猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

出版記念会に行ってきました。

2016年03月07日 | 本・文学・取材等
 
『魚屋しめ一物語』 ( 柳沢朝子:著 大庭賢哉:画 2015.9.28 くもん出版 )
 


信州児童文学会の大先輩で、大好きな柳沢朝子さんの出版記念会が昨日長野の某ホテルで開かれたので、行ってきました。

午前中は信州児童文学会の総会、
午後は、懇親会と 「とうげの旗文学賞受賞式」、「柳沢さんの出版記念会」 とがありました。

私は懇親会からの参加で、
 まず 「とうげの旗文学賞」 の授賞式から。

信州児童文学会で年3回発行している同人誌 『とうげの旗』 掲載作品より、
毎年一回 「とうげの旗文学賞」 というのが選出されるのですが、

今年は



寺島俊治(としはる)先生の 『寺町通り坂の町』 (9号掲載) と

  




畠山真佐子さんの 『2055年のさんかんび』 (11号掲載) の、W受賞。

  


そして、お二方とも、二度目の受賞ですので、その実力は立証済み。

特に寺島先生の、このお年での受賞、並びに長編力作には頭の下がる思いです。



 続く柳沢朝子さんの出版記念会では・・・



抱えきれないほどの沢山の大きな花束を受け取り、ご挨拶される柳沢さん。



昨年の 「とうげの旗文学賞」 を取った作品が、今度は出版されての記念とあり、喜びもひとしお。

お着物姿に気品と貫禄があり、存在感は既に女流作家並み。     

それなのに、おっとりと控えめなお言葉の中から、氏の確かな目と、努力と苦労、そして謙虚なお姿がかいまみれます。


中でも、小さいころから台所のテーブルのひと隅で、時間を見つけては背中を丸め、執筆していた母の姿を見て、
「どこにこんな情熱があるのだろう。母を突き動かすものは何なのだろう」
とずっと思ってきたが、

このように皆さんに、ずっと暖かく支えていただいてきたからこそなのだと、今日それを知ることができた、
と声を詰まらせながら語ってくださった、柳沢さんのご長女の言葉に、こちらも、うるっ。    

ああ、やはり、蛙の子は蛙なんだなと、そのお心の確かさ、謙虚さ、そしてスピーチのうまさが受け継がれていることに感動しました。


その後は、司会の北沢彰利さんご指名の、主に久しぶりの人、新入会員の方などのご挨拶が続き 
(私も久しぶりだったので2番目に指名されてしまったので、ご挨拶させていただきましたが…あー、恥ずかしかった。2011年の夏の会以来なので、知らない顔が増え、浦島花子さん状態でしたが・笑 )

和やかに? 会はすすみ・・・そして終了。


 その後は、下のロビー (喫茶コーナー) にて、恒例 「二次会のお茶会」。

途中、北沢さんら 「飯田方面組」 が一斉に帰られたので

その後は、和田登会長、羽生田 敏先生、高橋忠治先生 (また長野に戻っていらしたようで嬉しい限りです) らのお話しに耳を傾ける。
途中、柳沢さんがやってきて、出版の苦労話を、先生方相手にまた、面白おかしく喋ってくださるので、興味深く聞かせていただきました。

出版までこぎつけるのに、それはそれはご苦労なさったんだなぁと。


終わりの方になって和田先生が、「次は猫田さんだな。」 というお言葉を頂戴し、
え゛っ   ほ、ほんまでっか 
ちょっと嬉しいような、お恥ずかしい限りのような・・・。

( 畏れ多くも和田先生は私のブログも時々覗いてくださっているようで、それだけでも赤面ものなのに、
ご自身もノンフィクションを多く書かれていらっしゃるので、私にもノンフィクションを勧めてくださり、ありがたいような、めっそうもないことに恐縮至極なのでございます。 )

なので
「せんせ、だめです~。私はもう (紙の本での出版は) リタイアしちゃいましたから。」 と思わず口走ってしまいましたが・・・

やっぱ、紙じゃないとダメっすかね? (もちろん、私は紙の 「本」 という形態を愛してますけど)

こんなに、日々頑張って書いているのになぁー。(ブログ)   

命かけてるのが 「ブログ」 では、なかなか認めてもらえないしなぁ。  仕方ないですが。


 その後、駅前の居酒屋さんで (といっても飲んだのは私だけですが・笑)、
にしかわとよこさん (千葉で遠方なのと新幹線の切符をすでにとってあるとのことで30分ほどで帰られたので残念でしたが) 事務局のお仕事ご苦労さまの 山崎玲子さん、川上佐貴子さんと三次会をし、19時40分発の特急最終で帰宅しました。


先生方のお話しは、いつもながら刺激的で大変興味深かったですし、久しぶりに児文協事務局時代の話なども出て (山崎さんとも-山崎さんや和田先生とはそのころからのお付き合いで長いのです) 
普段こういう話をすることが全くないので、

いくらネットが発達して、情報も、本もCDも、ネット一本ですぐ調べられるし買える、世界とつながっている、とはいえ

人とのつながり (交流) だけはネットでは買えないし、出ていかないとだめだし、

それには田舎に住んでいるのは、限りなく不利だなぁー、と思ったことです。

頻繁に 「そういう場」 に出向くことができないですもん。


その夜は、本当に疲れたのでご飯も食べずに先に休んだのだけれど、夜中にいったん起きたら、
今度は興奮してなかなか寝付かれなくなってしまった・・・。(笑)    


そして今日も、悶々と考える一日でしたが・・・    


今週末にはパソコンの先生と 「電子書籍」 発行のための最終打ち合わせをする予定ですし、

先生はそのために、間に合わせるために一生懸命やってくださっているはずなので、

当の私が、落ち込んで? いてはダメですよね 


 さてさて

ここまで来るのには、同人誌活動を含めて何十年と紆余曲折。

ようやくたどり着いた道のりなので・・・、

自信を持って GoGo   です。     


読者の皆様、ぜひぜひ、応援していてくださいね。       






柳沢さんと一緒に写真を撮っていただきました。 ( ぎゃー  太ってるよ~  )

これが、クラコンにも着て行ったワンピ(紺)と、黒いラメ入りのボレロ(一日目) なのですが・・・
質感とかデザインとか、全然わかんないし。    エーン。

自分が主役ではないので、控えめな色に、コサージュもせず、ネックレスも控えめな、天然不揃いパール、というのにしてみましたが、地味すぎ?(笑)




オビには、よく見ると 「しめいち」 と右読みの 『店の暖簾』 がかかっているという、凝った作りなのです。




ご本を送っていただいた時にお手紙 (右) も頂戴しているのですが、

ここは、絶対に直接ご本にサインしていただかなくては   と、持参し

していただきました。    


達筆な文字に、ご自身のご著名は控えめな、柳沢さんのお人柄がしのばれるようなサインでした。



「この本で運を使い果たしちゃったわ~(笑)」 とご自身もおっしゃり
「2冊目が大変(大切)なんだよ」 (グキッ・笑 ) と、先生方からもおっしゃられていましたが・・・

どうぞ気負うことなく、ゆっくりと、我が道を進まれてくださいね。


柳沢さんなら、きっと大丈夫。    


柳沢さん、あたたかくて素敵な出版記念会を、どうもありがとうございました。

私も負けずにガンバリますよ~・笑。   









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