日々つれづれ(改)

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『ミュンヘン』

2006-02-04 | 映画のこと
2006/2/4 公開開始
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:エリック・バナ
上映時間:2時間40分(劇場で時間知ってびっくりした)

1972年のオリンピックで11人のアスリートが殺された
深い哀しみの中、政府がくだした決断は<報復>---


★★★★☆ 監督の「引き出しの多さ」に目を見張る
★★★★☆ (私が見た)作中で立て続けに子供の父親役を得たよね、バナさん。
★★★☆☆ 正直申せば、顔を見て出身国はオイラわかりません

微妙にネタバレてるかも

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もし、この映画に”上司の心情や思惑”とかの描写が入っていたら、よくあるスパイ映画のようになっていた

そうではなく
上司の思惑なんてわからない、誰かがもしかしたら騙してるかもしれないという”現場”の視点だった。
だから、
「その情報は正しいのか?」「騙されているのではないか」
こちらまで不安な思考回路になってくる。

観てるこっちは不安だけですむけど、
モデルになった人達にとってはその緊張は何年も続いていたのだ。
確かに、精神的にどうにかなってしまいそうだ。

主人公は段々と精神不安定になってくる。
報復を続けていくと、彼に恨みを持つ人物も出てくるかもしれない。
そして、自分達がやったような爆殺方法をとられるかもしれない。
 -ベットの下・電話の中・TVの裏側-
全てを調べて安全を確認しても、もう安眠は訪れない…
ストレスを発散するかのように大量に料理を作り、眠れない体をクローゼットに隠す…


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この実際にあった人質事件はTVで全て実況中継されていたらしい。
作戦も、今どの位置に救出部隊が配置されてるのかもつつみ隠さず。
…立てこもってる方にも教えちゃだめだろ…とか思うんだけど

大使館の立て籠もり事件の時でもそうだが
「今どんな手をうっているのか知りたい」
という欲求がわからんでもないけど、後(解決して)からでいいじゃんって思った

あと
島国である日本にはまだ無い「民族紛争」
私には違いの分からない顔立ちでも、出自が違うだけで区別が始まるんだなぁ…

情報屋の元締めに会わされた先でやってきたアブナーに対して、気に食わない人物が
「遠来の客に…うんぬん」って言ってたら奥さんらしき人が「この(食事の)席で侮辱はしないで」ともらした。
最後辺りに主人公が「遠来の客には食事をふるまう」と嫌そうに薦めたあとに、嫌悪感あらわに断り文句を言った組織の人間

…都市伝説的”ぶぶ漬け”みたいな扱いか?←※なんとなくのイメージ

エンディングの前、組織の人間と工作員の人間が会話をした後に分かれる
そこの背景にはツインタワーが映されている
→ツインタワーは2001年に、テロによって無くなりましたよね
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CA0000265&
連鎖はやはり続いてしまうのかってことでしょうかね…

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まぁオイラには難しい映画でした。
通常観ないジャンルだしね…

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で、上映前の予告編なんだが…
重いテーマの映画だったせいか予告も重めのがチョイス。

 ○シリアナ…髭ありすぎてジョージ兄貴だと気付かなかった
 ○クラッシュ…交通事故から起こる運命の翻弄。『デッドコースター』みたいな雰囲気
 ○ジャーヘッド…シリアスなのかコメディなのか…ラップ曲がガンガンかかってました
  が、TV版のCMを見たらかなりシリアス路線になってましたけど。
  どっちが本当?
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