていてラッキーだった。トイレはあるが水はないので途中の道の駅で水を汲んでおいて正解だった。ロープウェイの駅を左に見送り、右俣林道に入る。

林道が大きくカーブする手前で山道に入るが、藪が濃い歩きにくい道だった。穂高平小屋の裏に出てきたので一休みした。小屋は営業していないようだった。それからしばらく歩くと右手に牧場のようなところがあって、よくみると本当に牛がのんびりと昼寝をしているのが見えた。

それからまた林道をひたすら歩く。とにかく林道が長い。。白出沢出合で一休みしてから沢を渡り、山道に入る。沢沿いの道を歩いて滝谷の避難小屋に到着。ここでも一休みする。小屋の中は暗くて冷え冷えとした雰囲気。かすかに眩暈を覚えたのが不思議だった。

それから何度か沢を渡り、いつの間にか本降りとなった雨の中槍平小屋に到着。受付で声をかけると、すぐにカッパや濡れたものを干すところを教えてくれて、落ち着いてから受付をしたらいいと言ってくれるのが親切だ。荷物を部屋の前に置いてからロビーに戻って昼食を済ませる。そのあとは談話室にあった漫画などを読んで過ごした。

<2日目>雨のち晴れ

朝食は自炊で済ませて早めに出発。歩き始めてしばらくすると雨は止んだ。次の日に歩く予定の中崎尾根の様子をうかがいながら歩いた。飛騨乗越を過ぎると急に風が強くなって体がよろめきそうになる。槍ヶ岳山荘に到着し、カフェで一休み。雑記帳があったので僕も少しだけ書いてみたが、カオリがそれを読んで「なんで8月16日なん?」と訊くので、もういちど雑記帳を見ると確かに日付を8月16日と書いていた。はて?月も日も間違えるのも妙だなと思いつつ笑いながら日付を修正。このあとはベンチに荷物を置いて槍ヶ岳山頂を往復した。山頂を踏んだのはこれで何度目だろう。今回は割とすいていて上り下りで待たされることはなかった。

この日の泊りはヒュッテ大槍。東鎌尾根から行くルートと、やや遠回りの殺生ヒュッテ経由のルートがあるが、東鎌尾根ルートもカオリが心配しているほど怖そうに見えなかったのでこの日はこのルートを歩いた。ただところどころガレたトラバースがあって少し緊張する。1時間弱でヒュッテ大槍に到着。中は明るい雰囲気である。荷物を置いて昼食を済ませ、午後の残りの時間は本を読んで過ごした。夕食は鶏肉と鮭のマリネ。ワイン付き。しかもパスタが食べ放題だった。夕食後は早めに寝るが、なぜかなかなか寝付けなかった。

 <3日目>晴れ

この日の朝食も暗いうちに自炊で済ませる。小屋の前で日の出を拝んでから出発。

まずは槍ヶ岳に戻るが、この日は殺生ヒュッテ経由で歩いた。槍ヶ岳山荘でトイレを借りてから西鎌尾根を降りる。

千丈乗越から槍平方面に降り、途中で中崎尾根に入った。さすがにこのルートは人が少ないが、道はしっかりしていた。

槍平に降りる分岐点で、奥丸山に登るかカオリに訊いてみたが、あんまりその気はなさそう。だがせっかくなのでやはり登ることにした。片道20分ほどの距離を登って頂上を踏む。奥丸山に登るのはこれで3度目である。カオリは登りに嫌気がさしたのか、やっぱりやめとけばよかったと文句をいいつつ登ってきた。

この後は急な下りを慎重に降りて槍平に到着。小屋は前の晩が今年最後の営業で、もう撤収にかかっていた。また沢沿いの道を歩いて滝谷で休んでいると、軽装の外国人カップルが登ってきた。この時間からどこまで行くのだろうか。。

最後にまたうんざりするような林道歩きをして新穂高に帰着。平湯の森で汗を流し、その近くのあんき屋というレストランで鉄板焼きを食べた。これが値段も高くなく美味しかった。

<コースタイム>

8:00 新穂高駐車場 ~ 9:25 穂高平小屋 ~ 11:55 滝谷 ~ 13:20 槍平小屋

7:40 槍平小屋 ~ 11:05 飛騨乗越 ~ 11:20 槍ヶ岳山荘 ~ 14:05 ヒュッテ大槍

6:10 ヒュッテ大槍 ~ 7:20 槍ヶ岳山荘 ~ 8:15 千丈乗越 ~ 8:35 中崎尾根分岐 ~ 10:30 奥丸山 ~ 11:55 槍平小屋 ~ 15:50 新穂高駐車場

<後日談>

カオリが調べてわかったのだが、槍ヶ岳山荘のカフェの雑記帳に僕が無意識に書いた8月16日というのは、一昨年増水した滝谷を渡渉しようとして3人の人が流されて亡くなった事故があった日だった。僕は霊感など信じないのだが、さすがにこれを聞いたときは驚いた。

合掌

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2016年9月25日 神之谷川・大栃谷 12M滝での訓練

2016-10-23 13:37:10 | 

いった人:O西さん、S野さん、S藤さん、N田さん、M川夫妻、M内兄弟、僕

今回も大人数での山行となった。今回のテーマはM内さんの企画で「ハーケンやカムを使った登攀訓練」である。蜻蛉公園で前夜泊し、翌朝神之谷へ。林道を走っていると左手に神社が見えてくる。このあたりも南朝の遺構が多数残されているところだ。この神社もなにかゆかりがあるかもしれない。機会があればゆっくりと南朝ゆかりの場所を巡ってみたいと思う。

車は神社をすぎたところの駐車スペースに止めたが、もう少し奥にもっと広いところがあった。さらに林道さえ問題なければ終点まで行ったほうがいいだろう。神社に参拝してから歩き始める。林道終点は林業用のモノレールの起点になっていて、奥まで詰めあがったときはこのモノレール沿いに降りてくることになる。ここから沢に降りて遡行開始。さっそく小さな滝やら淵が出てきて泳いだりへつったりしながら登る。

5Mほどの斜瀑では、M内さん兄が果敢に水流を浴びながら見事直登。

M内さん弟、S藤さんもそれに続き、僕も登ろうと思ったが、水圧が思いのほか強く、いやな予感がしたので巻いて登った。続いての巨岩が乗った逆くの字滝では、巨岩の下からM内さん兄が登ろうとしたが、水圧が強く途中であきらめたようだ。

M内さん弟もトライしたが、巨岩の下からはやはり難しいらしく、いったん下がって今度は水流の右側から登り、見事に登り切った。この滝を登ったのはM内さん弟だけである。

植林小屋を左手に見送り、やがて12M滝が見えてくる。ここで登攀訓練することに決定。

荷物を下ろし、まずは焚火の準備。薪が湿っていてなかなか火が付かず、みんな火おこしに夢中でテーマは焚火だったのかと思うほど。

ようやく火がついてやっと登攀訓練が始まる。まずはビレイ初体験ということでM内さん兄がバックアップつきでビレイをすることになる。O西さんが「わしトップで行くわ」と言い残して滝の右側を登っていくが、なかなか登ってよしの合図がない。僕が滝の左側を巻いて登って様子を見に行くと、いったん上のほうまで登って支点をとり、懸垂で少し降りて滝の落ち口で確保するという意図があるらしい。ずいぶんと時間がかかってようやく登ってよしの合図でM内さん兄が登る。その間ほかのメンバーは焚火のそばで暖をとっている。

今度はM内さん弟、N村さん、S藤さんが登り、ロープをFIX。待っている人にプルージックで登ってもらった。その間、M内兄弟はATCガイドでのロックの解除の仕方を練習していた。一通り登ったところで訓練終了。なんだかよくわからないうちに終わった。帰りは右岸の山道をたどり、30分ほどで林道まで戻った。

帰りはM内兄弟ととある温泉に入った。浴室に入るときに、奥の露天風呂に背中に絵柄のある人たちが見えたのでヤバいと思った。内風呂に入り、体を洗っていると、絵柄のある人たちがぞろぞろ入ってきて、じっと僕が体を洗い終わるのを待っている。。体を洗い終わって露天風呂にちょっとだけつかりそそくさと出た。洗面所で歯を磨いていると、M内さん兄が、「はよ出なまた後ろに並ばれんでー。」と言う。またじっと待たれたらいやなのでさっさと温泉を後にして解散となった。


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2016年8月28日 滝川・苅安谷・ホホゴヤ滝・ローソク滝手前まで

2016-10-23 00:16:49 | 

いった人:O西さん、N村さん、ikkoさん、T崎さん、K谷さん、Y中さん、N田さん、K原さん、K藤さん、僕

本宮方面に向かうカオリと夢の湯で別れ、入浴後に風屋ダムに向かう。ダムサイトに到着するが時間が早く誰もおらず。疲れていたので車で仮眠をとっているとほどなくK谷さんとT崎さんが到着。早速東屋に集まった。K谷さんはゴージャスに鰻丼弁当を持参。僕はコンビニで買った弁当を食べ始める。K谷さんは気前よく鰻を何切れも僕やT崎さんにおすそ分けしてくれる。鰻など、食べるのは何年ぶりだろう。。それにしても同い年のK谷さんのすばらしい息子さんや娘さんの話を聞くにつけ、孫までおられるK谷さんがちょっとうらやましい気がした。そのうちほかのメンバーも続々と到着し、宴は酣となる。僕は頃合いを見計らって車に戻って眠りについた。

翌朝さらに人数は増えて総勢10人。笹の滝駐車場に移動して準備し、遊歩道から入渓。笹の滝は左岸から巻いた。

 

次の10M滝はN村さんが右岸に得意の投げ縄をしてロープをひっかけよじ登る。後続はプルージックで登るが、滑りやすくてかなりいやらしい登りである。その間にK谷さんが少し離れた階段状のところから登れるのではというので僕が登ってみるが、思った以上に厳しく、途中でハーケンを打って待機。先に登ったN村さんからロープを垂らしてもらうはめになる。そのあと懸垂下降で沢に降りて少し歩くとホホゴヤ谷の出合いだった。

ローソク滝を見るのはほぼ10年ぶりである。ここで記念撮影をしてから本流に戻り、左岸から下山。最後は観光客が行きかう遊歩道に降りてきた。泥のついた服を洗おうと沢に戻るが、滑り台をするのにちょうどいい場所だったのでギャラリーの見守るなかみんなで滑り台に興じた。


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2016年8月21日 台高・東ノ川・西ノ谷

2016-10-02 16:56:49 | 

行った人:Y田さん、M内兄弟、O保さん、僕

サンギリ林道から西の谷林道に入り、下降するルンゼ付近の路肩に駐車。ガレたルンゼを落石に注意しながら降りる。

途中、廃棄されたコカ・コーラの自販機と冷凍庫を見る。

最後は30mロープを2本つないで懸垂下降する。谷に入りインゼルを越えると不動滝が現れる。

 

ここは右岸を大巻き。昨夜からの雨で活動が活性化したヒルが鎌首を振りながら待ち構えている斜面を足早に登った。最後はロープを出してY田さんがトップで登る。登り切ったところが滝見のテラス。

沢に戻り、最初の淵はM内さんのお兄さんが果敢に泳いで右側に取りつこうとするが、結構手こずっている様子。M内さんも後を追い、僕も続いたが、右側から取りついて登るのにけっこう苦労した。そのあとまた淵が現れ、右岸にはりっぱな石垣があった。

 

カオリの話ではその昔ここには道が通っていたらしい。そのあとも淵がいくつも出てくるが、どれも泳いで取りつく。大きな支流を左手に見送り、10Mの滝が現れる。ここはロープを出してY田さんがトップで登る。続いて僕が登ろうとするが、Y田さんが上からロープをもう一本出せと叫んでいる。これは後続をそのロープで確保せよということかな?こういうことは最初に確認しておけばよかったが後の祭り。途中のランニングを外すかどうか迷ったが、途中でトラバース気味に上るのでここは残すべきだろう。登り切ってY田さんとビレイ交代。M内さんのお兄さんは今回沢登り2回目とのことだが初心者とは思えない達者な登りぶり。続いて大保さん、M内さんが登って終わり。滝の上はすぐ淵になっていて泳いで渡る。続く7mの滝は直登。その上は縞柄の岩が広がるきれいなナメ。

樋状の6m滝も直登。2段7m滝を越えてゴーロ帯を抜けると10m滝が現れる。ルートとしては左側のチムニーか中央が考えられるだろう。今回は中央を登る。トップはやはりY田さん。途中、かなりいやらしそう。2番手は僕が登るが、自信がなかったのでアブミをいつでも使えるようにギアラックにつけて登った。なんとかアブミを使うことなく登りきってビレイ交代。ここはランニングを回収しながら登った。お兄さんはここでも達者な登り。O保さんは登るのが速いのでびっくりした。この後にも大滝が2段続いている。

右側のクラックに残置のハーケンが1本あり、ここから登れそうな感じがする。M内さんが登りたそうにしていたが、Y田さんの判断で今回は左側から巻いて登った。一度短く巻こうとするが行き詰まり、懸垂で降りて登りなおす一幕も。大きく巻けば尾根沿いに簡単に登ることができ、最後は林道に飛び出して遡行終了となった。

コースタイム:

8:30 駐車地 ~ 9:30 西の谷に降りる ~ 14:50 西の谷林道 ~ 15:20 駐車地


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