うんどうエッセイ「猫なべの定点観測」

おもに運動に関して、気ままに話したいと思います。
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諸悪の根源・亀田史郎に厳罰処分を!!

2010年03月31日 | ボクシング
東日本ボクシング協会は30日、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座統一戦で敗れた亀田興毅(亀田)の父で、セコンドライセンス無期限停止中の史郎氏が、27日の試合後に関係者に暴言を浴びせた件について、4月6日に緊急理事会を開いて協議することを決めた。
 緊急理事会には亀田ジムの五十嵐紀行会長を呼んで経緯を聞き、同12日の定例理事会で処分を検討する。北沢鈴春事務局長は「6日に(処分などについて)結論を出すことはない。五十嵐会長の意見を聞いた上で判断する」と語った。
 亀田興はポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に判定負け。直後に史郎氏が減点の適用などをめぐり、控室でレフェリーや日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長に暴言を浴びせた。 

〔時事通信 2010年3月30日の記事より〕


                              *  *  *  *  *

 
本当にバカだね、このクソ親父は。たとえ演技やパフォーマンスでも、息子3人が父の処分解除を求めて、世間に対して下げたくも無い頭を下げて一生懸命頑張っていたのにね。最近のボクシング界の動きからして、大人しくしておけばボクシング界への復帰は確実だったのに、これで全てが水泡に帰するでしょうね。まあ、史郎の性格なら、何かの弾みでいつか馬脚をあらわすとは思いましたけど。

2年半前の内藤大助との試合で次男・大毅に反則行為を指示した事件にしても、コイツは何も謝罪をせずに全て長男の興毅に丸投げでしたから。「親の心子知らず」という諺がありますが、このチ○ピラ一家に関しては完全にその逆。息子を金ヅルにして成長の足を引っ張るこのモンスターペアレントは、もはやサル以下の劣等人種にまで成り下がったね。

ポンサクレックに敗れた試合では、興毅本人は試合終了後にリングの四方に対して深々とお辞儀をしてました。おそらくこの行動から、本人が敗北の事実を誰よりも受け止め、結果に対して潔く受け止めているとも思えました。なのに、その後の史郎の行動は、怒りを通り越して呆れ果てました。同時に、史郎は自分が現在どのような立場なのかを全く理解してないことに対して、完全に人格を疑いました。

史郎がお金を払ったひとりの観客の立場として、試合に対して文句を言うのであればまだ許容できます。ただし、現在の史郎はJBCからセコンドライセンスが無期限停止中の身分なのです。例えるなら、仮釈放されて保護観察中の身分と同じです。ましてや現在の史郎は、競技を管轄する然るべき立場の人間に対して、試合運営の抗議をする権限は一切ありません。

判定に納得のいかなかった史郎は、審判や日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛氏らを控え室に呼びつけて「テープ」の存在を仄めかして脅迫し、さらに椅子を蹴ったり、喚き散らしたり、怒りをブチまけるなど逆ギレしたそうです。しかも呼びつけた人の中には、世界ボクシング評議会(WBC)から派遣されたスーパーバイザーまでおりました。統括団体の名代でもある人間に対して狼藉を働いたので、心証を害したのは確実でしょう。それどころか、この蛮行が世界中に打電され、日本のボクシング界全体に対して国際的にイメージが悪化する可能性もあります。

そもそも何も権限の無い人間が、己の立場を忘れて競技関係者に因縁をつけて威嚇するのは恫喝に等しい立派な犯罪行為です。一般社会では到底許される行為であるはずがなく、同様の行為をしたら確実に刑事処分を受けるでしょう。まあ、このチン○ラ親父は既に常識と倫理観が完全に欠落しているので、順法意識なんて毛頭も無いのでしょうけど。

それに、5ラウンド目のバッティングでの減点を巡って、史郎は激しく噛み付いてますが、たとえポンサクレックから2点の減点を取ったとしても、力量差があり過ぎたあの試合展開なら、試合結果にさしたる影響は無かったと思われます。なので、亀田陣営がWBCにポンサクレックとダイレクトで再戦要求すること自体にかなり無理があり、とてもおこがましい行為です。

きっと、次男の大毅が昨年10月のデンカオセーン戦で判定負けした後、世界ボクシング協会(WBA)に再戦を要求して、ダイレクトのリターンマッチを実現させて味をしめた過去があるので、今回も無茶な要求をしたと思いますね(→詳細はこちら)。まあ、今回の史郎の一件で再戦要求も水泡に帰すると思いますけど。ただし、先のポンサクレック戦の試合会場の有明コロシアムには、たった1900人しか観客が集まらず、亀田一家の興行力の低下が明白になり、今後の進路に暗雲を残しました。

亀田一家は視聴率はそれなりに取れますが、如何せん世間一般に対するイメージが悪過ぎるので、数字に見合ったまともなスポンサーが付いておりません。今までは粉飾同然のマッチメークで虚像を築き上げましたが、今回ポンサクレックに順当に負けてメッキが剥がれたので、商品価値が大暴落するのは必至です。それに、今まで亀田一家と二人三脚で“風説の流布”に加担したTBSも、今後は一家との距離感を測りかねるでしょう。確実に亀田一家を取り巻く状況は日に日に悪化しております。

とはいえ、ボクシング界にとっては、完全に利用価値が無くなった今こそが、史郎との悪縁を断ち切る絶好のチャンスのはずです。今度こそJBCと日本プロボクシング協会&東日本ボクシング協会は諸悪の根源である亀田史郎に対して、“無期懲役”ではなく“極刑”を宣告すべきです。つまり、試合会場の出入り禁止を含めたボクシング界からの永久追放処分ならびに、亀田ジムの関係者処分とジムの認可取り消しです。反省の色すら見せてない史郎を復帰させる理由は全くありません。

ただし、ここまで史郎を増長させた日本のボクシング界の今までの甘い対応こそ、本質的には問題があります。もし、今回の事件が発生してなければ、東日本ボクシング協会は先日の理事会で史郎の復帰を後押ししてましたので、セコンドライセンスの回復は確実でしたから。ちなみに、理事16人中、賛否を保留した亀田ジムと現在裁判で係争中の協栄ジムの金平桂一郎氏以外は全員賛成とのこと。トラブル発生が十分予見できたのに、史郎を擁護した無責任な彼らも同罪です。もちろん、史郎が主張する「テープ」の存在も、本物なのかハッタリなのかを明らかにすべきだけど。


だからこそ、今後第2第3の亀田史郎を生み出さない為にも、
日本ボクシング界自身も猛烈な自己反省をして、全ての膿を吐き出すべきだよ!
再度史郎に甘い処分を下したら、日本ボクシング界の死を意味しますから。

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2 コメント

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同感です (こーじ)
2010-04-02 00:30:36
 そもそも この一家を蔓延らせたのはボクシングを全く理解していないガチンコを放送していたTV局と、そのおこぼれに預かりたいボクシング界が‘少しぐらいヤンチャな方が面白い’
などと黙認していた事から始まってます。

 しかも‘150年に1人の天才’らが清濁合わだくむという感覚でライセンス復権させようとしているのだから始末が悪いですよ。
 現役時代の彼は好きでしたけど、見損ないました。

 朝青龍の増長が親方を殴打した時からエスカレートしたと言われてますが、あのオヤジの狼藉も06年10月にWBA総会でWBAのお偉方の前で素人相手の乱闘騒ぎを起こした時に然るべき処分をしなかったからでしょう。

 予断ながら この1週間,新聞のTV欄を見ていてもワイドショーには亀田ネタは載ってないみたいですね。
 亀は亀でも亀井でしたので・・・・

 常にマスゴミを騒がせてないとダメな一家に
とっては、かなりマズイのではないかと考えます。
 悪名も勲章だという一家には無視というのが
一番堪えるのかもしれません。
コメントありがとうございます (猫なべ)
2010-04-02 21:10:13
こんばんは、こーじさん

JBCは既に何度も史郎を永久追放するチャンスがあったはずなのに、目先の経済効果ばかり追求するあまり、タイミングを自ら逸したと思います。

2006年9月の“御前試合”の半年後の、2007年3月の興毅の試合においても、主審の浦谷信彰氏に対して恫喝紛いの暴言を吐いてます。この時に処分をしても遅くは無かったと思います。

早めに手を打てば、チ○ピラ親父にここまで跳梁跋扈を許さなかったはずですから。それだけに、近年の日本ボクシング界のモラルの低下が本当に嘆かわしいです。

もし、再び史郎に甘い処分を下したら、JBCや協会は日本相撲協会よりも酷い組織だと世間から見なされますね。それどころか、最も恐れているのは、世間からボクシングを完全に見捨てられてしまうことです。不祥事が多発した相撲の方が、国民の関心事になっただけマシなのかもしれません。

今度こそ、日本ボクシング界は自浄能力が問われていると思います。

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